【ペンタスの育て方】冬越しの仕方や切り戻しの時期は?多年草なの?一年草なの?
2024/6/12
ペンタスの基本情報
科・属 | アカネ科/ ペンタス属 |
分類 | 常緑低木(非耐寒性多年草) |
植え付け時期 | 5月〜7月 |
開花時期 | 5月〜11月 |
置き場所 | 日当たりの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
ペンタスは
Photo by ととまるさん@GreenSnap
ペンタスは、アカネ科ペンタス属の常緑低木です。原産地は東アフリカから南アフリカにかけての地域ですが、高温多湿な環境を好むため日本でも育てやすく人気を得ています。
花色は赤、ピンク、白など多彩で、星形の小さな花を多数咲かせます。花期が長く、初夏から秋まで次々と花を咲かせるのが特徴です。
ペンタスの育て方
置き場所・日当たり
ペンタスは日当たりと風通しのいい場所を好みます。日陰に弱いわけではありませんが、明るい場所で育てることで、花つきが良くなります。ただし、真夏の直射日光は苦手なので、できれば遮光ネットなどで日除けしてあげるといいでしょう。
植え付け・用土
ペンタスの植え付け適期は5月〜7月です。
鉢植えで育てる場合は、草花用培養土を用意しましょう。矮性品種であれば一株につき5号鉢のサイズが目安となります。
庭に地植えする場合は、庭土に3〜4割の腐葉土と、元肥として緩効性肥料を規定量混ぜておくといいです。株間は30〜40cm程度あけて植えましょう。また、ペンタスは浅根性なので、深植えは避けてください。
水やり
ペンタスを鉢植えで育てる場合、5〜10月の間の生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。ただし、冬季は水やりを控えめにし、鉢土が乾燥気味になるようにします。夏場はとくに水切れに注意してください。また、鉢皿に水を溜めっぱなしにしていると病害虫の原因になるので注意してください。
ペンタスを地植えしている場合、植え付けのときにたっぷりと水やりをしたら、それ以降は基本的に水やり不要です。
肥料
ペンタスの肥料には市販の花木用肥料を使うのがおすすめです。肥料を与える時期は5〜10月の間、2ヶ月に1回を目安に置き肥してください。また、開花中は即効性のある液体肥料を併用するのもおすすめです。
切り戻し
ペンタスは花後に切り戻しを行うことで、株がコンパクトに保たれ、再び花を咲かせます。花が終わったら、枝を5〜10cm程度残して切り詰めましょう。切り戻しを行うことで、秋まで長く花を楽しむことができます。
病気・害虫
ペンタスの主な病気は、うどんこ病、炭疽病、葉枯れ病などです。風通しを良くし、日当たりの良い場所で育てることで予防できます。害虫では、アブラムシ、ハダニ、コナジラミなどが発生することがあります。早めに発見し、殺虫剤などで駆除しましょう。
ペンタスの冬越し(冬の育て方)
ペンタスは寒さに弱い植物です。鉢植えなら冬は室内の日当たりの良い場所にしまい、室温5℃以上の環境で管理しましょう。
また、冬季は水やりを控えめにして乾燥気味にし、肥料もストップして休眠に備えます。不要枝さえできればペンタスは低木・多年草なので、春になり新芽が出始めたら再び外に出して育てることができます。
地植えで育てている場合は、株下に腐葉土などを盛ってマルチングをしたり、風除けをすることで温暖地なら冬越しの可能性が高まります。
ペンタスの育て方でよくある質問
ペンタスの花が終わったらどうする?
ペンタスの花が終わったら、枝を5〜10cm程度残して切り詰めましょう。切り戻しを行うことで、秋まで長く花を楽しむことができます。また、切り戻した枝を挿し木にすれば、新しい株を増やすこともできます。
ペンタスの花が咲かない原因と対処方法は?
ペンタスが花を咲かない原因は、日照不足、肥料不足、水やりの問題などが考えられます。今一度栽培環境や水やり頻度を見直してみましょう。また、鉢植えなら根腐れや根詰まりを起こしていないかもチェックしてみてください。もし異変があれば早めに植え替えをしましょう。
ペンタスは多年草ですか?一年草ですか?
ペンタスは多年草というより、本来原産地では木質化して1.5mほどにまで成長していく常緑低木のひとつです。日本では冬越しがやや難しいため春〜秋のガーデニングを彩る一年草として認識されています。
ペンタスは冬越しさせられれば花を長く楽しめる!
ペンタスは、長期間花を楽しめる魅力的な植物です。育て方のポイントを押さえれば、初心者でも簡単に育てることができます。星形の可愛らしい花を眺めながら、ガーデニングの楽しさを感じてみませんか。ペンタスを育てて、あなたのお庭に彩りを添えましょう。