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【つるバラの育て方】初心者でも上手に育てるポイントは?

2024/5/21

つるバラは美しい花姿と香りに加え、つる性があるため、アーチやパーゴラなどの構造物に這わせて楽しむことができます。しかし、生育旺盛のため、育て方を誤ると思わぬトラブルに見舞われる可能性も。ここでは、つるバラの基本情報と適切な育て方をご紹介します。

つるバラの基本情報 

つるバラ

Photo by ハルさん@GreenSnap

科・属 バラ科バラ属
分類 つる性落葉低木
植え付け時期 11月〜2月、5月〜6月
開花時期 一季咲きの場合は5月〜6月、四季咲きの場合は5月〜12月
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 元肥・追肥が必要

つるバラの育て方

つるバラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。庭植えの場合は南向きで日が十分に当たる場所、鉢植えの場合は朝から夕方まで日が当たる明るい場所を選びましょう。また、つるバラは強健な植物ですが、手入れをしないと伸び放題になってしまうので、剪定や誘引などの適切な手入れが必要不可欠です。

置き場所・日当たり

つるバラは日なたの環境を好む性質があります。日光不足だと開花が悪くなったり、病気にかかりやすくなりるので、日当たりのいい場所に植えつけ、夏場は午後からの直射日光を避けるよう半日陰に移動させるのがおすすめです。

植え付け

つるバラは種からの育成が難しいため、一般的には挿し木から育て始めるか、春に出回る新苗、もしくは秋から冬に出回る、生産者が一年以上育てた大苗を植え付けます。新苗の場合は5〜6月、大苗の場合は11月〜2月の植え付け適期に、しっかりと根を広げられるよう60cm四方の植え穴を掘り、腐葉土や堆肥を入れて植えつけましょう。

用土

つるバラは土壌を選びませんが、水はけと保水力のよい土を好みます。市販の培養土でも問題ありませんが、粘土質の土の場合は砂や腐葉土を混ぜて排水性を高めましょう。

肥料

つるバラは元肥と追肥が必要です。3月下旬から4月上旬に元肥を、5月から10月にかけて2週間に1回程度の割合で追肥を施しましょう。

水やり

つるバラは地植えの場合は基本的には自然の降雨のみで大丈夫です。しかし、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、しっかりと水やりをしましょう。

支柱・仕立て

つるバラはつる性があるため、アーチやパーゴラなどの支柱に這わせて育てます。支柱に巻きつくようにつるを誘引し、整枝を行いましょう。

切り戻し・剪定

つるバラは、品種によって年に1〜2回の剪定が必要です。つるバラは名前の通りつるを伸ばして育つ植物です。毎年の剪定を欠かさず、美しい樹形を作っていきましょう。

病気・害虫

つるバラでは黒星病やうどんこ病、アブラムシなどの病害虫が発生しやすいので、早期発見と対策が重要です。予防的に農薬を散布するのもよいでしょう。

植え替え

つるバラは、鉢植えの場合、数年に一度植え替えを行い、根鉢を大きくすることで元気な生育を促します。植え替え時期は3月から4月がよいでしょう。

つるバラの育て方まとめ

つるバラは植えっぱなしだと美しい樹形を保てません。育て方を理解し、適切な手入れを心がければ、きっと素晴らしい花を咲かせてくれるはずです。ぜひ、育て方を参考に、きれいなつるバラを育ててみてくださいね。