【ナスタチウムの育て方】種まきの時期は?夏越しは?
2024/2/21
ナスタチウムの基本情報
科・属 | ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 3月下旬〜5月 |
開花時期 | 6〜11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:不要 |
ナスタチウムとは
Photo by しろさん@GreenSnap
ナスタチウムは、ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属の一年草です。別名キンレンカとも呼ばれ、ハスのような丸い葉と金色の花をつけるのが特徴です。また金色のほか、オレンジや赤い花もあります。
草丈は20〜300cmで本来はつる性の植物ですが、矮小品種が一般的です。観賞用としても人気ですが、コンパニオンプランツとして植えられたり、料理の彩りなどエディブルフラワーにも利用されます。
ナスタチウムの育て方
日当たり
ナスタチウムは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。暑さを苦手とするため、夏は半日陰の場所に移動させるか、遮光ネットで半日陰をつくりましょう。
水やり
ナスタチウムは、過湿を避けて乾燥気味に育ててください。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと水やりをし、地植えは根付いたら水やりは基本的に必要ありません。
種まき・植え付け
ナスタチウムの種まきは3〜4月上旬が適期で、発芽温度は15〜20℃です。種まきの方法は、種をまく前に一晩水に浸し、育苗ポットに一粒ずつまきます。
植え付けは、3月下旬〜5月が適期です。鉢植えにする場合は、一回り大きい鉢を用意します。複数の苗を植え付ける場合は、株間を20〜30cm空けてください。
用土
ナスタチウムは、丈夫で土壌を選ばずよく育ちます。市販の草花用培養土やハーブ用培養土がおすすめです。
肥料
鉢植えの場合は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を施します。追肥は、6〜7月と9〜11月に液体肥料を2週間に1回ほど与えます。
地植えの場合は、肥料をやらなくても育ちます。
切り戻し・剪定
ナスタチウムの剪定は、7月頃の梅雨明けに茎を1/3の長さに切り戻します。また、花がらはこまめに摘み取ります。
このほか、苗が若いうちに摘心をしておくと、わき芽が育ち茎数が多くてしっかりとした株に育ちます。
夏越し・冬越し
ナスタチウムは夏の暑さが苦手なため、半日陰に移動させるか、遮光ネットを使って半日陰をつくります。
冬越しは、一年草のため必要ありません。
病気・害虫
病気は、立ち枯れ病に注意します。高温多湿になると発生しやすいので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、ハダニやナメクジに注意します。食用にする場合は、殺虫剤の使用を控え、被害のあった葉や花を取り除くようにしましょう。
植え替え
ナスタチウムは一年草のため、植え替えの必要はありません。
ナスタチウムの育て方についてよくある質問
ナスタチウムはどうやって増やす?
ナスタチウムは種まきのほかに、挿し芽で増やすことができます。
挿し芽の適期は6月頃で、茎を5〜10cm切り取り、先端の葉2〜3枚を残して、土に挿します。根付くまで、日陰で土を乾かさないように管理します。
ナスタチウムは虫除けになる?
ナスタチウムは、コナジラミやアブラムシが忌避し、キャベツやそら豆のコンパニオンプランツとして利用されます。
ナスタチウムの育て方まとめ
Photo by いがちさん@GreenSnap
ナスタチウムは、水やりに注意して乾燥気味に育てれば、初心者でも育てやすい草花です。開花時期も長く、はっきりとした色の美しい花はお庭を明るく彩ってくれますよ。ぜひこの記事を参考にナスタチウムを育ててみてくださいね。