【フロックスの育て方】一年草と宿根タイプそれぞれ特徴や性質を解説
2024/7/23
フロックスの基本情報
科・属 | ハナシノブ科フロックス属 |
分類 | 一年草、多年草 |
植え付け時期 | 3月~5月、9月~11月 |
開花時期 | 3〜7月、6〜10月 ※品種による |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
フロックスとは

Photo by タッキーさん@GreenSnap
フロックスは、ハナシノブ科フロックス属の一年草または多年草で、北アメリカやシベリアといった寒い地域が原産です。一年草のものは草丈30〜40cmほど、宿根草のものは草丈50〜120cmほどにまで生長し、常緑性や落葉性、生息地は高山帯から山林、草原など品種によって生育環境や性質が大きく異なります。
一年草のフロックスは3〜7月頃、宿根フロックスは6〜10月頃に開花時期を迎え、花色も豊富で、白や赤、ピンク、オレンジ、黄、青、複色などと多彩です。
フロックスの育て方
日当たり
フロックスは基本的に日当たりのよい場所〜半日陰で育てます。
水やり
フロックスはやや乾燥気味に育てますが、水切れすると弱るので注意しましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、根付いたら水やりの必要はありません。
種まき・植え付け
フロックスの種まきは、3〜4月と9〜10月が適期です。直まきにでき、種をまいたら薄く土を被せて、土が乾燥しないように管理し発芽を待ちます。
フロックスの植え付けは、3〜5月と9〜10月が適期です。宿根フロックスは、ある程度株間をとって植え付けをしましょう。用土
フロックスは水はけのよい土を好み、市販の草花用培養土が使えます。
肥料
鉢植えの場合は、春の3〜6月と秋の9〜10月に緩効性化成肥料を追肥します。なかでも、ドラモンディ種とその交配種は多肥を好むので、定期的に施肥して肥料切れしないようにしましょう。
地植えの場合は、基本的に肥料は必要ありません。
切り戻し・剪定
宿根フロックスの場合は、秋に花が終わったら株元で切り戻します。また、花がらはこまめに摘み取ることで病害虫の予防になります。
夏越し・冬越し
フロックスは耐暑性と耐寒性ともに優れており、夏越し・冬越しはとくに必要ありません。
病気・害虫
病気は、うどんこ病や灰色かび病に注意します。風通しのよい場所で育て、花がら摘みをこまめに行うことで予防します。
害虫は、アブラムシに注意し、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
植え替え
宿根フロックスの植え替えは、春の3月〜5月と9〜10月が適期です。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐため2年に1回、ひと回り大きい鉢に植え替えを行いましょう。
フロックスの育て方まとめ
フロックスはとても丈夫で、ほとんど手間がかからず育てられ、かわいらしい花を長く楽しむことができます。ただし、品種によって生育環境が異なるため、それぞれにあった育て方をすることでより健やかに育ってくれるでしょう。この記事を参考にぜひフロックスを育ててみてくださいね。