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【ザクロの育て方】植え付けから収穫までを紹介

2023/12/12

ザクロの基本情報

科・属 ミソハギ科ザクロ属
植え付け時期 12〜2月
剪定時期 12〜2月
収穫時期 10〜11月中旬
置き場所 日当たりのいい場所
肥料 元肥:必要ない/追肥:必要

ザクロとは

ザクロPhoto by むーたんさん@GreenSnap

ザクロは、ミソハギ科ザクロ属の樹高2m以上になる落葉中高木で、耐寒性と耐暑性ともに優れている果樹です。夏にオレンジの花を咲かせ、秋には5〜10cmほどの果実をつけます。ザクロの果実は、はじけて果肉が見えると熟したサインで、そのまま食べられるほか、ジュースや果汁酒に利用されます。

ザクロの木は大きなもので5m以上にもなりますが、ヒメザクロのように小さいままで開花して、結実する品種もあります。

ザクロの育て方

日当たり

ザクロは日光をとても好むため、日当たりのよい場所で育ててください。半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなります。

植え付け

ザクロの植え付けは12〜2月が適期です。根を傷つけないように注意しながら植え付けてください。地植えの場合は、根鉢より一回り大きな穴を掘って植え付けます。鉢植えの場合は、苗の根鉢より5〜10cmほど大きい鉢に植え付けます。

用土

ザクロは、あまり土壌を選日ませんが、水はけと水もちのよい土壌でよく育ちます。市販の果樹用培養土や赤玉土小粒7:腐葉土3ほどの割合で混ぜた用土を使うとよいでしょう。

肥料

庭植えの場合は、3月と10月に有機肥料か速効性肥料を与えます。鉢植えの場合は、3月と7月、10月に速効性肥料を与えてください。窒素の多い肥料を与えると、枝葉ばかり伸びて花がつきにくくなるので、リン酸・カリを多く含む肥料を選ぶようにしましょう。

水やり

庭植えの場合は、基本的に水やりをする必要はありませんが、植え付けたばかりの苗木や雨の降らない日が続くようであれば水やりしましょう。鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。

剪定・整枝

ザクロの剪定は12〜2月が適期です。この頃にはすでに花芽ができており、ザクロは枝先に花芽をつけるのであまり強い剪定はせずに、徒長枝や込み合った枝、ひこばえなどを切り落とすようにします。

一方で、ザクロの枝はどんどん横に伸びてしまうので、数年に一度は強めの剪定が必要です。

摘果

ザクロは夏に開花したあと実をつけ始めます。実がたくさんついていたままでは栄養が行き渡らず、美味しい果実になりません。そのため、果実となる子房の膨らみが小さいものは早めに摘み取りましょう。

収穫

ザクロの収穫時期は、10〜11月中旬です。ザクロのオレンジ色の果皮がはじけて、果肉が見えたら食べ頃です。

夏越し・冬越し

ザクロは、耐寒性があり落葉して冬越しをします。寒冷地で霜が多い地域ではマルチングをするとよいでしょう。夏はザクロの生育期なのでなにも必要ありません。

病気・害虫

ザクロは基本的に病気や害虫の心配はありません。しいていえば、風通しや湿度に気をつけて、うどんこ病やカイガラムシ、アブラムシに注意しましょう。

植え替え

ザクロの植え替えは、12〜2月が適期です。生育具合をみながら、2年に1回ほどで一回り大きな鉢に植え替えて根詰まりを防ぎましょう。

ザクロの育て方まとめ

ザクロPhoto by yamaさん@GreenSnap

ザクロは、とても丈夫で育てやすく鉢植えでも果実を収穫できて、初心者にもおすすめの果樹です。独特の形をした花と実は鑑賞価値が高いともされ、盆栽としても楽しまれていますよ。

ぜひこの記事を参考にザクロを育ててみてくださいね。