【パパイヤの育て方】露路栽培で越冬できる?実がなるまで何年?
2025/9/17
パパイヤの基本情報
| 科・属 | パパイヤ科パパイア属 |
| 栽培難易度 | ふつう |
| 植え付け時期 | 4〜6月 |
| 収穫時期 | 10〜11月 |
| 栽培場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
鉢植えパパイヤなら家庭菜園でも栽培できます。
Photo by いんみさん@GreenSnap
パパイヤは熱帯アメリカ原産の常緑果樹です。品種によって大きさはさまざまですが、基本的に成長が早く、暖地での露地栽培では7~10m、鉢植えでも2〜3mほどまで大きく育つことがあります。
一般家庭で育てる場合は、矮性品種やソロ品種など、背丈の低い品種を選び、鉢植えで管理するといいでしょう。
収穫した果実は、生食はもちろん、サラダや料理に使うこともできます。栽培難易度は中くらいですが、温度管理さえしっかりできれば比較的育てやすいといえます。
パパイヤは露地栽培では越冬できないので注意。
パパイヤはとにかく暖かく日当たりの良い場所を好みます。露地栽培(地植え)では、沖縄などの暖かい地域でしか育てられません。
そのため、沖縄地方を除く日本では、基本的に鉢植えで育てるのが一般的です。冬は気温が14℃を下回ると生育が止まってしまうので、室温を保てる場所で育てましょう。
パパイヤの育て方
日当たり
基本的に日当たりがよく、温暖な環境を好みます。生育に適した気温は25〜30℃です。
冬は夜間の気温が15℃を下回る前に、室内に移動させ、最低でも10℃以上を常に保てる場所で管理しましょう。
植え付け
パパイヤは種から育てるのが一般的です。5〜6月に種まきをし、苗が15〜20cm程度に育ったら鉢に植え替えます。苗から植え付ける場合は、4〜6月が適期です。
用土
パパイヤは肥沃で水はけの良い土を好みます。赤玉土6:ピートモス2:川砂2の割合で混ぜた土がおすすめです。市販の果樹用培養土やパーライトを2割混ぜた草花用培養土でも問題ありません。
肥料
パパイヤは生育期には2ヶ月に1回程度、緩効性化成肥料や液肥を与えましょう。チッソ、リン酸、カリが等量か、リン酸が多めのものが良いでしょう。
水やり
パパイヤは土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやります。春〜夏は朝夕の2回、秋〜冬は2〜3日に1回程度を目安に、土が湿り気を保つように気をつけましょう。
剪定・整枝
パパイヤは生長が早い植物です。枯れ葉や病害葉は早めに取り除き、大きくなりすぎた場合は、幹を30〜50cm程度に切り詰めても良いでしょう。切り口には保護剤を塗って病害虫の侵入を防ぎましょう。
病気・害虫
パパイヤはうどんこ病やハダニ、カイガラムシに注意が必要です。うどんこ病には重曹水や石灰水を葉に噴霧し、ハダニは葉水をこまめにすることで予防できます。
パパイヤの収穫時期はいつ?何年で実がなる?
品種にもよりますが、パパイヤは植え付けから1〜2年ほどで実を収穫できるようになる、速成性の高い果樹です。
すぐに実の収穫を楽しみたい方は、「桃太郎パパイヤ」や「ハワイオウロ」などの早生品種を選ぶのがおすすめです。
そんなパパイヤの収穫時期は9〜11月頃で、実が少し黄色く変色した頃が収穫のサインで、す。青いまま食べることもできますが、そのまま常温で数日追熟させて完熟になるのを待って食べることもできます。
パパイヤは露地栽培より鉢植え栽培がおすすめ。
パパイヤは日当たりと温度管理が重要な果樹です。春から秋にかけては日光をたっぷりと浴び、冬場は室内で越冬させましょう。発芽が早く、種まきから2年ほどで実がなります。
肥料と水やりを控えめにすれば、初めての方でも育てやすい植物ですので、ぜひ自宅で甘くておいしいパパイヤを味わってみてくださいね。



















