ペチュニアの育て方|地植えで冬越しできる?枯れる原因や挿し芽を解説
2024/10/31
ペチュニアの基本情報
科・属 | ナス科ペチュニア属 |
植える時期 | 3~5月 |
開花時期 | 4~11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 3~11月 |
ペチュニアとは
Photo by いちごみるくさん@GreenSnap
ペチュニアは、ナス科ペチュニア属の多年草で、寒さに弱いため寒冷地では一年草として育てられます。開花時期は4〜11月までで、赤やピンク、紫色など鮮やかなカラーから淡いものまでバリエーションがたくさんあります。
一重咲きや八重咲など咲き方も豊富で、大輪から小輪まで花の大きさもさまざま。一度に数多くの花を咲かせ、鉢植えはもちろん寄せ植えやハンギングバスケットなどで楽しめます。
ペチュニアの育て方
日当たり
日当たりと風通しのいい、暖かい場所を好みます。
植え付け
ペチュニアは種を発芽させるのがむずかしいため、花つきの苗から育てるのが一般的です。植え付け時期は、3〜5月または9月頃です。
用土
ペチュニアは水はけがよく、有機物に富んだ土を好みます。
市販の培養土でも問題ありませんが、生育がよくない場合は赤玉土を2~3割加えるなどして酸度を調整します。
肥料
肥料を与える時期は3〜11月の生育期にかけてです。緩効性肥料を定期的に追肥し、液体肥料も2週間に1回程度施してください。
水やり
鉢植えペチュニアの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は、特に注意深く水やり頻度を気にする必要はありません。乾燥が続きすぎているときのみ、たっぷり水やりしましょう。
切り戻し・剪定
切り戻し時期は梅雨前頃です。茎の長さの1/2を目安に切ります。
病気・害虫
かかりやすい病気は灰色かび病で、雨が続くと発生しやすくなります。つきやすい害虫にはアブラムシ、オオタバコガ、ハスモンヨトウがあります。
植え替え
鉢植えペチュニアの植え替え時期は、梅雨明けから9月にかけてが適しています。黄ばんだ葉や花がらを取り除いてから植え替えましょう。
ペチュニアの冬越し
ペチュニアは厳しい寒さには弱いため、ペチュニアの冬越しは霜がつかないようにすることがポイントです。霜や雪が降りるような地域では地植えの冬越しはむずかしいでしょう。
一方で、温暖な地域であれば地植えのままでも冬越しさせることができます。
鉢植えの場合は、11月頃に室内で日当たりのよい場所に移して管理しましょう。できれば、暖かい日中は屋外に出すとよいです。
地植えの場合は寒冷紗などで霜対策をするほか、寒冷地では挿し芽をして株を変え、一時的に鉢植えで管理してください。
ペチュニアの挿し芽
寒冷地で地植えで育てているペチュニアは、挿し芽をして株を新しくすることで冬越しをします。
ペチュニアの挿し木の時期は9〜10月頃です。元気なペチュニアの茎を7cm程度カットし、鉢に入れた土に挿して暖かい場所で管理してください。
1ヶ月ほど経つと発根しますが、発根しないこともあるので挿し芽をいくつか用意しておきましょう。また、発根促進剤を使うことよいです。
ペチュニアの育て方についてよくある質問
ペチュニアの花が終わったらどうればいい?
ペチュニアは開花時期が長いため、花数が少なくなってきたら切り戻しを行うことで、またたくさんの花を咲かせてくれるでしょう。切り戻し時期は梅雨前ごとが目安です。
ペチュニアの摘心はどこを切ればいい?
ペチュニアは枝先に花をつけるため、茎の先端を摘み取ります。摘心することで全体的にこんもりとした姿になり、枝数も増えてたくさんの花を咲かせることができますよ。
ペチュニアが枯れる原因と対処法は?
ペチュニアは水やりや肥料の与えすぎで枯れてしまうことがあります。そのため、日頃から適切な量やタイミングで水やりや肥料を与えることが大切です。 ペチュニアの葉が枯れ落ちたら、そのままにしておくとカビ病などが発生することがあります。
葉が枯れたら切り戻すことで、株が復活することがあるようです。また、枯れてしまった後も肥料や水やりの量などを改善すれば、復活することがあります。
ペチュニアが枯れてしまったら諦めずに、上記の対策をしてみることをおすすめします。
ペチュニアをうまく冬越しさせて育てよう
Photo by にぬさん@GreenSnap
ペチュニアは、色とりどりの花を咲かせる植物。地植えはもちろん、鉢植えやプランターなどで幅広く楽しめるのも魅力の一つですね。ペチュニアは花色や花形などもさまざまで、種類によって雰囲気も大きく変わります。
ペチュニアの育て方は置き場所が大切なので、一年を通して風通しのよい環境で育てましょう。
興味があれば、ぜひペチュニアを育ててみることをおすすめします。