【ポインセチアの育て方】水やり頻度や室内でできる寒さ対策とは?
2022/12/26
ポインセチアの基本情報
科・属 | トウダイグサ科トウダイグサ属 |
タイプ | 常緑低木 |
栽培温度 | 15〜30度 |
置き場所 | 日当たりのよい室内 |
水やり | 春から秋は表土が乾いたら、冬は控えめ |
肥料 | 5、7、9月 |
ポインセチアの特徴
ポインセチアは、毎年12月が近づくと出回り始める真っ赤な葉と緑のコントラストが美しい鉢花です。観葉植物としてはもちろん切り花や花束の花材としても活躍します。
ポインセチアの真っ赤な葉は花びらのように見えますが、実は苞(ほう)と呼ばれる部分。苞の真ん中にまとまった小さな部分が花です。苞が真っ赤に色付くのがちょうどクリスマスごろに当たるため、クリスマスの定番の鉢花とされています。
最近ではピンクや白、斑入りなどの多彩な種類があります。
ポインセチアの育て方
ポインセチアの育て方は、日当たりの良さと冬の寒さに注意が必要です。
ポインセチアはクリスマスシーズンに出回るので寒さに強いと思いがちですが、実は寒さにとても弱く繊細な植物です。冬場は10℃以上の気温が必要になるので、窓辺や玄関などを避けた日当たりのいい室内の暖かい場所で管理しましょう。温度が低いと苞が大きくならないこともあります。
春から秋の季節も、同じく日当たりの良い場所で育てます。日光が足りないと徒長するので気をつけましょう。気温が15℃を超えたら室外でも育てられます。
ポインセチアの育て方でよくある質問
ポインセチアの寿命はどれくらい?
ポインセチアは10〜3月頃まで赤い葉を楽しむことができます。また、鉢花であれば、繰り返し5年ほど育てることができるといわれています。5年以上経過して枯れてきた場合は、ポインセチアが寿命を迎えた可能性があります。
ポインセチアを室内で育てているのに元気がない原因は?
室内であっても夜は冷えるので、段ボールなどで覆って冷気から守ると元気に育ちます。また、窓際周辺は気温が下がりやすいので注意が必要です。
ポインセチアの葉が黒くなっり、葉が丸まってシワシワになる原因は?
ポインセチアの葉が枯れるのは、寒さに当たったことが原因です。ポインセチアはメキシコが原産の亜熱帯〜熱帯の植物。寒さに当たると葉が萎れ出し、あっという間に葉が黒くなって枯れてしまいます。
冬場の水やりは控えめにするのがポイントですが、暖房の効いた部屋に置いていると乾燥で水切れを起こすことも。冬場は土が乾いた3〜4日後にたっぷり水やりをしましょう。
ポインセチアの下葉が黄色くなった原因は?
買ってきたばかりのポインセチアの下葉が黄色くなるのは、急激な環境の変化が原因です。植物は、環境の変化に適応するため、葉を落として体力を守ることがあります。黄色くなった下葉は落とし、ラッピングを外して、日当たりがよく暖かい場所で管理しましょう。
ポインセチアの花が終わったら、植え替えや切り戻し作業は必要ですか?
冬を終えて、3月〜5月になり下葉が完全に落ちたポインセチアは、切り戻して植え替えましょう。ポインセチアの樹液には軽い毒性があるので、触るとかぶれる場合があります。手袋をして作業してくださいね。
剪定方法については、こちらの記事を参考にしてください。
ポインセチアの葉が赤くならない原因は?
鉢花で出回るポインセチアは、「短日処理」という方法を施して人工的に日照時間を短くして葉を赤くしています。冬越しして秋まで育てたポインセチアは、9月ごろから短日処理を始めましょう。
短日処理の方法は、こちらの記事を参考にしてください。
ポインセチアの育て方を覚えよう!
クリスマスのホリデーシーズンを彩るポインセチア。冬中美しい姿を楽しむには、冬の寒さを避けてあたたかい場所で管理するのがポイントです。
ワンシーズンだけ楽しむ方も多いかもしれませんが、シーズンが終わればぜひ切り戻し、夏場も楽しんでみてくださいね。日当たりの良い場所で育てれば、常緑のイキイキした葉を見せてくれるので、観葉植物にもおすすめです。