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【日々草の育て方】種まき〜切り戻し、冬越しの方法などを解説

2024/3/11

日々草の基本情報

科・属 キョウチクトウ科カサランサス属
タイプ 一年草
種まき時期 5〜6月
開花時期 5〜11月
育てる環境 日当たりと風通りの良い場所で育てる
肥料 開花時期に入ったら、2週間に1回程度のペースで、液体肥料による追肥
冬越し 室内へ移動させる。

ニチニチソウは高温と日光を好む乾燥に強い丈夫な植物で、夏の炎天下にも元気よく花を咲かせます。開花時期は5〜11月で、ピンクや赤、白や紫、オレンジ色などの鮮やかな花を次々と咲かせ、花を見れる期間が長いことも特徴です。

あまり手がかからない植物なため、園芸初心者の方にも育てやすいおすすめの植物です。

日々草の育て方

ニチニチソウ ピンク

Photo by ラッキーさん@GreenSnap

ここからは、ニチニチソウの育て方についてそれぞれ詳しく解説します。

日当たり

ニチニチソウは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。日照不足となると、花つきが悪くなったり株が小さくなったりする可能性があります。また夏の暑さに強いニチニチソウでも、7〜8月は、西日を避けられる場所に置いたり移動させると安心です。

土づくり

土質は特に選びませんが、水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、腐葉土や川砂を混ぜ込んで水はけをよくしましょう。鉢やプランター植えの場合は、赤玉土(小粒)を6割、腐葉土を4割の割合で混ぜた土や培養土を利用し、よく耕して土作りをします。

種まき・植え付け

種まきの適期は、十分に気温が上がる5〜6月です。ニチニチソウは、直根性で移植を嫌うため、種まきは育苗トレーか、小さなポットに2〜3粒ずつまくようにしましょう。すると早くにたくさんの花が楽しめます。 その際、タネに日光が当たると発芽が悪くなるため、タネが見えなくなる程度に覆土すると安心です。

また、苗をプランターや花壇に植え付ける場合、根には直接触らず、そっと土に埋めてあげましょう。株と株の間は十分な間隔をあけて、根鉢の表面が見えるぐらいの深さで植えつけるとよいです。

水やり

ニチニチソウは、乾燥に強くじめじめした場所が苦手な植物です。そのため水やりは、土の表面が乾いてから与えましょう。 水の与えすぎは、病気や根腐れを起こして株をダメにしてしまう原因へ繋がります。 春や秋は、1〜2日に1度気温が高い夏場は、1日1度を目安に行いましょう。

また、梅雨の時期は用土が乾きにくくなる季節なので、過湿にならないように気をつけてください。

肥料

ニチニチソウは、開花シーズンになると毎日花を咲かせます。生育中は、肥料は切らさないように注意しましょう。この時に肥料が不足していると、花が咲きにくくなったり、花の数が減ります。

苗の施肥は、1週間に1度、液体肥料を与えます。気温がぐんぐん上がる開花シーズンには、水やりのときに7~10日に一度、速効性に優れた液体肥料を株元に与えてください。ただし、濃度が高い肥料を施すと根が傷んでしまう可能性があるので薄めを心がけましょう。

剪定・切り戻し

5~10月の開花シーズンが終わる1か月前まで剪定・切り戻しをすると、ツルニチニチソウの花を最後まで楽しむことができます。 梅雨入り前の5月頃や9月などの涼しい時期は、全体の3分の1ぐらいまでを目安にし、夏の温かい時期は、2分の1ぐらいまで切り戻しをすると良いです。 ポイントは、ひとつの茎に数枚の葉が残るような位置で切り戻しをすることです。

このような切り戻しを夏の終わりまで繰り返すと、花つきがよくなり、開花時期のギリギリまで、姿のよいニチニチソウが楽しめます。

夏越し・冬越し

ニチニチソウは、寒さが苦手な植物で気温が10度以下になると枯れてしまいます。そのため冬を迎えて気温が10°以下となったら、室内の日当たりの良い場所に取り込みましょう。こうすることにより、冬越しが可能になり、翌年も花を楽しむことができます。

植え替え

ニチニチソウは、植え替えは不要です。 なぜかというと、ニチニチソウの根は「直根性」といい、太い根が長く伸び細根はほとんどでません。この太い根がとても重要で、折れたり傷んだりすると、枯れやすくなったり、その後の生育もよくないからです。そのため 一度植えたら、花が枯れるまで植え替える必要はないのです。

しかし、早い時期に根が鉢の底から伸びてきた場合や、冬越しした株は、植え替える必要があります。

日々草の育て方でよくある質問

ニチニチソウ 白

Photo by ゆちさん@GreenSnap

ここからは、ニチニチソウの育て方でよくある質問について解説します。

日々草の葉が丸まる!その後枯れる原因は?

ニチニチソウの葉が丸まり、その後突然枯れてしまう原因は、「立ち枯れ病」です。「立ち枯れ病」は、風通しの悪さや湿度が高いことが原因で根元にカビが生えてしまうことです。感染する植物病のため、発生してしまった場合は苗の処分はもちろん、土も処分するとよいです。対策として、切り戻しを行い、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

日々草の種の取り方は?こぼれ種で勝手に増える?

ニチニチソウはこぼれ種でも育ちますが、タネを収穫し、来年撒くこともできる植物です。 11月頃に花が終わると、小さなマメのようなサヤができその中に種ができます。そのサヤが茶色くなってきたら収穫のタイミング。来春まで冷暗所に保存しておきましょう。

日々草の育て方は冬越しできるかがポイント!

ニチニチソウは、開花期間が長く初心者でも育てやすい丈夫な植物です。ポイントは、日当たりの良い場所で水を与えすぎないように育てること。そして冬になったら、室内の日当たりの良い場所に取り込んで、長くニチニチソウを楽しみましょう。