ラナンキュラスの育て方|植えっぱなしでもいい?球根の植え方を解説
2024/10/8
ラナンキュラスの基本情報
科・属 | キンポウゲ科キンポウゲ属 |
植え付け時期 | 9〜10月 |
開花時期 | 3〜4月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所で育てる |
水やり | こまめに水やりする |
肥料 | 開花前または花後に与える |
夏越し・冬越し | 冬は日当たりのよい屋外で管理し、夏は水やりを控えめにする |
ラナンキュラスとは
Photo by アリナさん@GreenSnap
ラナンキュラスは、キンポウゲ科ラナンキュラス属の多年草で、色鮮やかな花弁が何重にも重なった花姿が特徴の球根植物です。
3〜4月ごろに開花時期を迎え、花色だけでなく花形もさまざまで、なかには香りの良い品種もあります。
ラナンキュラスの球根を植える時期
ランナンキュラスの植え付け時期は9〜10月です。
ラナンキュラスの球根の植え方は、そのまま植えると急激な変化で腐りやすいので、植える前にまず吸水処理をしましょう。
吸水処理の方法は、湿らせたバーミキュライトのなかに球根を埋め、涼しい場所で7〜10日ほど寝かせます。<ラナンキュラスの球根が水を吸って膨らんだら、土に浅く植え付けてください。
また、苗を植え付ける場合は、根鉢を崩さずに植え付けてください。
ラナンキュラスの育て方
日当たり・置き場所
ラナンキュラスは一年を通して、日当たりと風通しのよい環境で育てるとよいです。鉢植えの場合は、雨が当たらない場所に置きましょう。
用土
ラナンキュラスは水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた用土がよいでしょう。また、草花用培養土も使うことができます。
水やり
ラナンキュラスは、土が乾燥したタイミングでたっぷり水を与えます。ただし、花びらに水がかかるとシミになりやすいので、花びらには水をかけないようにしましょう。
肥料
ラナンキュラスは肥料を好む植物なので、開花前と花後に緩効性肥料を施すとよいです。
夏越し・冬越し
ラナンキュラスは暑さに弱い傾向があるので、夏場は球根を掘り上げて冷暗所で管理しましょう。また、ラナンキュラスは寒さ環境で育てることで花芽が形成されるため、冬場も日当たりのよい屋外で管理します。ただし、霜には当たらないよう対策をしましょう。
植え替え
ラナンキュラスの植え替えは、温暖地なら11月中旬〜12月中旬、寒冷地では10月上旬〜11月中旬頃が適期です。 古い鉢からラナンキュラスの株を取り出し、土をおとします。そのあと、一回りほど大きな鉢に植え替えます。
ランアンキュラスの球根の掘り上げ時期はいつ?
Photo by きなこさん@GreenSnap
ランアンキュラスの球根を掘り上げる時期は5〜6月頃、葉が完全に枯れたタイミングに行います。 掘り上げた球根は葉をカットして土を落とした状態で、しっかりと乾燥させてから涼しい場所に保管しましょう。ラナンキュラスの育て方についてよくある質問
ラナンキュラスの球根が発芽しない!芽出しのコツは?
ラナンキュラスは、水やりの頻度や夏越しの失敗などが原因で、発芽しないことがあります。暑さには弱い植物なので、夏越しの作業が重要となります。また、ラナンキュラスは水やりの頻度もポイントで、多すぎても少なすぎてもよくありません。鉢植えなら、土の表面が乾燥してからたっぷり与えるようにしましょう。
ラナンキュラスの球根は、完全に乾燥した状態でお店に売っています。そのため、植え付ける前には必ず吸収処理を行います。ラナンキュラスの発芽気温は15℃前後なので、植え付け時期を間違えると発芽しません。適切な時期に植え付けをしましょう。
ラナンキュラスの花が終わったらどうする?
ラナンキュラスの花が終わったら、まずは花がら摘みをしましょう。葉と茎だけになったら肥料を与え、自然に葉が枯れるまでの間は、日当たりのよい屋外で管理してください。
ラナンキュラスを来年も咲かせるコツは?
ラナンキュラスを来年も咲かせるために、花がら摘みは必ず行い、花びらの縁が変色してきた頃には早めに切り取って、体力を消耗させないようにしましょう。
花後は球根が栄養を蓄え肥大化していく時期なので、肥料を与え、たっぷりと日光に当てるとよいです。
初心者は鉢植えでラナンキュラスを育てよう!
Photo by たまちゃんさん@GreenSnap
美しい花色が魅力的のラナンキュラスは、暑さには弱いので、夏越し対策はとくに大切です。夏場は、基本的に球根を堀り上げますが、鉢植えなら植えっぱなしのまま育てても大丈夫なので、初心者の方は鉢植えで育ててみるのがおすすめです。ただ植えっぱなしにする場合、水やりは忘れないようにしましょう。
ラナンキュラスは切り花などでも楽しめるので、ぜひご自宅でラナンキュラスを育ててみてくださいね。