【ピレアの育て方】葉が落ちる原因や増やし方なども徹底解説
2023/3/24
ピレアの基本情報
科・属 | イラクサ科ミズ属 |
タイプ | 常緑多年草 |
栽培温度 | 10〜35℃うち25℃前後が適温。 |
置き場所 | 暖かく風通しのよい半日陰。 |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと。 |
肥料 | 5月~9月に緩効性化成肥料を2か月に1度与える。 |
ピレアの特徴
Photo by kazu✿さん@GreenSnap
ピレアは個性的でおしゃれな葉が楽しめる、常緑多年草の観葉植物です。
葉の色や形、草姿が品種によってさまざまで、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができるのも嬉しいポイント。
寒さに弱いので地植えはせず、鉢植えで楽しまれています。地上部が軟らかな草本なのであまり大きくならず、お部屋の中で手軽に楽しめる植物です。
ピレアの育て方
ピレアの育て方のポイントは、暖かい場所で直射日光に当てずに育てること。
ピレアは熱帯から亜熱帯に自生している植物です。暖かい季節は、屋外の半日陰に置くこともできます。室内では明るい部屋に直射日光を避けて置き、エアコンの風が当たる場所は避けましょう。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。
肥料は成長期である5~9月に、緩効性化成肥料を2ヶ月に1度与えます。
根詰まりを防ぐため1年に1回、6~8月に植え替えをしましょう。
ピレアの冬の育て方(冬越し)
ピレアは寒さに弱いため、日本のほとんどの地域では屋外で越冬できません。
暖かい季節に屋外に出している場合は、最低気温が15℃を下回る前に室内に入れましょう。
室内ではピレアを置いている場所が10℃を下回らないようにします。冬も、明るい部屋に直射日光を避けて置き、暖房器具の近くや暖房の風が当たる場所を避けましょう。
冬は夏よりも乾燥気味に管理し、土の表面がしっかりと乾いてから水をやってください。部屋が乾燥するようなら、ときどき葉水をすると葉の乾燥を防げます。
冬に肥料は必要ありません。
ピレアの育て方についてよくある質問
ピレアに元気がない!葉が落ちる原因は?
ピレアに元気がなく、葉が落ちてしまう場合は、以下の4つが主な原因です。
【根腐れ】
ピレアは比較的水が好きな植物ですが、水をやりすぎると根が腐り、葉が落ちやすくなったり、しなしなと葉が垂れて枯れたりします。
土の表面が乾く前に水やりをしていた場合は、一度土を乾かしてから水をやるようにしましょう。鉢の中から臭いがする場合は、土が腐っている可能性があります。水はけのよい新しい土に植え替えてあげましょう。
【寒さに当たった】
寒さに当たった場合もピレアの元気がなくなってしまいます。ピレアを置いている場所の気温が10℃を下回らないように注意しましょう。
寒さに当ててしまった場合はすぐに暖かい場所に移し、復活を待ちましょう。
【葉焼け】
ピレアを直射日光に当てると、葉っぱが焼けて黒くなってしまいます。黒くなった葉は戻らないので取り除き、直射日光の当たらない場所に移動しましょう。
夏は日差しが強いので、屋内で育てるのがおすすめです。
【日照不足】
直射日光が苦手なピレアですが、日当たりが悪すぎても葉を落として元気がなくなったり、徒長してバランスが悪くなったりします。
室内ではレースカーテン越しの光が当たる場所、屋外では朝の1,2時間だけ日が当たる場所が最適です。
ピレアの増やし方は?
ピレアは挿し芽や株分けで増やします。どちらも 適期は6~8月です。
【挿し芽】
挿し芽の方法は、3節以上ある枝を土に挿すだけ。土は挿し芽用土や赤玉土など、肥料の含まれていない土を使いましょう。
ピレアは成長速度が早いので、成長期にこまめに剪定することで、大きくなりすぎたり広がりすぎたりするのを防げます。剪定で切った枝を使って、挿し芽にチャレンジしてみましょう。
【株分け】
ピレアの根元に子株が付いていたら、株分けすることもできます。
植え替えのときに子株を親株から離し、別の鉢に植えるだけで株分けできます。
ピレアは水耕栽培でも育つ?
ピレアは水耕栽培で育てることも可能です。
方法は挿し芽と同じように3節以上ある枝を選び、水に挿しておくだけ。成長期である6~9月頃なら2週間ほどで根が出ます。
根腐れを防ぐため、水は毎日変えましょう。ハイドロボールや水耕栽培用のビーズなどを使うのもおしゃれですよ。長く育てたい場合は、土に植えたほうが元気に育ちます。
ピレアを育ててみよう!
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