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【セダムの育て方】枯れる原因で最も多いのは?冬越し成功のコツは?

2023/1/16

セダムの基本情報

科・属 ベンケイソウ科セダム属
タイプ 春秋型
生育適温 15〜25℃前後(耐寒温度:-5〜3℃ ※品種による)
置き場所 直射日光を避けた日当たりのいい場所
水やり 春から秋は土が乾いたら、夏と冬は控えめ
肥料 5〜9月の植え替え時

セダムはどんな多肉植物?耐寒性はある?

セダム

セダムはメキシコのほか日本などの世界各国を原産とする多肉植物で、小さな葉を密集させて群生して育つ多肉植物です。

日本原産のセダムはとくに「万年草(マンネングサ)」と呼ばれ、葉が薄め・細めのものが多いです。一方、メキシコ原産などの洋種は葉がぷっくりと肉厚で紅葉が映える品種が多いのが特徴です。

セダムは育てやすく地植えで楽しめる品種もあり、グランドカバーとして植えたり、寄せ植えの隙間埋めにも便利な多肉植物として人気を集めています。

品種によって耐寒温度は異なりますが、比較的どれも耐寒性が強い多肉植物です。

セダムの育て方のポイント

セダムは、手間がかからず育てやすい多肉植物です。日当たりと風通しの良い場所を選び、水はけの良い土を用意すれば、初心者でも問題なく育てられます。

セダムの育て方のポイントは、高温多湿に気をつけること。とくに夏は休眠するため、葉がしおれてくるのを待ってから水やりしましょう。置き場所も明るい日陰に移動させてください。

日当たり

セダムは日光を好む植物なので、日当たりの良い場所で育てることが大切です。夏場の直射日光が強い時期は、半日陰に移動させましょう。冬場は室内で管理し、霜から守ります。風通しがよく、湿気がたまらない場所で管理することを心がけましょう。

植え付け

セダムの植え付け時期は3月〜5月と9月〜10月です。地植えの場合は水はけの良い土に、鉢植えの場合は一回り大きめの鉢に植えつけます。

用土

セダムは水はけと水はけの良い土を好みます。市販の多肉植物用の培養土か、赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土4を混ぜた土がおすすめです。

肥料

肥料はほぼ必要ありませんが、植え付けや植え替えのときに、1年効果が続く緩効性肥料を混ぜて植えると良いでしょう。

水やり

セダムは乾燥に強い植物なので、土がしっかりと乾いてから次の水やりをします。春と秋は数日おきに、夏は1週間に1回程度が目安です。

秋から冬にかけては、水やりをしないで土が乾燥した状態を保ちましょう。

夏越し・冬越し

セダムは、夏と冬に休眠します。鉢植えの場合は、夏は半日陰に移動させて直射日光を避けた場所で管理しましょう。

秋頃から水やり頻度を落とし、冬(気温8度以下)になったら、春(気温15℃以上)まで月1〜2回程度の水やり頻度に落としましょう。

セダムの中には、-5度まで耐えられる耐寒性の強い品種もありますが、冬は屋内か簡易温室に入れて防寒に努めるのがおすすめです。室内に取り込んでも、できるだけ長時間ガラス越しの日光に当てましょう。

病気・害虫

カイガラムシ、アブラムシ、ネジラミ、ハダニなどに注意が必要です。発見次第、すみやかに駆除しましょう。

セダムの育て方に関するよくある質問

セダムに植え替えは必要?適した時期と方法は?

セダムは繁殖力が強くどんどん増えるので、できれば毎年植え替えることをおすすめします。放置しすぎると蒸れやすくなって枯れることもあるので気をつけましょう。

寒さに強い品種は3〜5月に、そのほかの一般的な品種は4〜6月の時期に植え替えてください。鉢がすぐにいっぱいになるようなら9月ごろにもう一度植え替えしておくと安心です。

セダムが不揃いに伸びて株が乱れてきた!どうすればいい?

品種にもよりますが、セダムは一本の茎だけにょきっと伸びて不ぞろいになったり、日光が足りないと葉の葉の間隔が広がって見すぼらしくなる徒長状態になってしまいます。

このように株が乱れてきたときは、春か秋に余分に伸びた部分を清潔なハサミでカットして、仕立て直してあげましょう。カットした茎は、挿し木と言って、切り口を乾燥させて土に挿せば、また発根して増やすことができます。

セダムを紅葉させるコツは?

オーロラ、乙女心、虹の玉、ベリーなどの紅葉が美しいセダムの品種は、むしろ寒さに当てることで色味が増します。具体的には…

  • 8〜5℃の寒さで育てる
  • 水やりを控える
  • 日光をよく当てる

この3つを守ると、真っ赤〜黄色の美しい紅葉が楽しめるので、栽培に慣れてきたら挑戦してみてください。

セダムが枯れる原因は?

セダムは水やりのしすぎて枯れることが多いです。屋外で育てている場合は、雨のシーズンは軒下に鉢を移動させたり、地植えの場合は雨除け対策などをしておくといいでしょう。

セダムの育て方は夏と冬の管理がポイント!

セダムは育てやすい初心者向きの多肉植物ではあるものの、高温多湿に弱く、夏場の水やり控えめ・風通し・明るい日陰に置くなどのケアが大切です。

また、冬の寒さにしっかり当てることで、きれいな葉色を保つことができます。この点が守れていれば、しっかりと育っていきますよ。