【マツバボタンの育て方】種まきの時期は?冬越しはできる?
2024/3/1
マツバボタンの基本情報
科・属 | スベリヒユ科スベリヒユ属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 5〜7月頃 |
開花時期 | 6〜9月頃 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
マツバボタンとは
Photo by チャッピーさん@GreenSnap
マツバボタンは、スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で、別名「ツメキリソウ」や「ヒデリソウ」と呼ばれます。6〜9月頃に直径3cmほどの赤やピンク、黄色などの花を咲かせ、その名の通り松葉のような形状の葉が特徴です。暑さや乾燥に強く、夏の花壇を彩ってくれます。一方で、耐寒性はなく冬越しができないため、一年草として扱います。
マツバボタンの育て方
日当たり
マツバボタンは日当たりのよい場所をとても好み、十分な日光の当たる場所で育てます。日当たりが悪いと、花つきが悪くなるので注意してください。
水やり
鉢植えの場合は、土がしっかり乾いてからたっぷりと水やりをし、乾燥気味に育てるようにしてください。地植えの場合は、水やりは必要ありません。
種まき・植え付け
マツバボタンの種まきは4〜6月が適期で、発芽適温は20〜25℃です。種を覆土せずに直まきし、種が流れないように底面給水で、土が乾かないように管理します。発芽したら日によく当てて、葉が3〜4枚になったら植え付けます。
植え付けは5〜7月が適期で、株間は20cm程度あけて植え付けます。
用土
マツバボタンは土質をあまり選びませんが、水はけのよい用土がよいです。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使って、軽石を混ぜて水はけをよくするとよいです。
肥料
マツバボタンは肥料をあまり必要としません。鉢植えの場合、成長期の5〜9月にうすめた液体肥料、または緩効性肥料を与えるとよいです。
切り戻し・剪定
マツバボタンの剪定は必要ありません。茎が伸びてきたときに、芽の先端を摘み取る「摘心」すると、茎が多くなりたくさんの花を楽しむことができます。また花が終わったら、花がらは摘み取るようにしましょう。
夏越し・冬越し
マツバボタンは暑さにとても強いので、夏越し作業は必要ありません。一方で耐寒性は7℃までなので、冬越しはできません。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。多湿の状態が続くと発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
マツバボタンは害虫の被害はあまりみられません。
植え替え
マツバボタンは一年草のため、植え替えは必要ありません。
マツバボタンの育て方まとめ
Photo by tieko1188さん@GreenSnap
マツバボタンは暑さに強く、過湿に注意すればよく育ってくれる初心者にもおすすめの草花です。花色が豊富で、夏の花壇を明るく彩ってくれますよ。ぜひこの記事を参考にマツバボタンを育ててみてくださいね。