【桃の育て方】育てやすい品種は?剪定と肥料のやり方と時期を解説
2024/6/13
桃の基本情報
科・属 | バラ科/サクラ属 |
栽培難易度 | むずかしい |
植え付け時期 | 11月中旬〜4月中旬 |
収穫時期 | 5月〜8月 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 肥料:元肥:必要 / 追肥:必要 |
桃の育てやすい品種はどれ?

Photo by よっちゃんさん@GreenSnap
モモは、春に花が咲き、夏に実がなる落葉高木果樹です。みずみずしく香りの良い大きな実をつけるのが魅力のフルーツで、日本でも古くから愛されており、庭木としても人気があります。
ただし、栽培難易度は高めです。家庭菜園として育てるには、「ひめこなつ」「ひめまるこ」「ちよまる」などの早生品種をおすすめです。
桃の木の育て方
栽培環境・日当たり
モモはなによりも日光を好みます。地植えでも鉢植えでも日当たりの良い場所を選びましょう。日陰や湿った場所に植え付けると、実がつきずらくなります。
植え付け
モモの植え付け時期は、11月中旬〜4月中旬が適しています。寒冷地では3〜4月、暖地なら11〜12月に植えつけをします。種からの育苗は難しいので、おすすめできません。市販の苗を用いて植え付けていきましょう。植え付け時に苗が不安定であれば、支柱を立てて倒れないよう支えます。
用土
モモは水はけと水もちの良い土壌を好みます。地植えで育てる場合は、植え付けの前に植え穴を掘り、掘り出した土に、不要ど、赤玉土、苦土石灰などを施して土壌を整えましょう。鉢植えで育てる場合は、市販の果樹用培養土を使えば問題ありません。
水やり
モモは乾燥した環境を好むので、水やりは控えめにしましょう。鉢植えなら土の表面が乾いたら十分に水を与えます。
肥料
モモは植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として施します。その後は、寒肥として3月頃、実がつく5月頃、収穫後の10月頃に有機質または速効性化成肥料を与えます。
剪定・整枝
モモは12月〜2月の落葉期に、剪定して樹形を整えます。樹形はY字型に仕立てていくのが一般的です。また、夏剪定として7〜8月ごろに花芽がつかない古い枝や細い枝を中心に剪定しましょう。
人工受粉・摘果
モモの品種によっては人工授粉が必要です。摘果も3〜6月に1本の枝に1〜2個になるよう間引きます。
袋掛け
モモの摘果が終わったら、繊細なモモの実を害虫から守るために袋掛けを行いましょう。
収穫
モモの実の収穫時期は、香りと色で見分けます。熟し過ぎると落果してしまうので、皮が赤く色づき、少し硬いけれど良い香りがしてきたら収穫しましょう。
病気・害虫
モモは、縮葉病、黒星病、灰星病などの病気や、アブラムシ、ハダニ、カメムシなどの害虫に注意が必要です。
病気や害虫の被害が多い果樹ですので、薬剤散布などの対策をこまめに行いましょう。
桃の育て方まとめ
モモは栽培に手間がかかる果樹ですが、美しい花を楽しみ、美味しい実を収穫できる喜びを体験できる果樹です。
愛情を持って丁寧に育てれば、おいしい実を楽しめるはずです。育て方のポイントを押さえて、美味しい実を収穫してくださいね。