【小手毬の育て方】小さく育てるコツや挿し木による増やし方も解説
2024/2/17
小手毬の基本情報
科・属 | バラ科シモツケ属 |
分類 | 落葉性低木 |
植え付け時期 | 2~3月、10~11月 |
開花時期 | 4~5月 |
剪定時期 | 5〜6月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
小手毬とは
Photo by uuさん@GreenSnap
小手毬は、バラ科シモツケ属の落葉性低木で、樹高は1〜1.5mほどです。暑さと寒さに強く、生育も旺盛で、株元から次々と枝を出して、放射状に伸びていきます。
開花時期は4〜5月で、小さな白い花が集まり、手毬のような形をしていることからこの名前がつけられました。満開時には、枝葉を覆い隠すほど密集して咲き、見応えがあります。
小手毬の育て方
日当たり
小手毬は、風通しと日当たりがよい場所を好み、半日陰の場所でも育てることができます。夏は強い日差しを避けるため、適度に日陰のある場所が適しています。
水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりの必要はありませんが、土がひどく乾燥しているときは水やりをします。
種まき・植え付け
小手毬の植え付けは、2~3月と10〜11月が適期です。枝が放射状に広がっていくので、株間は広めにとっておきましょう。小手毬は生育旺盛なため、地植えがおすすめです。
地植えの場合は、根鉢より倍の幅と深さの穴を掘って、腐葉土や堆肥を混ぜて植え付けます。
用土
小手毬は、弱酸性で湿り気がある土壌を好みますが、どの土壌でもよく育ちます。市販の花木用培養土や赤玉土7:腐葉土3ほどの配合土が使えます。
肥料
小手毬の肥料は、2月に寒肥として骨粉入りの油かすなどの有機肥料を与えます。また、花後の5〜6月にお礼肥として緩効性化成肥料を施します。
切り戻し・剪定
小手毬の剪定は、5~6月が適期です。剪定方法は、こちらを参考にしてください。
夏越し・冬越し
小手毬は、耐暑性と耐寒性ともに強く、とくに夏越し・冬越しの必要はありません。夏には乾燥と水切れに注意して育てるとよいでしょう。
病気・害虫
病気は、うどん粉病に注意します。風通しが悪く多湿になると発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシに注意し、発見しだい駆除しましょう。
植え替え
小手毬の植え替えは、2~3月と10〜11月が適期です。2〜3年に1度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
小手毬の育て方についてよくある質問
小手毬を小さく育てるには?
株を小さく育てたい場合は、数年に一回、花後に地際から20〜30cmの高さで切り戻しをします。しばらくして新芽がでて、翌年にはまた花を咲かせるでしょう。
小手毬は挿し木で増やせる?
小手毬は挿し木で増やすことができ、3月が適期です。前年にでた枝を10〜15cmの長さでななめにカットして挿し穂にします。先端の葉を残し、ほかの葉は切り落として、切り口を数時間水につけます。
赤玉土小粒に挿し穂を挿し、発根するまで明るい日陰で乾燥させないように管理します。発根したら日当たりと風通しのよい場所に移して、育苗しましょう。
小手毬の育て方まとめ
Photo by 正昭さん@GreenSnap
小手毬は、生育旺盛で暑さと寒さともに強く、初心者でも育てやすい低木です。夏の乾燥に気をつけて、花後に剪定をすることで翌年もきれいに花を咲かせてくれますよ。ぜひこの記事を参考に小手毬を育ててみてくださいね。