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【ネオレゲリアの育て方】人気の種類とそれぞれの手入れ方法は?花を咲かせるには?

2024/2/7

ネオレゲリアの基本情報

科・属 パイナップル(ブロメリア)科/ネオレゲリア属
分類 多年草
耐陰性 やや高い
耐寒性 低い(耐寒温度:5度以上)

ネオレゲリアとは

ネオレゲリア

Photo by ひら じゅんさん@GreenSnap

ネオレゲリアは、パイナップル科に属する熱帯アメリカ原産の着生植物で、約100種以上が存在します。

ネオレゲリアはブロメリア類の一種ではありますが、その鮮やかな葉色とユニークな形状で区別されて呼ばれることが多いです。また、ブロメリアと比較して、ネオレゲリアは葉の中心に水を溜める「タンク」を形成するのが特徴です。このタンク部分から水分や栄養を吸収します。開花期には、葉の中心部が色づき、小さな花を咲かせます。

ネオレゲリアの育て方

置き場所・日当たり

ネオレゲリアは明るい光を好むため、室内では窓辺など日光の当たる場所に置くことが理想的です。ただし、直射日光は葉焼けの原因になるため、夏の強い日差しの下では遮光してください。

水やりのやり方

ネオレゲリアの水やり方法は、一般的な観葉植物とは異なり、土ではなく株の中心の筒状のタンク部分に水やりするのが基本です。

春から夏にかけては、常に筒の中に水が溜まっている状態にしましょう。水が無くなる前に、週一回を目安に水の入れ替える意味でも水やりします。このとき、古い水が完全に新鮮な水で入れ替わるよう、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えることが大切です。

秋に入ったら徐々に筒の中の水の量を減らすように、水やり頻度も落として管理します。ネオレゲリアは乾燥に強い性質を持っているため、冬季は月に1回程度の水やりに減らしても大丈夫です。

肥料

ネオレゲリアに肥料を与えるときは、規定量よりも薄めた液体肥料を水やりの代わりにタンク部分に与えましょう。肥料を与える頻度は春から秋の生育期間中、月に1〜2回程度を目安にしてください。

植え替え・土

ネオレゲリアを鉢で育てる場合、最低でも2~3年に1度の頻度で植え替えをしてください。土にはランなどの着生直物用の土を使うといいです。

剪定

ネオレゲリアはとくに剪定などの手入れは不要です。枯れた葉や花があれば、定期的に取り除いてください。

夏越し・冬越し

ネオレゲリアは暑さに強く、直射日光を避けることで夏越しは簡単にできるでしょう。一方で寒さにはやや弱いので、冬は室温5度以上を保つようにし、夜間の窓際の寒さからは保護するように移動して管理しましょう。

病気・害虫

ネオレゲリアはカイガラムシやハダニに注意が必要です。定期的に植物をチェックし、害虫が見つかった場合は早めに対処しましょう。過湿は根腐れの原因になるため、水はけの良い土を使用してください。

ネオレゲリアの代表的な種類・品種

ネオレゲリア ファイヤーボール

鮮やかな赤色の葉を持つ「ファイヤーボール」は、その名の通り火の玉のような燃えるような赤色が特徴です。光の当たり方によっては、より深い赤色に発色し、コンパクトなサイズ感で室内インテリアにもぴったりです。

ネオレゲリア パウシフローラ

「パウシフローラ」は、緑色の葉に紫の斑点が入るエキゾチックな品種です。比較的小さめのサイズで、葉の中心が花のように見えることからこの名前がつけられました。明るい場所で育てると斑点の色がより鮮やかになりますよ。

ネオレゲリア カロリナエ

「カロリナエ」は、ネオレゲリアの中でもとくに人気のある品種で、葉の中心が開花期に鮮やかなピンクに色づくのが特徴です。長期間その美しい色を楽しむことができ、初心者にも育てやすい品種です。

ネオレゲリア ペンデュラ

長く垂れ下がる葉を持つ「ペンデュラ」は、そのユニークな形状から吊り鉢などハンギングにして育てるのもおすすめです。葉の縁には細かい鋸歯があり、成長するにつれて葉が広がり美しいフォルムが際立っていきます。

ネオレゲリアの育て方でよくある質問

花は咲く?咲かせるコツは?

ネオレゲリアは花よりも葉の色彩を楽しむ植物ですが、条件が整えば小さな花を春から初夏にかけて咲かすこともあります。

花を咲かせるにはとくに日照と水分管理が重要で、ほどよい明るさの場所で育てつつ、葉の中心に水を適宜保持することが開花につながります。

流木などに着生させて育てることはできる?

ネオレゲリアは自然界では木に着生して生育するため、じつは流木やコルクに着生させて育てることもできます。ネオレゲリアを着生させる際は、根がしっかりと固定できるように水苔で包みながらワイヤーや釣り糸で結びつけましょう。

葉が赤くならない、発色が悪い。原因と対処方法は?

とくにファイヤーボールなどが赤くならないなど、葉の発色が悪い場合、光量不足が原因の可能性が高いです。ネオレゲリアは日光を好むため、より室内の明るい場所に移動してみてください。

ただし、夏の強い直射日光は避け、急な環境変化も避けましょう。移動させるときは葉焼けに注意しながら、だんだんと光量を増やしていくといいでしょう。

ネオレゲリアを育ててみよう!

鮮やかな葉色とユニークな形状で人気のネオレゲリアは、インテリアとしても楽しめる魅力的な植物です。水やりの仕方には気をつけつつ、適度な日光があれば育つので、ぜひエキゾチックなグリーンとして楽しんでみてください。