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【ギンバイカの育て方】剪定方法や成長速度などを解説

2023/8/20

ギンバイカの基本情報

科・属

フトモモ科・ギンバイカ属

タイプ

多年草

植える時期

4月下旬〜5月上旬、11月上旬~12月上旬

開花時期

5〜6月

育てる環境

日当たりがいい場所であれば花がよく咲く。肥沃で水はけがいい場所が適している。

肥料

基本的に不要だが、花つきが悪いなら与える。

地植えは、2月頃に有機質肥料を株元周辺に埋める。鉢植えは3月頃に化成肥料を株元に追肥。

夏越し・冬越し

暑さに強いため夏越対策は不要。耐寒性はあるが霜に当たると枯れる可能性があるので、-5℃以下の寒冷地は温室や室内に移動させる。

 

ギンバイカの育て方

ギンバイカ

Photo by あちこーこーさん@GreenSnap

日当たり

ギンバイカを育てるには日当たりがいい場所が適していますが、明るい日影でも育てられます。開花率を上げるには日光が当たる場所のほうが咲きやすく、直射日光が6時間以上当たる場所が最も成長するため開花がよくなります。

耐寒性はありますが、冬の冷たい風に当たると枝先が傷み花つきが悪くなるため注意してください。日光の当たる場所で、寒風を避けてあげると花つきがよくなります。

土づくり

水はけがよく肥沃な土を好むギンバイカは、通気性と保水性のバランスが優れた培養土が適しています。自分で配合する場合は、赤玉土:6、バーク堆肥:4に元肥を混ぜた培養土がおすすめです。

種まき・植え付け

種まきを行うには、10~11月頃に黒っぽく熟した果実を採取し、流水で果肉を洗い流し種を取ります。取った種は乾燥させないように湿らせた砂と混ぜ、ビニール袋などに入れて冷暗所や冷蔵庫で保管してください。

翌年3~4月頃のまだ暖かくなる前の時期に、もう一度水でよく洗った種をまきます。スムーズに育った場合は、種をまいた年の秋になると、20~30cmほどに育つでしょう。

植え付けは、3~4月が適期です。有機質肥料か緩効性化成肥料を、植え穴や鉢底に元肥として施して埋めましょう。

水やり

地植え・鉢植えともに、植え付けから2年ほどは土の表面が乾いたタイミングで水やりを行いましょう。地植えの場合、根付いたあとの水やりは不要で、自然の降水のみで基本的には問題ありません。鉢植えの場合は、降水がなく乾燥が続いている状態ならば、土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう。

肥料

肥料は基本的には不要ですが、花つきが悪い場合は与えましょう。地植えでは、2月頃に有機質肥料を元肥として、株元周辺に埋めます。鉢植えの場合は、3月頃に化学肥料を株元に追肥してください。

剪定・切り戻し

ギンバイカは枝葉の成長速度が早く、放置すると伸びすぎてしまうため、こまめに剪定をしましょう。反対に、幹の成長速度はゆっくりなので、枝葉を剪定しないでいると幹に負担がかかってしまいます。

枯れてしまったり折れたりしている枝は、切り落とすことでほかの枝に栄養が行き届き開花する花の数が増えます。 ギンバイカの剪定時期は、5~6月頃の開花後が適しています。8月以降に剪定をすると翌年の開花に影響を与える恐れがあるため、剪定時期を遅らせないように気をつけましょう。

夏越し・冬越し

ギンバイカは夏の暑さに強いため、基本的には対策する必要がありません。しかし、鉢植えの場合や降水が少なく乾燥が続いてしまうと枯れることがあります。晴天が続き、土の表面が乾いている場合は必要に応じて水やりをしましょう。

耐寒性はありますが、寒冷地で強い霜や長時間霜に当たり続けると枯れてしまいます。-5℃以下の地域では越冬が難しいため、冬越しするなら温室や室内に移動させましょう。地植えで困難な場合は、腐葉土を株元に盛り、植物の周りをビニールや不織布で囲ってください。

植え替え

植え替えの適期は3~4月です。鉢植えで育てている場合は根詰まりを起こすと枯れるため、1~2年に一度のペースで植え替えをしてください。行うときは根鉢をあまり崩さないように注意しましょう。

ギンバイカの増やし方

ギンバイカは挿し木と種まきで増やします。挿し木の適期は7月頃で、その年に伸びた新しい枝を10cmの長さに切り用土に挿します。

ギンバイカを上手に剪定して生垣にしてみよう!

ギンバイカは初心者でも育てやすい植物ですが、枝葉と幹で成長速度が異なるため注意が必要です。放置すると幹に栄養が行き届かない恐れがあるので、こまめに剪定してあげましょう。

結婚式などのお祝いごとにも活躍するギンバイカは、縁起がよい花としても有名です。白く美しい花を咲かすギンバイカを、ぜひ自宅でも育ててみてくださいね。