【オンシジュームの育て方】植え替え時期はいつ?水やりのコツは?
2024/5/16
オンシジュームは、鮮やかな黄色い花が特徴のラン科の植物です。蝶が羽ばたくような美しい姿から、多くの人に愛されています。今回は、初心者でも簡単に育てられるオンシジュームの基本情報と育て方を詳しくご紹介します。
オンシジュームの基本情報
科・属 | ラン科/オンシジューム属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 春から初夏 |
開花時期 | 12月〜1月(春咲き)、9月〜10月(秋咲き)、12月〜1月(冬咲き) |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
オンシジュームの育て方

Photo by はるまきさん@GreenSnap
オンシジュームは、手入れが簡単で比較的丈夫な植物です。以下のポイントを押さえれば、美しい花を長期間楽しむことができます。
置き場所・日当たり
オンシジュームは日光を好みますが、直射日光は避けましょう。春から秋にかけては半日陰、冬は明るい室内に置くと良いでしょう。湿気に弱いため、風通しの良い場所に置くことで、病気の予防になります。
植え付け
オンシジュームの植え付けは4月〜5月の春から初夏に行います。根を傷つけないように注意しながら、洋ラン用の水苔を用いて新しい鉢に植え替えましょう。植え替え時には古い根を整理し、健康な根だけを残すことがポイントです。
用土
オンシジュームは原産地では岩などに着床して育つ植物です。市販のラン用培養土を使用するか、バークや水苔を使うと良いでしょう。
肥料
オンシジュームはたくさん花を咲かせるので、肥料も多めにやるのが肝心です。春から秋にかけては、月に2〜3度のペースで液体肥料を与えます。植え付け・植え替えの際には、水苔に緩効性肥料を混ぜ込んで置きましょう。冬の間は休眠期なので、肥料はやりません。
水やり
オンシジュームは、年間を通して表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏場は特に乾燥しやすいので、水枯れには注意しましょう。ただし、湿気が苦手な植物なので、必要以上の水やりは禁物です。水苔がずっと湿った状態だと夏場は蒸れて根腐れを起こす可能性があるので注意しましょう。鉢底の水などは溜めないように注意してくださいね。
支柱・仕立て
オンシジュームは、支柱を使って茎を支えることで、花の重さで倒れるのを防げます。花が咲いてきたら、適度に茎を整理することで、次の花が咲きやすくなります。
切り戻し・剪定
オンシジュームの花が終わった後は、古い茎を剪定して新しい芽が出やすくします。剪定は清潔なハサミを使い、株元から切り戻します。
夏越し・冬越し
オンシジュームは、夏は直射日光を避け、涼しい場所に置きます。冬は室内の明るい場所で育て、低温を避けるようにしましょう。
病気・害虫
オンシジュームは病気や害虫に比較的強いですが、乾燥や過湿には注意が必要です。定期的に葉をチェックし、異常があれば早めに対処しましょう。
植え替え時期
オンシジュームは2年に一度、春に植え替えを行います。古い土を新しい土に替えることで、根の発育を促進します。
オンシジュームの育て方まとめ
オンシジュームの育て方はシンプルですが、ポイントを押さえることで美しい花を楽しむことができます。適切な置き場所と日当たり、水やりと肥料管理を心がけて、大切に育ててくださいね。初心者でも安心して育てられるオンシジュームの栽培に、ぜひ挑戦してみましょう。