【ハナモモの育て方】剪定時期や挿し木の方法を解説!
2024/7/23
ハナモモの基本情報
科・属 | バラ科サクラ属 |
分類 | 落葉中高木 |
植え付け時期 | 11~12月、2月 |
開花時期 | 3月中旬~4月 |
剪定時期 | 11~2月、3月下旬〜4月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ハナモモとは
Photo by お花が大好きさん@GreenSnap
ハナモモは、バラ科サクラ属の落葉中高木です。花を観賞するために品種改良されたモモの品種です。3月中旬〜4月にかけてピンクや赤、白の華やかな花を咲かせます。樹高は5〜8mほどになり、樹形には立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性などがあり、植え付ける場所に合わせて選ぶとよいでしょう。
樹高がかなり高くなるので、鉢植えはあまり向いていません。
ハナモモの育て方
日当たり
ハナモモは日当たりのよい場所を好みます。強風で枝が折れたり倒れたりする恐れがあるので、風の通り道でない場所が適しています。
植え付け
ハナモモの植え付けは、落葉期の11〜12月または2月が適期です。根鉢の2倍ほどの深さと幅の穴を掘り、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで植えつけます。植え付けた後は、倒れないように支柱を立てて、たっぷり水やりをしてください。
用土
ハナモモは水はけのよい土を好みます。植え付け時に土に腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。
肥料
自然の循環ができていれば、とくに肥料を与えなくても毎年開花します。肥料を与える場合は、2〜3月に、緩効性化成肥料や油かすを株元に施します。若木は、9月頃にも同じように追肥するとよく育ちます。
水やり
植え付け後しばらくは水やりをしますが、根付いたら水やりは基本的に必要ありません。ただし、極度に乾燥している場合は、水やりをしましょう。
切り戻し・剪定
ハナモモの剪定は、11〜2月と3月下旬〜4月が適期です。冬の剪定は込み合った枝を間引いたり、伸びすぎた枝を切り戻したりして、樹形を整えます。春の剪定は、枝数を増やすために切り戻し剪定をします。
夏越し・冬越し
ハナモモは耐暑性と耐寒性ともに優れており、夏越し・冬越しは必要ありません。
病気・害虫
病気は、縮葉病や灰星病、せん孔細菌病に注意します。縮葉病は、新葉が縮れて白いカビが生え、落葉します。灰星病は、花が褐色になって腐ります。せん孔細菌病は、葉に茶色い斑点ができて穴があきます。それぞれ発見しだい、罹患部を取り除いて処分して、必要があれば薬剤を散布して防除してください。
害虫は、アブラムシやカイガラムシに注意し、見つけ次第駆除しましょう。
植え替え
ハナモモは地植えで育てるため、植え替えは基本的に必要ありません。
ハナモモの育て方についてよくある質問
ハナモモの増やし方は?
ハナモモは、挿し木で増やすことができます。挿し木の方法は、5〜6月頃にさし穂として枝を10cmほどカットし、根元の葉を取り除いて吸水させたら、鹿沼土に挿します。挿し木したあとは、土を乾かさないように管理して、発根を待ちましょう。
ハナモモの育て方まとめ
ハナモモは耐寒性と耐暑性が優れており、病害虫の被害も比較的少ないため初心者でも育てやすい花木といえます。たくさんの花を咲かせる美しいハナモモに育てるには、冬と春に剪定するのがポイントですよ。ぜひこの記事を参考にハナモモを育ててみてくださいね。