【シシトウの育て方・基本情報】
2023/6/21
シシトウの基本情報
科・属 | ナス科トウガラシ属 |
タイプ | 一年草 |
植える時期 | 5月中旬〜6月下旬 |
栽培場所 | 日当たりのいい場所を好む |
水やり | 鉢植えの場合はこまめに水やりする、地植えの場合は不要 |
肥料 | 3月、6月、10月、11月 |
収穫時期 | 5月中旬〜6月上旬 |
シシトウとは
Photo by pipiさん@GreenSnap
シシトウとは、とうがらしの中でも辛くない「甘味種」として分類されたものを指します。青唐辛子に見た目がよく似てますが、異なる種類です。
地植え、プランター栽培どちらでも可能で、5月上旬頃から苗の植え付け、7月から10月頃まで収穫可能です。シシトウはビタミン、カリウムなどの栄養も豊富なので、料理もしやすい野菜です。
シシトウの育て方
シシトウの育て方は、苗植えからが一般的で、地植えにすると根がひろく張り、収穫量も多くなります。シシトウは高温と乾燥を好むので、日当たりと水はけがよい場所を選び、地植えにする際は、幅、100cm以上、高さ20cm程度の高めの畝をたてます。
またシシトウだけでなくトウガラシ類は、シシトウ・トウガラシは肥料好きなので、植え付け前に堆肥と十分な元肥をいれて耕します。
シシトウの苗の植え付けは4月~6月頃です。
株間50cm〜70cmほど確保し、1列植えになります。植え穴を掘り、その穴にたっぷり水やりをしてから植えつければ、収穫時期までほとんど水やりをせずとも根付き、成長していきます。苗は深植えになり過ぎないように注意し、仮支柱を斜めに立て、できるだけ高い位置できつく止めすぎないように余裕をもたせて苗を固定します。
植え付けから約1ヶ月後、地植えの場合は、マルチを剥がすまたは、株元に穴を開けるなどして追肥します。その後は畝の間の通路にばら撒きしておくだけで構いません。収穫が始まると月に1回のペースで、1㎡あたり、400gの化成肥料を散布するという目安で追肥します。
シシトウのプランターでの育て方
シシトウをプランターで育てる場合は、基本的に日当たりと風通しのよい場所に置き、深さは最低20cm以上、容量は土が15ℓ以上入るものを用意し、株間は30cm以上あけて植えつけましょう。
またプランター栽培は、地植えに比べて水切れを起こしやすくなります。毎日土の状態をチェックし、1日1回、なるべく午前中の涼しい時間帯に水やりします。とくに真夏は水切れを起こしやすいので、朝夕の2回、プランターの底から溢れるぐらいたっぷりと水をあげてください。
シシトウの育て方についてよくある質問
シシトウは種まきからも栽培できる?
シシトウは、種まきからでも栽培可能です。ただし、種まきから収穫まで約4か月ほどもかかることから苗植えと同じように7月頃から収穫を始めるには、遅くとも3月頃には種まきを済ませる必要があります。
また発芽適温を20℃~35℃に設定しないと発芽が遅れたりすることから、手間や時間がかかるので、初心者の方にはシシトウの苗から栽培されることをおすすめします。
シシトウのわき芽かきのコツは?
シシトウの株の健全な成長を促し、収穫量をふやすために「わき芽かき」という作業が必要になります。シシトウの枝は、一番太い主枝があり、そこから一番最初に花が咲いた部分から二股に分かれていきます。その分かれた部分からさらに成長するとまた花が咲いて二股に分かれ、枝が2本になっていきます。さらにそこから芽が生えてどんどん枝分かれし、細い枝が増えていきます。枝が増えていくにつれ、生長を阻害させてしまうのですべて摘んでしまいます。
わき芽かきのコツは、
この3点を意識しておこないましょう。
シシトウのコンパニオンプランツは?
シシトウと一緒に植えるとお互いの生育がよくなったり、害虫を寄せつけないような効果がある野菜があります。シシトウのコンパニオンプランツとして、エダマメやインゲンマメ、レタスなどのキク科の野菜、バジルやシソ、パセリなどの香草、ホウレンソウやニラなど、いくつかあるようです。
例えば、エダマメやレタスはお互いの生育をよくする、バジルやシソなどには害虫を寄せつけない効果などがあります。
シシトウを自宅で栽培してみよう!
Photo by ri3さん@GreenSnap
唐辛子の甘味種として、万願寺トウガラシなど国内には主に4つの品種が出回っています。時々、食べると辛いシシトウもありますが、基本的には調理もしやすく食べやすい野菜の一つです。
マンションや集合住宅でのプランター栽培は、台の上にプランターを置くなど日照時間を長くする工夫をするとより、生育がよくなりますよ。