【ラディッシュ(二十日大根)の育て方】種まき時期や収穫時期は?
2024/5/31
ラディッシュ(二十日大根)の基本情報
科・属 | アブラナ科大根属 |
タイプ | 一年草 |
栽培難易度 | やさしい |
種まき時期 | 4~5月または9~10月 |
栽培場所 | 日当たりと風通しのいい場所 |
水やり | 午前中のうちに鉢底から水が流れるほどしっかり与える |
収穫時期 | 5〜6月または10〜11月 |
ラディッシュ(二十日大根)の育て方はかんたん!
ラディッシュとは、地中海沿岸原産の小型のダイコンです。日本では「二十日(はつかダイコン)」と呼ばれており、サラダやマリネなどにして食べます。
ラディッシュは地植え、プランター栽培どちらでも可能です。種まきから収穫期間までが短いので、発芽後すぐ肥料成分を吸収できるようにしておくことがポイントです。
ラディッシュ(二十日大根)の育て方
Photo by emさん@GreenSnap
ラディッシュの育て方は、初心者の方にもとても取り組みやすいものですが、種まき後に間引きや害虫による食害などもあり、全く失敗がないかといえばそうでもありません。
地植えのときには、日当たりと風通しのよい場所を選び、まず土づくりから始めましょう。苦土石灰を植え付け2週間前に1㎡あたり50g、1週間前に堆肥2㎏を混ぜ込こみ、畑のように畝立てをしておきます。畝幅は約60cm~1mぐらいです。
ラディッシュは種まきで育てることがほとんどです。発芽適温は、15~25℃なので、3月〜6月もしくは9月~11月が適期です。種は畑の畝に深さ1cm程度の直線を引き、そこに一列に、また約1cmの間隔をとりながら種を落とすようにしてまきます。条間10〜20㎝で、3列〜4列ですじ播きでまきます。
種まきのあとは、軽く土を被せておき、種が飛び散らないよう、静かに水やりをします。収穫までの水やりは、1日1回、早朝にたっぷりと水やりするのがポイントです。
またラディッシュの肥料は、液体肥料を使い、500倍にうすめた液体肥料を1週間に1~2回水やりも兼ねて与えましょう。
ラディッシュ(二十日大根)のプランターでの育て方
プランターの場合には、市販の野菜用培養土が使えます。プランターの大きさは、幅65×奥行22×高さ18cm程度のものであれば十分です。
プランターでの種まき、そのあとの育て方は基本的に地植えと同じです。
ラディッシュ(二十日大根)の育て方についてよくある質問
ラディッシュを間引きするタイミングは?
ラディッシュは種まきの際、間隔を詰めてまくので、葉が成長するごとに「間引き」をする必要があります。 最初の間引きは、最初に出てくる双葉ではなく、そのあとに出てくる少しギザギザした大きい葉のことです。この時、生育の悪いものを見つけて引き抜きます。この時に、すでに最後まで育てるものだけを選びぬいて残します。
そのあと、本葉が3~4枚になったら2回目の間引きをします。大きすぎるものや成長がよくないもの、葉の形が奇形のものなどを間引き、どの株も均一な状態であるように整え、株と株の間が5センチ程度空いた状態にします。
また1回目、2回目の間引きごとに「土寄せ」といって、株のまわりの土を株元に寄せる作業も必要です。間引いた葉は、ベビーリーフとして食べることもできます。
ラディッシュの種まきに適した気温は?
ラディッシュの発芽適温は、15~25℃、生育適温は15~20℃と比較的涼しい気候を好みます。真夏や真冬を除いては一年中栽培が可能です。
ラディッシュは種まきから何日で収穫できますか?
ラディッシュは、二十日大根と呼ばれますが、実際は20日では収穫できません。発芽適温、生育適温ともにベストは状態で、種まきからおおよそ25〜30日で収穫できるとされています。
ラディッシュ(二十日大根)を栽培してみよう!
Photo by nicoままさん@GreenSnap
ラディッシュは、種まきから約1か月程度で収穫ができる、栽培は手軽で簡単な野菜ですが、同じ場所で続けて育てると「連作障害」といって、生育が悪くなったり途中で枯れてしまったりするなどよくないとされています。
同じ場所で育てる際は、2〜3年空けて育てましょう。