パキラの育て方|初心者は水やり頻度に注意?大きくしたいときは?
2024/11/1
パキラといえば、最近では100均でも手に入るようにもなった馴染み深い観葉植物ですね。パキラの育て方は簡単ですが、そうはいっても間違ったお手入れをしていると枯れてしまうこともあります。
そこで今回は、初心者さんにもわかりやすいよう、筆者の栽培経験を混えながらパキラの育て方についてご紹介します。
パキラはどんな観葉植物?
パキラは中南米が原産の常緑高木で、観葉植物としては20〜2mほどの大きさで楽しまれていますが、本来は7〜15mにも成長する植物です。そのため生育旺盛で成長スピードも早く、育て方次第では1年で20〜30cm伸びることもあります。
ちなみに、パキラには上の画像のような挿し木株(朴仕立て)と実生株(種から発芽させた株)があります。両者で育て方は変わりませんが、あまり大きく育てたくないという方は挿し木株、太く立派な幹のパキラを育てたい方は実生株を選ぶといいですよ。
パキラの置き場所!日陰でも大丈夫?
パキラの置き場所は、窓際近くの日当たりがいい場所がおすすめです。日陰にも強いので、室内のなかほどでも育ちますが、徒長しやすくなるので要注意。
徒長というのは、植物が日光を求めて細く長く枝や茎を伸ばすことです。筆者も午前中だけ日が当たる半日陰の場所に置いていましたが、ひょろひょろのパキラになってしまったことがあるので、できるだけ1日中日が当たる南向きの窓近くに置くのがおすすめです。
どうしても日陰になってしまう、でも徒長させたくない、という方は、2〜3日に1回は日光浴を数時間してあげると美しく育ちますよ。
パキラの水やり頻度!とくに冬は注意
パキラの水やりは、土の表面が乾いてから鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えてください。とくに春から秋の間は土が乾きやすいので要チェック。土の乾燥具合がわからないという方は、水やりチェッカーが便利です。
冬の水やりに関しては、土の表面が乾いてから3〜4日後に水やりするといいです。冬は成長がゆっくりになる休眠期なので、この時期に水やりしすぎると根腐れで枯れます。
ちなみに筆者は真冬の水道水をそのまま与えて冷害で枯らしたことがあるので、水温にも要注意です。少しお湯を混ぜるなどして20°くらいの常温のお水にし、日中の暖かい時間に与えるのがベストですよ。
パキラを大きく育てたいなら肥料は必須!
パキラをより大きく元気に育てたいときは、春から夏の間に肥料を与えましょう。肥料は市販の観葉植物用の緩効性肥料か液体肥料を使います。
緩効性肥料は粒状や置くだけのタブレットタイプになっているので、土の上に置くだけで便利です。ただし、製品によって効果持続期間が違うので要注意。2ヶ月持続する製品なら、春から秋までの奇数月に与えるといいですよ。
液体肥料は水に混ぜて使う希釈タイプが多く、速効性があるのが特徴です。水やりするときに数滴混ぜて、10日に1回与えます。
パキラの植え替え時期、頻度はどれくらい?
パキラの植え替えも春、もしくは秋の時期にやりましょう。できれば毎年植え替えるのが理想ですが、2〜3年に1回の植え替えでも大丈夫です。
ただし、株が弱っていたり、水の吸い込みが悪いときや、底穴・地表から根が見えているときはすぐに植え替えをしましょう。植え替えするときは、必ず新しい観葉植物用の土を使ってくださいね。
パキラの育て方についてよくある質問
パキラは一年でどれくらい成長しますか?
パキラは生育旺盛な性質を持つため、1年で50cmほど成長することもあります。そのため、樹形を維ためにも、適宜剪定をしてあげるといいでしょう。
パキラを大きくしたい場合はどうしたらいい?
パキラを大きくしたい場合は、日当たりのいい部屋で管理し、定期的に肥料を与えることをおすすめします。こうすることで、より成長速度が早まります。
パキラの葉がしおれてきた!原因は?
パキラの葉がしおれるのには、日照不足や水不足、寒さに当たったことなどのさまざまな原因が考えられます。それぞれの原因や対処法などについては、こちらの記事を参考にしてください。
パキラの育て方は冬の水やり頻度がポイント
パキラの育て方の要点をまとめると、春から秋は水やり・肥料を定期的に与えて、剪定や植え替えもこの時期にやるということ。反対に冬は水やり控えめで、肥料はストップ。日陰でも育ちますが、日当たりのいい場所で育てるのが理想です。
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株式会社COTOHA 代表取締役
屋内植物アドバイザー協会代表、屋内緑化推進協議会理事、一般社団法人花いけバトルプロジェクト理事
1966年⽣まれ、京都市出⾝。京・⻄陣の実家の花屋で25年勤務後、独⽴し現在のインドアグリーン専⾨店cotohaとフラワーショップBOOMを経営。
花・植物を⾝近に感じていただける『きっかけ』として様々な活動を展開
【枯らしてほしくないプロジェクト】として消費者に寄り添うアフターサービス
大学研究機関と室内環境に順応した植物のデータ化に取り組む
全国47都道府県に1社 賛同店舗を募って現在27都道府県の売店と連携中!
京都府立桂高校と共同で地元環境に順応した植物を生産中
公式HP:https://cotoha-plants.com/
Instagram:https://www.instagram.com/cotohakyoto/
パキラははじめての方におすすめする植物の1つですね。ほかの植物よりも水やり頻度は少なめで、育てる手間がかからないのが魅力です。