【柱サボテンの育て方】植え替えの時期は?耐寒性はある?
2024/3/6
柱サボテンの基本情報
科・属 | サボテン科 |
分類 | 多肉植物 |
植え付け時期 | 4~5月 |
開花時期 | 5〜8月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
柱サボテンとは
Photo by Naoさん@GreenSnap
柱サボテンは、直立する柱のような形状をしたサボテン属の総称です。そのため、属名や開花時期は品種によって異なります。また、サイズやトゲの有無もさまざまで、トゲの部分に刺座がと呼ばれる綿毛があるのが特徴です。
インテリアとしても人気が高く、サボテンの茎に水分を溜め込む特性から水やりの手間が少なく、育てやすいため初心者にもおすすめです。柱サボテンの代表的な品種として、鬼面角(キメンカク)竜神木(リュウジンボク)弁慶柱(ベンケイチュウ)などがあります。
柱サボテンの育て方
日当たり
柱サボテンは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。ただし、夏の強い直射日光は避けて半日陰で管理しましょう。室内で育てる場合は、窓辺の明るい場所に置いてください。
水やり
柱サボテンの水やりは、生育期の4〜9月は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。冬の10〜3月は休眠期にあたるので、水やりは月1回ほどと控えめにします。
植え替え
柱サボテンの植え替えは4〜5月が適期で、根詰まりを防ぐために2年に1回の頻度で行います。植え替え前に水やりをやめて土を乾燥させておくことで、鉢から株をできるだけ痛めずに抜き取ることができます。根詰まりをしていたら、消毒したハサミで古い根を切り落としてから植え替えます。
トゲのある柱サボテンを植え替えるときは、ラバー付き手袋やレザーグローブを着用して植え替えましょう。
用土
柱サボテンは、水はけのよい土を好みます。市販のサボテン用培養土や赤玉土小粒6:腐葉土2:川砂2の配合土が使えます。
肥料
柱サボテンの肥料は、生育期の4〜9月に2か月に1回ほど緩効性肥料を置き肥します。ただし、夏は生育が緩やかになるので控えめにし、冬の肥料を与える必要はありません。
支柱・仕立て
柱サボテンは、上に高く伸びていく際に曲がってしまうと、安定感がなくなり倒れやすくなってしまいます。支柱を立ててあげることで転倒防止になるほか、誘引して仕立てることもできます。
切り戻し・剪定
柱サボテンの剪定は、真夏をのぞく生育期の4〜9月が適期で、とくに4〜5月がおすすめです。胴切りといって高さを抑えたいときに、茎を好みの高さで水平に切り取ります。切り戻した株は、脇芽が伸びて分岐するようになります。
切り取った部分は、切り口を風通しのよい場所に置いて乾燥させて土に植え付けると根付き株を増やすことができます。
夏越し・冬越し
柱サボテンは暑さに強いため、とくに夏越しの作業は必要ありませんが、葉焼けに注意します。
冬は、気温が5℃以下になる場合は、室内に移して管理します。品種によっては気温0℃でも耐えることができますが、霜や雪にあたると株が傷んでしまいます。
病気・害虫
病気は、立ち枯れ病に注意します。柱サボテンが立ち枯れ病になったら、茎のぶよぶよになっていない部分を胴切りして、新しい鉢に植え替えて育てましょう。
害虫は、カイガラムシやハダニに注意に注意し、見つけたら早めに対処しましょう。
柱サボテンの育て方についてよくある質問
柱サボテンの寿命はどれくらい?
柱サボテンの寿命は、原産地では20年以上といわれています。ただし、日本と生育環境が異なるので一概にはいえませんが、うまく育てれば10年以上一緒に過ごせるでしょう。
柱サボテンの育て方まとめ
Photo by 純さん@GreenSnap
柱サボテンは、ほかの観葉植物と比べて水やりや肥料の頻度が少ないく、お手入れが簡単なので初心者にとてもおすすめです。品種によって見た目もさまざまで、サボテン独特の美しい大輪の花も魅力的ですよ。ぜひこの記事を参考に柱サボテンを育ててみてくださいね。