【プリムラの育て方】花が終わったら?植えっぱなしでOK?
2023/5/21
プリムラの基本情報
科・属 | サクラソウ科サクラソウ属 |
タイプ | 常緑多年草(暑さに弱いので日本では一年草扱い) |
植える時期 | 10~12月頃 |
開花時期 | 11〜4月 |
生育適所 | 涼しく、日当たりと風通しのよい場所 |
水やり | 庭植えの場合は不要。 鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと。 |
肥料 |
植えるときに緩効性化成肥料を与え、 花の時期は液肥を1週間に1度くらい与える。 |
夏越し | 風通しがよく涼しい半日陰や屋内で育て、肥料は止める。 |
プリムラとは
Photo by ラベンダーさん@GreenSnap
プリムラは、パンジーやビオラとともに花が少なくなる冬の花壇を彩ってくれる、貴重な植物。長く植えていてもあまり株が大きくならないので、狭い場所や鉢植えでも育てやすいです。
花の色や形の種類が豊富で、シンプルなものからバラのような花までたくさんの品種があります。
地植えでも鉢植えでも育てることができ、冬の寄せ植えによく使われるお花です。
プリムラの育て方
Photo by めぐみさん@GreenSnap
プリムラの育て方のポイントは、日当たりのいい場所に植えること。日陰だと花付きが悪くなります。
苗の植え付け時期は10~12月頃。苗を植えるときに緩効性化成肥料を適量与えておきましょう。
地植えは根づけば水やりの必要はありませんが、鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水をやってください。できるだけ花や葉に水がかからないようにすると病虫害を防げます。
花が咲いている時期は、リン酸(P)の比率が高い液肥を1週間に1度程度与えましょう。
プリムラの夏の育て方(夏越し)
プリムラは多年草ですが高温多湿に弱いので、日本ではほとんどの地域で夏を越せず、1年草扱いとなっています。
夏越しをさせたい場合は鉢植えで育てて、夏と冬で置き場所を変えてあげるのがおすすめです。
梅雨前頃から半日陰の風通しのいい場所や、屋内の涼しい場所に移動します。屋内では暗くなりすぎないように注意し、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりし、肥料は与えません。
秋になって気温が下がったら、また日当たりのいい場所に移してあげましょう。
プリムラの育て方についてよくある質問
プリムラを植えっぱなしにしても大丈夫?
プリムラを冬の間庭に植えっぱなしにするには、いくつか条件があります。
①南関東以西の雪の降らない、比較的暖かい地域
②「ジュリアン」や「ポリアンサ」など、寒さに強い品種を使う
③一年草として楽しむ
プリムラを比較的暖かい地域で1年草として育てるなら、冬の間庭に植えっぱなしで大丈夫です。
「ジュリアン」や「ポリアンサ」は少しくらい霜が当たっても枯れません。寒さに弱い品種もあるので、確認してから苗を購入するようにしましょう。
寒冷地では鉢植えで育てて、雪や霜が当たらない場所で楽しみましょう。
プリムラの花が終わったらどうする?
プリムラの花が咲き終わったら、すぐに花がら摘みをしてください。咲き終わった花をそのままにしておくとタネをつくることにエネルギーが使われてしまい、花付きが悪くなります。
また、花が腐って病気の原因になることもあるので注意しましょう。 花がら摘みの時に黄色くなっている葉があれば、その葉も取り除いてください。
種を採取したい場合は、咲き終わりの時期に花びらだけを取り除いて、種の成熟を待ちましょう。
プリムラの花が枯れる原因は?
プリムラが枯れる原因は、以下の3つが考えられます。
高温多湿が苦手なプリムラは、暑くなると枯れてしまいます。春でも晴れて暖かい日が多いと蒸れやすいです。水やりの時にはなるべく花や葉に水がかからないようにして、蒸れを防ぎましょう。葉が多い場合は少し間引いて、風通しをよくしてあげると長持ちします。
プリムラは寒さに強い印象があるかもしれませんが、「オブコニカ」「マラコイデス」 など寒さに弱い品種もあります。購入した苗の耐寒温度を確認して寒さに弱い品種は屋内で育てるなど、工夫して楽しみましょう。
プリムラは水切れに弱いです。冬に晴れが続いて空気が乾燥していると、土も乾きやすくなります。地植えでも土がカラカラになっていたら水やりをしましょう。 乾燥で少ししなっとしたくらいであれば、水をたっぷりあげればすぐに復活します。
水をやりすぎると根腐れを起こすので、土の表面が乾いてから水やりするといいですよ。
プリムラを育ててみよう!
Photo by まなぽんさん@GreenSnap
品種が豊富で選ぶのも楽しいプリムラ。1年草として育てるなら初心者の方でも簡単です。お気に入りの品種を見つけたら、夏越しにもチャレンジしてみてくださいね。