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【オキザリスの育て方】花が終わったら?冬越しの方法は?植えっぱなしでも大丈夫?

2024/2/28

オキザリスの基本情報

科・属 カタバミ科/オキザリス属
分類 多年草、一部一年草
植え付け時期 3月〜5月
開花時期 春植え品種は5〜9月、秋植え品種は9〜3月

オキザリスとは

オキザリス

Photo by ドジエさん@GreenSnap

オキザリスは、魅力的な葉の形と可憐な花が特徴の球根植物で、世界中に800種以上が存在します。日中は葉を開き、夜や曇りの日には閉じる「昼夜動植物」としても知られており、その独特の生態と美しい花色で地植え・鉢植え問わず栽培されています。

なお、オキザリスには春植え品種と秋植え品種の2タイプがあります。春植え品種は春から夏の間に開花し、秋冬は休眠します。反対に、秋植え品種は秋から冬の間に開花し春夏は休眠します。

オキザリスの育て方

植える場所・日当たり

オキザリスは屋外の明るい日陰か半日陰で育てましょう。夏の直射日光は葉や花を傷める原因となるため、地植えなら常緑樹のそばに植えるか、鉢植えにして移動できるようにしておくのがいいです。

室内で楽しむ鉢花としても育てられますが、その場合は必ず窓ガラス越しの日光に当て、夏はレースカーテン越しの日光にあててください。

植え付け・土

オキザリスの植え付け時期は春植え品種なら3月下旬〜4月、秋植え品種な9〜10月上旬です。土には市販の草花用培養土を使いましょう。地植えの場合は庭土に3割の腐葉土と、1割のパーライトを混ぜるといいです。

球根を植えるときは、その品種の大きさによって以下のように異なります。球根を入手するときに小型、中型、大型に注目して選ぶようにしましょう。

  • 小型:植える深さ1cm、3号鉢に2〜3球
  • 中型:植える深さ2cm、4号鉢に3〜4球
  • 大型:植える深さ2cm、4号鉢に1球

また、球根の形状からも植える深さが異なるので、以下を参考にしてみてください。

  • 両端が尖った球根:植える深さ1cm
  • 小さな玉ねぎ型:植える深さ1〜2cm
  • らっきょ型:植える深さ2cm
  • 松笠型:球根の下3分の1が土に埋まるように植える
  • 皮なし根茎状:植える深さ2cm

水やり

オキザリスの水やりは、植え付け後1ヶ月は、鉢植え・地植えかかわらず、土が乾き切る前に水やりをしましょう。以降は鉢植えの場合土が乾いてからたっぷり与え、地植えの場合は葉がくったりしない限りは水やりせずでも大丈夫です。

なお、地上部を枯らして休眠期に入ったら、水やりはしないでください。

肥料

オキザリスは基本的に肥料を与えすぎると花付きが悪くなったり、間延びしやすくなるので、無肥料で育てることもできます。

数年育てて花付きが悪くなってきたり生育が鈍いようであれば、植え付け時に元肥としてマグァンプKなどの1年間効果が持続するような緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。

もしくは葉が出ている時期に草花用の液体肥料を月2回を目安に与え得るといいです。いずれの場合も製品の規定量よりも控えめに与えましょう。

花が終わったら

オキザリスの花が終わったら放置せずにこまめに取り除き、植物が次の開花にエネルギーを使えるようにします。

花が終わっても葉はしばらく緑のまま成長して球根にエネルギーを貯めるので、日当たりのいい場所に置いておきましょう。葉が枯れたあとは雨に濡れない場所に移動させてください。

冬越し

オキザリスの冬越しは春植え品種の場合、室内にしまって冬越しをさせましょう。地植えの場合は球根を掘り上げて乾燥させ、室内の冷暗所で保管して冬越しさせることもできます。

秋植え品種の場合は、5度以下になるような冬の夜間だけ室内にしまってください。暖かい場所でずっと管理すると成長しなくなることもあるので、ある程度寒さに当てることも大切です。

病気・害虫

オキザリスは病害虫には基本的に強いですが、水やりのやりすぎや長雨に当たるなどで過湿状態になると、根腐れの原因となるため注意が必要です。また、春から秋にかけてはまれにアブラムシが発生することがあるので、定期的に植物をチェックしましょう。

植え替え

オキザリスは根詰まりを感じたら、その球根の生育期の始めの時期(春か秋)に掘り起こして、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

オキザリスについてよくある質問

植えっぱなしでも大丈夫?掘り上げたほうがいい?

オキザリスの耐寒性は種類によって大きく異なります。例えば、オキザリス・トリアンギュラリスなどの耐寒性が低い種類は、冬の間、球根を掘り上げて室内で乾燥させた状態で保管するのがおすすめです。これにより、凍結によるダメージを避けることができます。

一方、オキザリス・デビリスのように耐寒性のある種類は、地植えのままでも冬を越すこともできます。品種の耐寒性や育てる地域の気温を考慮して、最適な方法を選びましょう。

増えすぎて困る。どのように対処すればいい?

オキザリスは繁殖力が高く、横に横にと成長していく増えやすい植物です。とくに寄せ植えでは他の植物の根を侵食してしまうほどなので、単植で楽しむのがおすすめです。庭に植える場合は花壇の端にするなど、広がっても被害を抑えやすい場所に植えるのがおすすめです。

増えすぎた場合は、春か秋に株を掘り上げ、球根を分けて調整します。分けた球根は、新しい鉢に植え替えたり、庭の別の場所に植えたりすることができます。

オキザリスのまとめ

オキザリスはその魅力的な花で世界中で愛される球根植物です。適切な管理で育てれば長く楽しむことができるので、育て方のポイントを押さえて、美しいオキザリスを育てましょう。