柿は種から育てることもできる?植え方や肥料の時期などの育て方を解説
2024/7/16
柿の基本情報
科・属 | カキノキ科カキノキ属 |
植え付け時期 | 12〜1月 |
剪定時期 | 1〜2月 |
収穫時期 | 10〜11月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
柿とは

Photo by 太陽の塔さん@GreenSnap
柿はカキノキ科カキノキ属の落葉高木で、中国から伝わり昔話に登場するなど日本で古くから親しまれてきました。初夏に壺のような形で淡い黄色い花を咲かせます。樹高は2〜5mほどと高くなりますが、剪定をすることで低く育てることもできます。
柿は渋柿と甘柿に大きく分類され、代表的な品種として甘柿は「富有柿」「大西城」「太秋柿」など、渋柿では「鉢屋柿」「愛宕柿」「市田柿」などがあります。
柿の育て方
日当たり
柿は日光を好む果樹なので、一日を通して日当たりのよい場所で育てます。日当たりが悪いと生理落下しやすくなります。
植え付け
柿の植え付けは、休眠期の12〜1月が適期です。鉢植えの場合は、7号以上の鉢に植え付けをし、鉢の高さの3つ分ほどの高さで切り戻しをします。必要があれば支柱で固定しておきましょう。
地植えの場合は、幅と深さともに50cmほどの植え穴を掘って植え付け、地上部は60cmほどに切り戻します。
用土
柿は乾燥に弱いため、水もちと水はけのよい土を好みます。鉢植えでは、市販の果樹・花木の土が使えます。地植えの場合は、植え穴を掘った土に腐葉土と堆肥を混ぜてください。
肥料
柿の肥料は、元肥として有機肥料や緩効性肥料を土に混ぜておきます。追肥は、12〜1月頃の寒肥と収穫後の7月に固形有機肥料や緩効性化成肥料を与えます。鉢植えの場合は、芽出し肥として2月頃に追肥することもあります。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。生育期の5〜9月は朝夕2回水やりをしましょう。
地植えの場合は、植え付けからしばらくは土が乾燥しないように水やりします。根付いたあとは基本的に水やりの必要はありませんが、乾燥しているようであれば水やりをしてください。
剪定・摘果
柿の剪定は、落葉期の1〜2月が適期です。基本的に込み合った枝や古い枝などを間引き剪定して、風通しと日当たりをよくします。
また、よりおいしい実を育てるために、7〜8月上旬頃に葉15〜20枚つき果実1個となるよう摘果してください。
受粉
柿は雌雄異花で、人工授粉したほうが確実です。また、品種によっては雌花しかつけない柿の木もあるため、雌花しかつけない品種の場合は雄花が咲く品種を近くに植えておきましょう。
そのほか、柿には単為結果性といって受粉しなくても果実が肥大する品種もあります。
収穫
柿の収穫時期は基本的に10〜11月頃で、早生種は9月上旬頃から収穫できるものもあります。柿の実がオレンジ色に熟したら、はさみでヘタの上の部分で切って収穫をしてください。
実がついたままにしておくと、翌年の生育が鈍くなるため、できるだけ全て収穫するようにしましょう。
夏越し・冬越し
夏越し作業はとくに必要ありません。
柿は耐寒性もあり、−13℃ほどまで耐えることができます。
病気・害虫
病気は、うどんこ病や炭疽病、落葉病などに注意します。落葉病は、葉に黒い斑点ができ落葉してしまいます。発症したらなるべく早く、対応する薬剤を散布して防除するのが効果的です。
害虫は、ヘタムシやカキミガの幼虫、カメムシなど、とくに6月〜8月頃に注意します。
植え替え
柿の植え替えは、11月または、2〜3月が適期です。2〜3年に一回、ひと回り大きい鉢に植え替えます。
柿の育て方についてよくある質問
柿は種から育てることもできる?
柿は、種から育てられますが発芽率が低く、たとえ育っても結実まで8年ほどかかるためおすすめできません。また、完全渋柿になる可能性が高く、思っていた果実にならない場合もあります。
柿の種まき時期は11月〜3月頃で、育苗ポットに種をまき、本葉が3〜4枚ほどになったら植え付けをして育てていきます。
柿の実が落ちてしまう原因は?
柿の実が落ちる主な原因として生理落果が考えられます。生理落果とは、受粉していない実などを柿の木自体が淘汰して健康を維持しようとする現象で、6月中旬〜7月中旬頃に発生します。生理落果は、日照不足でも起こるため、剪定するなどして、日当たりのよい環境を整えましょう。
また、8〜10月頃に実が落ち始めた場合は、ヘタムシの被害が考えられます。ヘタが枝に残ったままになっており、ヘタに食入痕があればヘタムシが原因なので、薬剤を散布して防除してください。
柿の育て方まとめ
柿は、日当たりのよい場所で育てることが大切です。また、雌雄異花で品種によって結実には2株植える必要があること、生理落果という現象があることを覚えておきましょう。