【セントポーリアの育て方・基本情報】
2023/4/30
セントポーリアの基本情報
科・属 |
イワタバコ科アフリカスミレ属 |
タイプ |
常緑多年草 |
植える時期 |
3~6月または9~10月 |
置き場所 |
暖かく、直射日光の当たらない場所。 |
水やり |
土が乾いてからたっぷり水をやる。 |
肥料 |
真夏と真冬を避け、2か月に1回程度、緩効性化成肥料を少量与える。 |
冬越し |
耐寒温度10度。室内の暖かい場所で水やりは控えめに、肥料は止める。 |
セントポーリアとは
Photo by わこ✡️さん@GreenSnapセントポーリアはおしゃれでかわいらしい花と肉厚の葉が魅力の植物です。昭和後期に大流行した植物で品種がとても多く、花の色や形、葉の模様などが品種によってさまざまです。
環境がよければ一年中花を咲かせてくれるのも嬉しいポイント。育て方には少しコツがいるので、地植えはせず、鉢植えにして室内で楽しまれています。
セントポーリアの育て方
セントポーリアの育て方のポイントは、暑さ寒さと直射日光を避けること。
セントポーリアの自生地は熱帯の高山地帯で、湿った岩場や木陰で育っています。直射日光やエアコンの風が当たらない明るい場所に置き、室温は20〜25℃前後を保ちましょう。
水やりは、土が乾いてからたっぷりと。葉水は毎日行います。
肥料は真夏を避け、2ヶ月に1回程度緩効性化成肥料を少量与えてください。
セントポーリアの冬の育て方(冬越し)
セントポーリアは寒さに弱く、耐寒温度は10℃くらいです。
冬もできるだけ室温15℃以上を保ち、直射日光の当たらない明るい場所に置きましょう。暖房器具の近くや、暖房の風が直接当たる場所は避けてください。
冬は室内が乾燥することも多いので、こまめに葉水をします。
冬も土が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。水が冷たすぎるとセントポーリアが弱ってしまうので、室温と同じくらいの温度の水をあげてください。
花が咲いていない時期は、肥料を与えません。
セントポーリアの育て方についてよくある質問
セントポーリアの増やし方は?
セントポーリアの主な増やし方は、株分けと葉挿しです。挿し芽や水挿しで増やすこともできます。しかし、株分け以外の方法では、セントポーリアの品種の性質(花の形や葉の模様)が受け継がれないことがあるので、株分けをおすすめします。
【株分けの適期】
3~6月または9~10月
【準備するもの】
・植木鉢(分けた株の数必要)
・土(セントポーリア用土が便利)
・鉢底石
・シャベル
・ナイフ
【株分けの手順】
①セントポーリアを植木鉢から取り出す。
②優しく根をほぐし、ナイフで根を切って、株を1つずつに分ける。
③植木鉢に鉢底石を入れ、その上に土を少し入れる。
④セントポーリアを1株ずつ植木鉢に入れ、根の周りに土を入れる。
⑤たっぷり水やりをする。
⑥水やりで少し土が下がるので、もう一度土を足す。
セントポーリアの花が咲かない原因は?
セントポーリアの花が咲かない原因は、以下の4つが考えられます。
【暑い・寒い】
セントポーリアが花を咲かせる気温は20~25℃前後です。それよりも暑い・寒い場合は室温を調整しましょう。
【日照不足】
直射日光に弱いセントポーリアですが、日当たりが悪すぎても花が少なくなります。花付きをよくするには、レースカーテン越しの光が当たる場所がベストです。
【根腐れ】
セントポーリアは根腐れしやすいので、土が乾いてから水やりしましょう。まだ土が湿っているときに水をあげてしまうと、土や根が腐ってしまいます。土から臭い匂いがする場合は、土や根が腐っているかもしれないので、新しい土に植え替えましょう。
セントポーリアの植え替え頻度は?
セントポーリアは最低でも1年に1回は植え替えをしましょう。環境がよければ生育が早いので、1年ほどで鉢いっぱいに育ち、株が弱って花付きが悪くなってしまいます。
【植え替えの適期】
3~6月または9~10月
【準備するもの】
・新しい土(セントポーリア用土が便利)
・鉢底石
・シャベル
・必要に応じて新しい植木鉢
【株分けの手順】
①セントポーリアを植木鉢から取り出し、優しく根をほぐしながら古い土や枯葉を落とす。
②植木鉢に鉢底石を入れ、その上に土を少し入れる。
③セントポーリアを入れ、根の周りに土を入れる。
④たっぷり水やりをし、もう一度土を足す。 株が増えて込み合っていたら、植え替えのついでに株分けをしましょう。
セントポーリアを育ててみよう!
Photo by キラキラ星さん@GreenSnap育て方は少し難しいですが、環境がよければ一年中花を咲かせて楽しませてくれるセントポーリア。
わがままな花に思えるかもしれませんが、セントポーリアが好む環境は、人間にとっても過ごしやすい環境です。自分好みのセントポーリアに出会ったら、ぜひ家の中で長い時間を過ごすリビングなどに置いて、セントポーリアとの時間を楽しんでみてくださいね。