【ウチョウランの育て方】植え方や冬越しの方法を解説
2024/5/15
ウチョウランの基本情報
科・属 | ラン科ウチョウラン属 |
分類 | 球根性多年草 |
植え付け時期 | 2~3月、11月 |
開花時期 | 6~7月 |
置き場所 | 風通しのよい明るい日陰 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ウチョウランとは
Photo by やまくさ手帳さん@GreenSnap
ウチョウランは、ラン科ウチョウラン属の球根性の多年草です。日本や朝鮮半島を原産とし、日本では本州〜九州にかけての峡谷の岸壁などに自生しています。
茎は立ち上がり、2〜5枚の葉をつけ、6〜7月頃に茎の先端に10輪ほどの花を咲かせます。ウチョウランという名前は、この花の形が羽を広げた蝶のようであることから名付けられました。
ウチョウランの育て方
日当たり
ウチョウランは風通しのよい明るい日陰で育てます。ただし、朝日であればあたる場所でもよいです。
水やり
ウチョウランの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は休眠期に入るので、水やりをひかえめにし、月1回ほどでよいです。
植え付け
ウチョウランの植え付けは2〜3月、または11月が適期です。管理が難しいため、鉢植えで育てるのが一般的です。球根を5〜10mmほど埋まる位置に埋めて、2号鉢に1球、3号鉢に3〜5球を目安に植え付けます。
用土
ウチョウランは水はけと通気性のよい用土を好みます。水苔単体や桐生砂1:硬質鹿沼土小粒1:軽石1の配合土が使えます。
肥料
ウチョウランの肥料は、4〜6月に等量配合の緩効性肥料を月1回と、9〜10月にリン酸が多めの液体肥料を2000倍に薄め、水やりをかねて月に2〜3回追肥します。
切り戻し・剪定
ウチョウランの剪定はとくに必要ありません。ただし、花後の古い花茎は根元から切り取り、黄色くなった葉も取り除きましょう。
夏越し・冬越し
ウチョウランは夏の暑さが苦手なため、風通しがよく雨の当たらない場所で管理します。
冬は、地上部が枯れたら、枯れた茎葉を切り取ります。関東以西であれば、雨の当たらないところに置いて冬越しをします。寒さの厳しい地域では、室内に移してください。
病気・害虫
病気は立枯病や軟腐病、ウィルス性の病気に注意します。風通しや水はけをよくして予防しましょう。
害虫は、アブラムシに注意し、見つけ次第すぐに駆除してください。
植え替え
ウチョウランの植え替えは、2〜3月が適期です。1〜2年に1回、芽が出る前に植え替えをします。芽や根が出ている場合は、折らないように注意しながら作業してください。
ウチョウランの育て方まとめ
ウチョウランは盆栽としても人気のかわいらしい花を咲かせる小型のランです。とくに風通しや水はけに注意して育てるとよいでしょう。ぜひこの記事を参考に、ウチョウランを育ててみてくださいね。