sp logo
カート

キーワードで商品を探す

【シャクナゲの育て方】花が終わったら?鉢植えの植え替え時期は?

2023/2/27

シャクナゲの基本情報

科・属 ツツジ科ツツジ属
タイプ 常緑低木・高木(品種による)
生育気温 20℃前後
植え付け時期 4〜5月、9〜10月
開花時期 4〜6月
育てる場所 強い日差しの当たらない日向〜半日陰
肥料 6月、10月、2月に油かすや緩効性固形肥料を与える。
夏越し 風通しがよく、西日の当たらない半日陰に置く

シャクナゲの特徴

シャクナゲPhoto by たんぽぽさん@GreenSnap

シャクナゲは春に豪華な花を咲かせます。品種が多く、さまざまな花の色や形があるので、自分好みの花を探したり、いくつかの違う品種を育てるのも楽しいですよ。

日陰でも育つので、日当たりが悪い場所の彩りとしても楽しめます。

地植えできますが、暑さに弱いので、中部地方以西の暖かい地域では鉢植えが育てやすいです。

シャクナゲの育て方

シャクナゲの育て方は、暑さに注意すれば比較的簡単です。直射日光があまり当たらない、風通しのいい涼しい場所で育て、土が乾きすぎないように水やりをしましょう。

肥料は6月頃と10月頃の2回、油かすや緩効性化成肥料を与えます。

鉢植えの場合は、1〜2年に1度くらいの頻度で植え替えを行ってください。なお、植え替え時期は4〜5月あるいは9〜10月です。

シャクナゲの夏の育て方(夏越し)

シャクナゲは高山などの涼しい場所に自生している植物です。品種によっては暑さに強いものもありますが、基本的には暑さに弱いと思って育てましょう。

鉢植えは風通しがよく朝日だけ当たるような半日陰に移動します。暖地で地植えしている場合は寒冷紗等で遮光しますが、風通しが悪くならないように工夫してください。

鉢植えも地植えも土が乾燥しないように注意し、朝夕の涼しい時間にたっぷりと水やりしましょう。水やりが追いつかない場合は、根元にマルチングをすると乾燥を防げます。

真夏は肥料焼けしやすいので肥料は与えません。

シャクナゲの育て方についてよくある質問

シャクナゲPhoto by コスモスyaさん@GreenSnap

シャクナゲの花が終わったらどうする?

シャクナゲの花が終わったら、花がら摘みをします。花のすぐ下にある葉の上をハサミで切りましょう。

作業の適期は花が咲き終わった後すぐです。シャクナゲは夏に花芽(翌年の花のもと)ができるので、夏以降に作業すると翌年の花付きが悪くなってしまいます。また、夏の暑い時期に作業するとシャクナゲが弱ってしまうので避けましょう。

シャクナゲは枝の数が少なく、古い枝からはあまり芽が出ないので、基本的に剪定は必要ありません。ただし、樹形を整えたい場合は、剪定してあげるといいでしょう。

シャクナゲの花が咲かない原因は?

シャクナゲの花が咲かない、または花数が少ない時に考えられる原因は以下の4つです。

【花がら摘みをしていない】

シャクナゲの花が終わった後花がら摘みをしないと、種をつくるために養分が使われてしまい、新しい芽をつくる養分が減ってしまいます。それを防ぐため、花が咲き終わった後はなるべく早く花がら摘みをしましょう。

【根詰まり】

鉢植えで育てている場合は根詰まりにも注意しましょう。根詰まりすると株自体の元気がなくなり、花を咲かせられなくなってしまいます。

3年以上植え替えをしていない場合は、一回り大きな鉢に植え替えると花が咲くようになるかもしれません。また、弱酸性の土を好むので、鹿沼土などの酸性の土を混ぜ込むと元気に育ちます。

【肥料切れ】

花を咲かせるには養分が必要です。年2回、花が咲き終わったすぐ後の5~6月頃と、涼しくなってくる10月頃に、油かすまたは緩効性化成肥料を与えると花つきがよくなります。たくさん花を咲かせるためには、リン酸(P) の配合が多い肥料を選びましょう。

特に鉢植えは肥料切れを起こしやすいです。年2回で肥料が足りないようであれば、新芽が伸び始める前の2~3月頃にも肥料を与えるといいでしょう。

【害虫】

蕾ができても大きくならずに茶色くなってしまう場合は、ベニモンアオリンガの幼虫に蕾を食べられているかもしれません。茶色いイモムシを見つけたら、早めに市販の殺虫剤で対処しましょう。殺虫剤はスプレータイプが便利です。

害虫が付きやすい場合は、春と秋の2回オルトラン粒剤を根元に撒いておくと、害虫を予防できます。

シャクナゲを植えてはいけないって本当?

シャクナゲにはロドトキシンという毒が植物全体にあり、この毒が体内に入ると嘔吐、下痢、血圧低下、めまい、けいれんなどの症状を引き起こすことが知られています。蜜にも毒があるので、蜜を吸うのも危険です。

シャクナゲの漢字「石楠花」は中国で薬効があるとされているオオカナメモチ(中国語で石楠)と間違えてつけられたという説があり、シャクナゲに薬効があると勘違いする方もいらっしゃるようですが、シャクナゲは毒ですので、絶対に煎じて飲んだりしないでくださいね。

花がら摘みなどのお手入れをするときには手袋をし、作業の後は手を洗いましょう。トラブルを防ぐため、花がら摘みで出たごみは放置せず、すぐに片づけて適切に処分してください。

シャクナゲを植える際は、小さなお子さんやペットがいるご家庭では扱いに注意が必要です。

シャクナゲを鉢植えや地植えで育ててみよう!

夏越しのコツをつかめば、比較的ローメンテで育てやすいシャクナゲ。お庭のアクセントや玄関先の彩りにするのもおすすめです。違う品種のものをいくつか取り入れてみると、より豪華で楽しいですよ。

GreenSnapSTOREではさまざまな品種のシャクナゲを販売しています。無料で受けられる育て方サポートもあるので、初めて植物を育てる方でも安心ですよ。