【オーニソガラムの育て方】植え付け方や植え替え時期は?
2024/5/14
オーニソガラムの基本情報
科・属 | ユリ科オーニソガラム属 |
分類 | 球根植物 |
植え付け時期 | 9月中旬~11月下旬、4月中旬~5月下旬 |
開花時期 | 春咲き:4~5月、夏咲き:7~8月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:不要 |
オーニソガラムとは

Photo by あななさん@GreenSnap
オーニソガラムは、ユリ科オーニソガラム属の球根植物です。ヨーロッパやアジア原産の耐寒性種とアフリカ原産の半耐寒性種に分けられます。原種だけでも180種類ほどあり、草丈は15〜100cmほどで品種によってさまざまです。
花色は白や黄、オレンジ色で、春咲き品種は4〜5月、夏咲き品種は7〜8月に星型の小さな花をたくさん咲かせます。花持ちがよいことから切り花やウェディングブーケ、アレンジメントとしても人気があります。
オーニソガラムの育て方
日当たり
オーニソガラムは日当たりと風通しのよい場所で育てます。とくに開花期には十分に日が当たるようにしましょう。
水やり
オーニソガラムは乾燥気味を好むため、土の表面が白くしっかり乾いてからたっぷりと水やりをします。春咲き種は6〜9月が休眠期にあたるので、水やりはほとんど必要ありません。
植え付け
オーニソガラムの植え付けは、春咲き種は9月中旬〜11月下旬、夏咲き種は4月中旬〜5月下旬が適期です。
鉢植えの場合は、球根を上向きにして深さ5cmほどの位置に植え付けます。複数の球根を植え付ける際は5号鉢に3球、小型の品種は3号鉢に3球が目安です。地植えの場合は、球根を深さが8cmほどの位置に植え、株間は球根3個分が目安です。
用土
オーニソガラムは水はけのよい用土を好みます。市販の草花用の培養土や赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土が使えます。
地植えの場合は、植え付けの1週間前に腐葉土を混ぜ込んで水はけをよくしておきましょう。
肥料
オーニソガラムの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を少量与える程度で十分です。また、オーニソガラムは球根内に栄養を蓄えているため、追肥は必要ありません。
切り戻し・剪定
オーニソガラムの花が咲き終わったら、花茎を切って花がら摘みをしましょう。ただし、葉や茎は養分を球根に蓄えるために必要なので、枯れるまで残しておきます。
夏越し・冬越し
春咲きのオーニソガラムは過湿を苦手とし6〜9月は休眠期にあたるため、涼しく風通しのよい場所で夏越しをさせます。また、水やりは控え乾燥気味に管理して、長雨の際は雨の当たらない場所へ避けるとよいです。
アフリカ原産の半耐寒性種は、11月頃に室内へ取り込み、5℃以上の場所で管理し冬越しさせましょう。
病気・害虫
病気の被害はあまりみられません。
害虫は、まれにアブラムシがつくことがあるため、見たらすぐ駆除しましょう。
植え替え
オーニソガラムの植え替えは、春咲き種は9月中旬〜11月下旬、夏咲き種は4月中旬〜5月下旬が適期です。
鉢植えのオーニソガラムは植えっぱなしにすると、花つきが悪くなるので、毎年植え替えを行います。地植えの場合は、3年に1回、分球をかねて植え替えをしましょう。
オーニソガラムの育て方まとめ
オーニソガラムは過湿に注意すれば、肥料はほとんど必要がなく花をよく咲かせてくれるので、初心者でも育てやすいですよ。今回の記事を参考に、切り花やアレンジメントとしても人気なオーニソガラムを育ててみてくださいね。