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【ポトスの育て方】こんもりさせたいときは?水やり頻度は?

2024/9/9

アドバイザー園芸デザイナー 三上真史

ポトスはたまご型でツヤのある葉っぱが美しい、育てやすくて人気の観葉植物ですよね。テーブルサイズが多いですが、ハンギングで吊って飾ったり、支柱を立ててタワー仕立てでも楽しめます。

この記事では、そんな魅力たっぷりのポトスの育て方について、葉っぱをこんもりさせるコツなどを踏まえながら実経験とともにご紹介します。

ポトスの基本情報

科・属 サトイモ科エピプレムヌム属
タイプ 常緑つる性植物
栽培温度 15~30℃が適温(耐寒気温5℃)
置き場所 直射日光の当たらない、日当たりの良い場所。
水やり 春〜夏は土の表面が乾いたら、秋〜冬は土の表面が乾いてから数日後に水やりする。
肥料 不要。与える場合は、春〜秋の期間にのみ、緩効性肥料もしくは液肥を与える。
冬越し 5℃以下にならない場所で、水やりを控えめに管理する。

ポトスは初心者でも育てやすい観葉植物!

ポトス

ポトスはつる性の観葉植物で、自生地では他の樹木に巻きついて伸び上がっていく着生植物でもあります。とても生育旺盛で丈夫なので、初心者向けの観葉植物としても知られていますね。

そんなポトスの育て方のポイントは、直射日光に当てないことと水やりをしすぎないことです。とくにポトスは水やりしすぎると根腐れしやすいので要注意。

ポトスの置き場所!室内で育てるにはどこ置くといい?

ポトスは直射日光に弱いため、窓際で育てる場合は必ずレースカーテン越しに置きましょう。

ポトスは耐陰性はあるため、玄関などの日当たりが悪めの場所でも育ちます。ただし、完全に遮光された空間では生育が悪くなるので、定期的に日光浴させるといいです。

ポトスの水やり頻度!毎日水やりが必要?

ポトスは春から秋の気温20〜30℃の時期によく成長するので、この時期は表土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりしましょう。毎日水やりする必要はありません。

秋頃から水やり頻度を落として、冬は月1〜2回ほど水やりする程度まで控えめにするといいですよ。

とはいえ、ポトスはそもそもとっても丈夫な植物なので、スパルタ気味に育てたほうがむしろ根腐れなどの失敗がありません。正直、筆者は通年葉っぱがくたっとなるまで水やりしないです。

そこまで放っておいても、水やりすればすぐにピンと葉が元気を取り戻すのでご安心を。この方法でもう5年以上は生きています。

それでも水やりのタミングが不安という方は、土にさすだけでいつ水やりすべきかがわかる水分計サスティーを使うのがおすすめです。

ポトスに元気がない!枯れる原因は?

もし株の下の方の葉っぱが落ちたり枯れ気味なら、なにかしら不調を起こしているので植え替えしましょう。だいたい根詰まりか根腐れ、もしくは病害虫が悪さをしているので、必ず新しい観葉植物の土を用意して、一回り大きい鉢に植え替えてくださいね。

ポトスの育て方でよくある質問

ポトスの耐陰性は?日陰でも育つ?

ポトス 日陰

ポトスの理想的な置き場所は、窓ガラス越しの柔らかい日光が当たる場所です。ポトスは強い日差しには弱いので、とくに真夏はレースカーテン越しの日光くらいがおすすめ。ポトスライムや白斑入りの品種などはより葉焼けしやすいので要注意です。

ちなみに、ポトスは筆者が今まで育ててきた観葉植物20種類ほどの中で、ダントツに日陰に強かったです。筆者個人的には、どこに置いても育つと思っています。今もほぼ日光に当たらないキッチンでもぐんぐん伸びているので、もし弱ってきたらたまに日光に当てるくらいでいいかもしれません。

ポトスをこんもりさせたいときはどうしたらいい?

ポトスをこんもりさせるには、株元の方に葉を増やす必要があります。根元の方に新芽をつけさせるには、適度な日光と水やりに加えて、支柱と肥料、活力剤を使うといいでしょう。

本来は肥料なしでも育ちますが、肥料と活力剤があると伸びるスピードが上がったり、斑入り品種なら模様が美しく出ますよ。与える時期は5〜9月の間です。

また、ポトスは下方向に伸びると葉が小さくなるという性質がありますが、伸びすぎると重みで潰れてしまうため、伸びすぎたら都度先を切り戻しましょう。

ポトスへの支柱の這わせ方は?

ポトスを育てるのに支柱は必ずしも必要ではありません。ただし、着生植物に適した太めの支柱(ヘゴ支柱)を使えばタワー仕立てにすることも可能です。

支柱に茎を這わせる場合は、挿し穂からはじめるといいでしょう。土に支柱を挿し、その周辺に挿し穂をいくつか植え、しっかり根付いて伸びてきたら、麻紐などで軽く固定します。なお、つるを巻く向きは特に決まりはありません。

ポトスの育て方を抑えてこんもりさせよう!

三上真史

ポトスを棒状の支柱などに巻き付けて上へ上へ着生させていくのもおすすめです!本来の性質が出てきて、葉が徐々に大きくなってきますよ。

この記事ではポトスの育て方についてご紹介しましたが、過去に枯らしたことがある方や記事を読んでも不安だという方は、ぜひGreenSnapSTOREでポトスをご購入ください。

GreenSnapSTOREでは、いつでもプロに育て方を相談できるサービスや、30日間の返品交換保証(諸条件有)があるので、初心者さんでも安心ですよ。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

アドバイザー
園芸デザイナー三上真史

NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー

2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。

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