【ラナンキュラス・ラックスの育て方】植え付け時期や冬越し方法は違う?
2024/7/24
ラナンキュラス・ラックスの基本情報
科・属 | キンポウゲ科キンポウゲ属 |
分類 | 球根植物 |
植え付け時期 | 10〜11月 |
開花時期 | 3〜5月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
ラナンキュラス・ラックスとは
Photo by ももこさん@GreenSnap
ラナンキュラス・ラックスは、宮崎県で作出された新しいラナンキュラスで、一般的なラナンキュラスのさまざまな弱点を克服している画期的な品種です。一般的なラナンキュラスは日本の寒さや夏の高温多湿に弱く、放っておくと球根が腐ってしまうので植えっぱなしにできず、少し手間のかかる草花でした。
しかし、ラナンキュラス・ラックスは従来の品種に比べ、寒さや高温多湿により強く、さらに病害虫の心配もほとんどいらない丈夫で育てやすい品種となっています。花の特徴も異なり、一般的なラナンキュラスより花弁が少なく、雄しべと雌しべが露出しています。
また、ワックスをかけたように艶やかな花弁が美しく、この特徴からラナンキュラスとワックスを組み合わせて「ラックス」と名付けられました。
ラナンキュラス・ラックスの育て方
日当たり
ラナンキュラス・ラックスは日当たりと風通しのよい場所を好みます。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は、根付いたあとは基本的に降水任せてよいですが、極端に乾燥しているときは水やりをしてください。
植え付け
ラナンキュラス・ラックスの植え付けは10〜11月が適期です。根鉢を崩さずにひと回り大きい鉢に植え付けたあと、たっぷり水やりをします。また、植え付けの1〜2日前から水やりを控えて、土を乾燥気味にしておくと植え付けがしやすいです。
用土
ラナンキュラス・ラックスは水はけと通気性のよい土を好みます。市販の草花用培養土や球根植物用培養土が使えます。
肥料
ラナンキュラス・ラックスの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜ込みます。追肥は、開花期に希釈した液体肥料を2週間に1回を目安に与えます。
夏越し・冬越し
夏は休眠期にあたるため地上部は枯れ、水はけのよい土であれば植えっぱなしでも夏越しができます。植えた場所がわかるように目印を立てておくとよいでしょう。
ラナンキュラス・ラックスは−5℃ほどまで耐えることができ、一般的なラナンキュラスよりも寒さに強く、霜や雪で葉が凍っても冬越しができます。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。風通しのよい場所と水はけのよい土壌で育てて予防します。
害虫は、ハダニやアブラムシに注意し、見つけ次第駆除しましょう。
植え替え
ラナンキュラス・ラックスの植え替えは、10〜11月が適期です。鉢植えの場合は2〜3年に1回、ひと回り大きい鉢に植え替えます。
植え付けから5年経った株は生育が悪くなるので、地植えの場合も植え替えをしましょう。
ラナンキュラス・ラックスの育て方まとめ
ラナンキュラス・ラックスは、艶やかで美しい花と地植えでも植えっぱなしにできる手間の少なさが魅力のラナンキュラスです。ただし、植えっぱなしにできるといっても、土壌の水はけが悪いとやはり球根が腐ってしまうので注意しましょう。ぜひこの記事を参考にラナンキュラス・ラックスを育ててみてくださいね。