【オレガノの育て方】種まき〜収穫までの流れや耐寒性について解説
2023/6/22
オレガノの基本情報
科・属 | シソ科ハナハッカ属 |
種まき時期 | 4〜5月、9〜10月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所に置く |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする。 |
肥料 | 9月 |
収穫時期 | 6〜9月 |
オレガノとは

Photo by yohiさん@GreenSnap
オレガノとは、イタリア料理などに利用されることが多いハーブです。少し苦みがあり爽やかで強い香りが特徴。
オレガノは明るいグリーンの小さな葉をたくさんつけ、6〜9月頃になるとピンク色の花を咲かせます。かわいらしい姿から、ギリシャでは幸福のシンボルとしても知られているようです。
オレガノの育て方
オレガノの育て方は、置き場所が大切なポイントです。日当たりが悪いと花つきが悪くなるため、日当たりのよい場所で育てましょう。オレガノは多湿に弱い傾向があることから、梅雨の時期は風通しをよくすることが大切です。葉が密生してきたら刈り込んだり、間引くようにしましょう。
また、オレガノは一年を通して乾燥気味に育てるとよいです。土の表面が乾いたタイミングで水やりしましょう。その他、肥料は植え付けの時に土に混ぜ込みます。オレガノは肥料過多になると枯れてしまうことがあるので、そこまで必要ありません。9月頃に追肥することで、秋に葉の収穫量が増えるでしょう。
オレガノの植え付け時期は、4〜5月または9〜10月頃です。苗は水はけのよい土に植え付けましょう。
その他、オレガノは春頃からアブラムシが発生しやすいです。なるべく早期発見して、取り除きましょう。大量発生する場合は、薬剤を散布します。
さらに、オレガノは高温多湿になるとカビが発生することがあるようです。殺虫剤をまいてもよいですが、症状がひどい場合は株を抜いて処分してください。特に梅雨の時期〜夏に発生しやすいので、風通しのよい場所で管理しましょう。
オレガノの冬の育て方(冬越し)
オレガノは耐寒性が強いため、特に防寒する必要はありません。
寒い地域では霜などに当たると傷みやすいので、株元にマルチングするとよいです。鉢植えの場合は、屋外なら凍らない場所に移動させたり、室内で管理することをおすすめします。
オレガノの育て方についてよくある質問
オレガノは地植えだと増えすぎる?
オレガノは育てやすい植物で、地植えだと手間もかからないといわれています。ですが、地植えするとどんどん増える傾向があるようです。
オレガノを地植えで栽培する場合は、定期的に収穫する必要があります。そのため、ある程度地植えで育てているなら、植えなおすとよいでしょう。
オレガノは地植えだと増えすぎて管理できない方は、鉢植えがおすすめです。持ち運びも楽なので、管理しやすいですね。
オレガノは挿し木で増やせる?
オレガノは種まきや挿し木、株分けで増やすことができるんです。挿し木は2〜3年に1度、春または秋頃に挿し芽をして増やせます。オレガノの挿し木は、以下の手順で行いましょう。
- オレガノの茎を10〜15cmほどにカットし、切り口を水に1時間程度浸します。
- 茎の下の方の葉を切り取り、水はけのよい土に挿します。
- 発根するまでの間は水やりをして、明るい日陰で管理します。
オレガノは、2週間ほどで発根することが多いです。発根したら土が乾いたことを確認して、水やりしましょう。
オレガノをたくさん収穫するにはどうすればいい?
オレガノをたくさん収穫するには、花芽を摘心するとよいです。そうすることで葉に栄養が行き渡り、葉の収穫量が増えていきます。
オレガノの花はかわいいですが、たくさん収穫したい場合は摘心するようにしましょう。
オレガノを地植えや鉢植えで栽培してみよう!

Photo by なつれさん@GreenSnap
オレガノは料理でも使える有名なハーブですね。香りが強いことが特徴ですが、種類によっては花の観賞が楽しめるものもあります。オレガノは日当たりのよい場所で元気よく育ち、摘心すればたくさん収穫できるでしょう。
ただし、地植えで栽培すると増えすぎてしまうため、鉢植えで育てることをおすすめします。
興味があれば、ご自宅でオレガノを育ててみてはいかがでしょうか。