【セントポーリアの育て方】花が終わったら?花が咲かない原因は?
2024/8/2
セントポーリアの基本情報
科・属 | イワタバコ科アフリカスミレ属 |
タイプ | 常緑多年草 |
植える時期 | 3~6月または9~10月 |
置き場所 | 暖かく、直射日光の当たらない場所(耐寒温度:10℃) |
水やり | 土が乾いてからたっぷり水をやる。 |
肥料 | 真夏と真冬を避け、2か月に1回程度、緩効性化成肥料を少量与える。 |
冬越し | 室内の暖かい場所で水やりは控えめに、肥料は止める。 |
セントポーリアとは
Photo by わこ✡️さん@GreenSnap
セントポーリアは、かわいらしい花と肉厚の葉が魅力です。昭和後期に大流行し、花の色や形、葉の模様などがさまざま品種が流通しています。
環境がよければ一年中花を咲かせてくれるのも嬉しいポイント。育て方には少しコツがいるので、地植えではなく、鉢植えにして室内で多く楽しまれています。
セントポーリアの育て方
セントポーリアの育て方のポイントは、暑さ寒さと直射日光を避けること。
セントポーリアの自生地は熱帯の高山地帯で、湿った岩場や木陰で育っています。直射日光やエアコンの風が当たらない明るい場所に置き、室温は20〜25℃前後を保ちましょう。
水やりは、土が乾いてからたっぷりと。葉水は毎日行います。
肥料は真夏を避け、2ヶ月に1回程度緩効性化成肥料を少量与えてください。
セントポーリアの冬の育て方(冬越し)
セントポーリアは寒さに弱く、耐寒温度は10℃くらいです。
冬もできるだけ室温15℃以上を保ち、直射日光の当たらない明るい場所に置きましょう。暖房器具の近くや、暖房の風が直接当たる場所は避けてください。
冬は室内が乾燥することも多いので、こまめに葉水をします。
冬も土が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。水が冷たすぎるとセントポーリアが弱ってしまうので、室温と同じくらいの温度の水をあげてください。
花が咲いていない時期は、肥料を与えません。
セントポーリアの植え替え
セントポーリアは最低でも1年に1回は植え替えをしましょう。環境がよければ生育が早いので、1年ほどで鉢いっぱいに育ち、株が弱って花付きが悪くなってしまいます。
植え替え時期
セントポーリアの植え替え時期は、3~6月または9~10月頃です。
植え替え方法
- セントポーリアを植木鉢から取り出し、優しく根をほぐしながら古い土や枯葉を落とす。
- 植木鉢に鉢底石を入れ、その上に土を少し入れる。
- セントポーリアを入れ、根の周りに土を入れる。
- たっぷり水やりをし、もう一度土を足す。株が増えて込み合っていたら、植え替えのついでに株分けをしましょう。
セントポーリアの植え替えと同時に株分けしよう!
セントポーリアを増やすときは、植え替えと同時に株分けするといいでしょう。
株分けの方法はとほぼ同じで、根をほぐしたあとに古い根を切り、株を一株ずつに切り分けるという点だけ異なります。その後の管理方法等は、植え替えを参考にしてください。
セントポーリアの育て方についてよくある質問
セントポーリアの花が終わったらどうする?
セントポーリアの花が終わったら、早めに花がらを摘み取りましょう。花首あたりを手でひねると簡単です。
セントポーリアの花が咲かない原因は?
セントポーリアの花が咲かない原因は、以下の3つが考えられます。
暑い・寒い | セントポーリアが花を咲かせる気温は20~25℃前後です。それよりも暑い・寒い場合は室温を調整しましょう。 |
日照不足 | 直射日光に弱いセントポーリアですが、日当たりが悪すぎても花が少なくなります。花付きをよくするには、レースカーテン越しの光が当たる場所がベストです。 |
根腐れ | セントポーリアは根腐れしやすいので、土が乾いてから水やりしましょう。まだ土が湿っているときに水をあげてしまうと、土や根が腐ってしまいます。土から臭い匂いがする場合は、土や根が腐っているかもしれないので、新しい土に植え替えましょう。 |
セントポーリアの増やし方は、株分け以外にありますか?
セントポーリアの主な増やし方は、株分けと葉挿しです。挿し芽や水挿しで増やすこともできます。葉挿しのやり方詳細は、こちらを確認してください。
セントポーリアを育てて室内で花を楽しもう!
Photo by キラキラ星さん@GreenSnap
育て方は少し難しいですが、環境がよければ一年中花を咲かせて楽しませてくれるセントポーリア。
わがままな花に思えるかもしれませんが、セントポーリアが好む環境は、人間にとっても過ごしやすい環境です。自分好みのセントポーリアに出会ったら、ぜひ家の中で長い時間を過ごすリビングなどに置いて、セントポーリアとの時間を楽しんでみてくださいね。