【ペパーミントの育て方】プランター栽培はできる?剪定の時期は?
2024/4/24
ペパーミントの基本情報
科・属 | シソ科ハッカ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 4月中旬〜6月上旬 |
収穫時期 | 4〜10月下旬 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
ペパーミントとは

Photo by KKママさん@GreenSnap
ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、古くから薬草や薬味として利用されてきたハーブのひとつです。メントールの含有量は50〜60%とニホンハッカにはやや劣りますが、清涼感のある強い香りを楽しめます。
ペパーミントには、茎葉が黒っぽいブラックペパーミントと鮮やかな緑色のホワイトペパーミントの2種類があり、ブラックペパーミントの方が香りが強いといわれています。
また、ミント類の植物は繁殖力がとても強く、地植えにする際は増えすぎないよう注意しましょう。増えすぎるのが心配な方は、鉢やプランターで育てるとよいです。
ペパーミントの育て方
日当たり
ペパーミントは日当たりと風通しのよい場所で育てます。日当たりが悪いと葉色や香りが悪くなります。
水やり
鉢植えの場合は、株元の土が乾いてきたらたっぷりと水をやります。乾燥に弱いので、土が乾ききる前に水やりをしてください。
地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりの必要がありませんが、雨の降らない日が続いたら様子を見て水やりをしましょう。
種まき・植え付け
ペパーミントの種まきは、4月〜5月中旬が適期です。育苗ポットに市販の培養土を入れて、指でくぼみをつけ、そこに種をまきます。軽く土をかけたら水をやり、本葉が5枚でたら、植え付けができます。
植え付けは4月中旬〜6月上旬が適期です。根鉢を崩さずに、株間を15cm以上空けて植え付けます。ミントは深く根を張るので、鉢植えの場合は5〜6号以上の大きめな鉢を用意してください。
用土
ペパーミントは、水もちと水はけのよい土壌を好みます。市販のハーブ用培養土や草花用培養土が使えます。地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を土に混ぜ、1週間前には堆肥を混ぜて土づくりをしましょう。
肥料
ペパーミントは生育旺盛なため、施肥が必ず必要というわけではありません。また、与えすぎるとミントの香りが弱くなるので、株の生育が悪かったり、弱っている場合に肥料を与えるようにしましょう。
元肥として、植え付けの際に緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は、春と秋に緩効性化成肥料を1回ずつ与えます。
収穫
ペパーミントは、4〜10月下旬まで収穫できます。草丈が20cmほどになったら茎の先からハサミでカットして収穫しましょう。茎から収穫することで、その下からわき芽が伸びて長期間収穫できます。
切り戻し・剪定
ペパーミントの剪定は、梅雨ごろに湿気がこもらないように適度に切り戻し剪定をして、通気性をよくしましょう。冬に剪定をする場合は、地際から切り戻します。
夏越し・冬越し
ペパーミントは暑さに強く、冬には地上部が枯れてしまいますが、とくに夏越しや冬越しの必要はありません。
病気・害虫
ペパーミントに含まれるメントールの効果もあって、病害虫の被害は少ないです。ただし、アブラムシやハダニが発生することがあるので注意してください。
植え替え
ペパーミントの植え替えは4〜5月、または9〜10月が適期です。株が大きくなったら株分けもかねて、根鉢を崩さずに植え替えをしましょう。
ペパーミントの育て方まとめ
ペパーミントは、生育旺盛で初心者でも簡単に育てることができます。また、春〜秋であればいつでも収穫でき、お肉や魚の臭みとりや料理の香りづけ、ハーブティーなどいろいろな用途に利用できて便利ですよ。ぜひこの記事を参考にペパーミントを育ててみてくださいね。