【ウチワサボテンの育て方】花が咲かない原因や胴切りの時期などを解説
2023/2/27
ウチワサボテンの基本情報
科・属 | サボテン科ウチワサボテン属 |
タイプ | 常緑性低木 |
生育温度 | 20℃以上が好ましい |
開花時期 | 6〜8月頃 |
置き場所 | 日当たりのよい環境が適している |
水やり | 春〜秋にかけてたっぷり水やり。冬は控えめ。 |
肥料 | 4~10月 |
冬越し | 屋外では寒冷紗などで防寒対策。基本的に室内で管理するとよい。 |
ウチワサボテンとは?食用にもなる?
ウチワサボテンとは、うちわのように平べったい姿が特徴の多肉植物です。どんな環境でもたくましく育ち、大きさなどは種類によって違います。また、食用として用いられることもあります。
開花時期の夏になると、平らな葉の先端にカラフルな花を咲かせて、明るい雰囲気になります。温暖な環境でぐんぐん成長し、地植えや鉢植えなどで楽しめますよ。
ウチワサボテンの育て方
ウチワサボテンの育て方は、なんといっても日当たりのよい環境で育てること。日照不足になると株が弱ってしてしまうので、日頃から明るい場所に置いてくださいね。
春〜秋の間は、土が乾燥したら鉢底から水が流れるまでたっぷり水やりします。その他、植え替え時に緩効性の化成肥料を与えると元気よく育ちますよ。
ウチワサボテンの冬の育て方(冬越し)
ウチワサボテンは暑さに強く、種類によっては寒さに弱い傾向があります。そのため、冬場はなるべく室内に取り込んで育てるとよいでしょう。
屋外で冬越しする場合、気温が5℃以下になったら寒冷紗などを使用してしっかりと防寒対策をします。水やりは月に1~2回のペースに控えて、乾燥気味に育てましょう。
ウチワサボテンの育て方についてよくある質問
Photo by たえたえさん@GreenSnapウチワサボテンが伸びてきた!胴切りはいつする?
ウチワサボテンがぐんぐん伸びると倒れることもあるので、そうなる前にサボテンを大胆にカットして胴切りをします。胴切りの時期は3~4月頃がおすすめ。
カッターなどで、カットしたい部分を水平に切り取りましょう。その後、胴切りした断面は、風通しのよい場所でしばらくの間乾燥させます。
ウチワサボテンの増やし方は?
ウチワサボテンの増やし方は、一般的に挿し木で増やします。新芽が出てきたら子株が出てくるので、このタイミングで挿し木を行いましょう。
はじめに、親株から子株をピンセットなどを使いながら、切り離していきます。簡単に外せない場合は、ピンセットではなくカッターを使いましょう。
切り離した子株を2~3日ほど半日陰の場所に置き、切り口を乾燥させます。その後、用意した鉢に新しい用土を入れて、その子株を植えつけましょう。水やりは植え付けしてから、1~2週間経った頃に行います。
ウチワサボテンは子株だけでなく、胴切りした上の部分を使って増やすこともできますよ。どちらも簡単なので、お好みの方法で試してみてくださいね。
ウチワサボテンの花が咲かない原因は?
ウチワサボテンは開花時期になるとかわいらしい花を咲かせますが、花が咲かないこともあるようです。主な原因は水やりのしすぎや水不足、日光不足や多湿の環境で育てていることなどが考えられます。
ウチワサボテンは、砂漠などの乾燥した環境に生息していることが多いです。多肉植物なので葉の内側に水を貯蔵していることもあり、多くの水を必要としません。そのため、水を与えすぎると逆効果になってしまいます。もちろん、水の与えなさすぎもよくないので、季節によって適当な量の水やりをしましょう。
また、ウチワサボテンは日当たりのよい環境でよく育つので、室内など日光があまり当たらない場所で育てているのも花が咲かない原因になります。その場合はウチワサボテンの置き場所を変えて、日光を当てるようにしてくださいね。
その他、ウチワサボテンは日本の梅雨など多湿の環境が苦手な植物です。雨があたるような場所は避けた方がよいので、置き場所などには配慮するとよいですよ。
ウチワサボテンの花が咲かない原因は他にもありますが、原因を明らかにして効果的な対策をしましょう。
ウチワサボテンを育てて花を咲かせてみよう!
ウチワサボテンはユニークな姿をした多肉植物で、花が咲くと雰囲気もガラリと変わります。果実は食用できることもあり、ご自宅のお庭などで育てると便利かもしれませんね。ウチワサボテンのサイズは種類によって変わるので、コンパクトな種類ならインテリアとしても楽しめます。
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