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梨の育て方を解説!肥料のやり方や剪定の仕方は?

2024/5/27

秋の味覚の代表格である梨。甘くてシャキシャキとした食感が人気の果物です。梨は虫除けの回数が多く、手間のかかる果物とされていますが、自分で育てると愛着も湧き、格別の味わいを楽しめます。今回は梨の基本情報から育て方までを詳しくご紹介します。

梨の基本情報

梨

Photo by Yuki(元ぽぽー)さん@GreenSnap

科・属 バラ科/ナシ属
栽培難易度:難しい
植え付け時期 11月〜3月
収穫時期 8月〜11月
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 肥料:元肥:必要 / 追肥:必要

梨とは?

梨は秋の味覚の代表格で、甘くてシャキシャキとした食感が人気の果物です。和梨の代表品種である「幸水」は生産量が多く、みずみずしい食感が魅力です。また「豊水」は赤みがかった果肉で甘みが強く、大玉で人気があります。このように品種によって味や食感が異なるのが梨の特徴です。

置き場所・日当たり

梨は日光を好む植物のため、十分な日光が当たる場所に植えることが大切です。庭植えの場合は、少なくとも午前中は直射日光が当たる場所を選びましょう。鉢植えの場合は、夏場は半日陰で管理し、それ以外の季節は日当たりの良い場所に置くのがおすすめです。

植え付け

梨は種から育てるのは難しいため、通常は接ぎ木された苗木を植えつけます。11月から3月の休眠期に、日当たりと風通しの良い場所に植えつけを行いましょう。深さ50cm、直径50cmほどの穴を掘り、有機質の肥料を土に混ぜ込んでから植えつけます。

用土

梨は土壌を選びませんが、水はけと水持ちのバランスのいい土を好みます。鉢植えの場合は、市販の花と野菜の培養土でも問題ありません。

肥料

梨には年3回、元肥と追肥を与える必要があります。2月に有機質肥料を元肥として、5月に化成肥料を追肥として与えます。果実の収穫後である10月にも有機質肥料を与え、来年に備えて養分を蓄えさせましょう。

水やり

梨は土が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢植えの場合は土がしっかり乾いたら鉢底からあふれるくらいたっぷり水をやります。地植えの場合は基本的には自然の降雨に任せてOKですが、雨が少ない時期に乾燥していれば水やりを行います。

切り戻し・剪定

梨の木は高くなりすぎないよう、年に1回剪定を行い、樹形を整えるます。剪定時期は12月から2月下旬までの休眠期がベストです。

梨の剪定は、混み合った枝や伸びすぎた枝を切り落とし、日光が十分に当たるようにします。切り口には保護剤を塗布して病気の予防に努めましょう。

人工受粉・摘果

梨は自家不和合性があるため、異なる品種同士で人工受粉を行うと実りやすくなります。ミツバチなどによっての自然受粉ができない場合は、採取した花粉を受粉してやる人工授粉が必要です。実がなれば、5月頃に2回に分けて摘果を行い、残る果実を少なくして大きく甘い実に育てることが重要です。

袋がけ

梨は病害虫に弱いため、摘果した後はできるだけ早く袋がけを行いましょう。

収穫

梨の収穫適期は8月から10月ごろですが、品種により若干時期は異なります。実を持ち上げて簡単に取れる頃が収穫時期の目安です。収穫後は新聞紙に包んで冷蔵庫で保存すると長持ちします。

植え替え

鉢植えの梨は2〜3年ごとに植え替えを行います。古い根を一部切り落とし、一回り大きな鉢に植え替えることで、根詰まりを防ぎ生育を良くします。

病気・害虫

梨には赤星病や黒星病などの病気、シンクイムシ類やアブラムシ類などの害虫が発生しやすいので、定期的な薬剤散布が必要です。

梨の育て方まとめ

梨は手間のかかる果物ですが、しっかりと世話を行えば、大きくて甘い実を収穫できます。日当たりの良い場所に植え、定期的な剪定と肥料、水やりを行いましょう。また、病害虫対策にも気をつけることが重要です。梨作りは長い期間を要しますが、その分収穫した時の喜びも格別ですよ。