【ニゲラの育て方】種まきの時期は?実から種取りできる?寄せ植えで相性がいいのは?
2024/3/6
ニゲラの基本情報
科・属 | キンポウゲ科/クロタネソウ属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 9月〜10月 |
開花時期 | 4月下旬〜7月上旬 |
ニゲラとは
Photo by ベルママさん@GreenSnap
ニゲラは、地中海沿岸から西アジアに原産を持つ、キンポウゲ科クロタネソウ属に分類される一年草です。繊細な細い茎が特徴で、4月下旬から7月上旬にかけて青、白、ピンク、紫色の花を咲かせます。花後には、独特なバルーン形状をした実が形成され、これもまたユニークで見応えがある草花です。
ニゲラの育て方
育てる場所・日当たり
ニゲラは日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。風通しの良い場所を選ぶことで、病害虫のリスクを低減させることができます。
種まき
ニゲラの種まき時期は9月から10月にかけてです。嫌光性種子といって、種に日光が当たると発芽しなくなる性質をもっているため、土は深めに被せるのポイントです。ポットにまいて育苗しても、花壇に直まきでもどちらでも大丈夫です。
- 種をまく: 小さめのポットまたは花壇に、種をまきます。種を蒔いたら1cmほどは土でしっかり覆い、直射日光が当たらないようにします。
- 水やりをする: 種まき後、土が乾かないように適度に水やりをします。
- 発芽を待つ: ニゲラは約2週間ほどで発芽します。発芽したら、ポットまきの場合は日当たりの良い場所に移してください。
- 間引きを行う: 発芽後、苗が密になりすぎている場合は間引きを行い、直まきの場合は最終的に20cm間隔になるよう管理します。
- 植え付ける: 根鉢がしっかりと形成された苗が育ったら、ポットから花壇や別の鉢へ植え付けます。この際、根を傷つけないよう慎重に扱います。
植え付け
発芽したニゲラの苗は、同じく9〜10月ごろに植え付けしましょう。根鉢を崩さないように慎重に扱いながら、苗同士の間隔を20cm程度空け、十分な成長スペースを確保してください。
水やり
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと行いますが、過湿にならないよう注意が必要です。特に鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るくらいが目安です。
肥料
ニゲラはあまり肥料を必要としませんが、生育初期に緩効性の化成肥料を施すと良いでしょう。過剰な肥料は避け、植物が軟弱にならないようにします。
剪定
ニゲラは特に剪定を必要としませんが、風通しを良くするために、過密になった枝を適宜間引いても大丈夫です。また、枯れた花は摘み取ることで、見た目を整えることができます。
夏越し・冬越し
ニゲラは一年草のため、夏を越すことはありません。秋に種を蒔き、春に花を楽しんだ後は、夏の暑さで自然と枯れていきます。それに対して寒さには強いので、冬越しに関してはとくに対策は必要なく、秋にまいた種が自然に春を迎えます。
病気・害虫
ニゲラは比較的病害虫に強い植物ですが、アブラムシが付くことがあります。アブラムシが見つかった場合は、早期に駆除することが大切です。また、水はけが悪いと根腐れを起こすことがあるため、適切な水やりを心がけましょう。
{{植物名}}についてよくある質問
実から種取りできる?
ニゲラは実から種取りして、翌シーズンの種まきに使うこともできます。 花が終わってもそのまま育てていくと、だんだんとバルーン状の実を形成していきます。
最初のうちは緑色ですが、成熟が進むと茶色っぽく枯れていきます。 完全に枯れてしまうとバルーンが弾けて種が散らばってしまうので、少し早めに収穫してカビないように風通しのいいところで乾燥させ、完全に枯れたらバルーンを開いて黒い種を採取しましょう。
寄せ植えで相性のいい花は?
ニゲラは草丈が40cm前後と寄せ植えで考えると少し高なので、背景に使ったりぴょんぴょんと飛び出すようなアクセントに使うのもおすすめです。また、ニゲラと相性がいいのは、同じ花色・トーンで初夏に咲く以下のような花です。
- ラベンダー
- キンギョソウ
- ベルフラワー
- アガパンサス