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【牡丹の育て方】剪定の方法は?植え替え時期はいつ?

2024/3/1

牡丹の基本情報

科・属 ボタン科ボタン属
分類 落葉低木
植え付け時期 9~10月
開花時期 4~5月
剪定時期 9月頃
置き場所 日当たりと風通しのよい場所
肥料 元肥:必要料/追肥:必要

牡丹とは

牡丹Photo by tottokoさん@GreenSnap

牡丹は、ボタン科ボタン属の落葉性低木で、華やかでシャクヤクに似た大輪の花を咲かせます。その美しさから、多くの人々に長く愛されています。園芸品種として春咲きの春牡丹が一般的ですが、春と初冬の2回花を咲かせる寒牡丹もあります。

牡丹は、寒さと乾燥に強く、比較的育てやすい花木ですが、市販の苗木は多年草のシャクヤクを台木にした接木苗であることが多く、根付きが弱いと植え付けから数年で枯れやすいです。そのため、一年目はつぼみを摘み取って、花を咲かせずに根をしっかり育てることがコツです。

牡丹の育て方

日当たり

牡丹は、日当たりと風通しのよい場所で育てます。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。牡丹は多湿を苦手とするので乾燥気味に育て、冬は水やりを控えめにします。

地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。

植え付け

牡丹の植え付けは、9〜10月が適期です。苗を選ぶときは、葉が大きいものを選ぶとよいです。また植え付け前に、軽く剪定をして、花芽は摘み取っておきましょう。

植え付けの際には、肥料に根が当たらないように植え付け、根付くまでは乾燥しないように水やりをしてください。

用土

牡丹は、水はけと水もちのよい土を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土7:腐葉土3の配合土が使えます。地植えの場合は、堆肥を土に混ぜて耕し、土づくりをしておきましょう。

肥料

牡丹の肥料は、植え付けの際に元肥として緩効性肥料や骨粉といった、リン酸やカリウムが豊富な肥料を与えます。追肥は、春の2〜3月と花後の5〜6月にお礼肥として、緩効性肥料や油かすを施します。

支柱・仕立て

牡丹は、大輪なため風で倒れないように支柱を立てて仕立てることがあります。

切り戻し・剪定

牡丹の剪定は、9月頃が適期です。枯れた葉を摘み取り、内側に伸びる枝や細い枝を剪定します。また残った枝は花芽を2〜3つほど残して切り詰めます。

夏越し・冬越し

牡丹は高温多湿を苦手とするので、鉢植えの場合は夏にはできるだけ涼しい場所で管理してください。

冬は、土が凍ると生育が鈍くなるので敷きわらや腐葉土を敷いて、凍結対策をしておくとよいです。

病気・害虫

病気は、灰色カビ病や白絹病に注意します。多湿の状態が続くと発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。

害虫は、カイガラムシやネコブセンチュウに注意します。カイガラムシは、貝殻のような虫が幹付き、幼虫は白くふわふわした見た目をしています。ネコブセンチュウは、葉が下に垂れていたり、株元がこぶ状に膨らんでいたら被害を疑いましょう。

植え替え

牡丹の植え替えは、9〜10月が適期です。牡丹は植え替えを嫌うので、根詰まりをしていたり生育が悪くなった場合に限り、一回り大きい鉢に植え替えをしましょう。

牡丹の育て方についてよくある質問

牡丹の寿命はどれくらい?

牡丹の株は、15年程度が寿命だといわれています。また、花は3日ほどで萎れてしまいます。

牡丹の育て方まとめ

牡丹Photo by ゆいみゅうさん@GreenSnap

牡丹は、その花の豪華さから、古くから美しさの象徴として芸術的にも親しまれてきました。暑さや風通しに注意して、肥料を欠かさずに与えることで大輪を咲かせてくれますよ。

ぜひこの記事を参考に牡丹を育ててみてくださいね。