【まりもの育て方】水道水で育てられる?エサは必要?
2025/7/3
Photo by ぬっくさん@GreenSnap
まりもとは?生き物なの?
✔️ まりもは生きものです。
マリモは、湖などの淡水に生息する「緑藻」という水生植物の一種です。動物ではありませんが、光合成を行い成長する生き物です。
マリモは本来は細長い糸状の藻で、これらが北海道の阿寒湖と小川原湖の限られた場所でのみ自然に丸くなり、一般的に知られる丸い姿となります。自然界では、基本的には球状ではない状態で生息しており、東北〜関西地方などにも分布しています。
一方で、球状のマリモは近年個体数が減っており、絶滅危惧種としてレッドリストに記載されています。市販されている養殖マリモは、繊維状のマリモを人工的に球状に形成したものです。
✔️ まりもに餌は不要です。
このほか、エサが必要と思われがちですが、マリモは水生植物です。光合成で育つため、エサをやる必要はありません。
✔️ まりもは水道水で育ちます。
マリモの栽培適温は5〜25℃で、ガラス瓶などの容器に水をためて育てます。日本の水道水でも育てることができます。
まりもの育て方
Photo by まぁさん@GreenSnap
日当たり
緑藻類のマリモは光合成を行うため、明るい日陰やレースカーテン越しで育てます。もともと湖底で生息しているため、直射日光といった強い日差しは避けましょう。
水換え頻度
水中で育つため、常に水を清潔に保てるように管理しましょう。夏は1週間に1回、冬は1ヶ月に1回を目安に水を入れ替えてください。ただし、水が濁り始めたら早めに交換しましょう。
水換えの方法は、網などでマリモをすくいだし、清潔な皿によけておきます。容器や装飾に入れていたものを全て洗って戻します。また、マリモ自体も軽く洗い流して、茶色く枯れた部分があったらピンセットで取り除きましょう。
肥料
マリモは清潔な水と日光があれば肥料を必要としませんが、成長を促進させたい場合には専用の肥料を使うとよいです。
夏越し・冬越し
マリモは暑さには弱く、水温が35℃以上になると枯れてしまいます。夏に温度を維持できない場合は、1味的に冷蔵庫で管理しましょう。
一方で、耐寒性はとても強いため、冬越しは必要ありません。
病気・害虫
マリモの病気や害虫はほとんど見られません。ただし、水質の悪化により弱って枯れてしまうので、水換えは欠かさないようにしましょう。
まりもの育て方まとめ
マリモの育て方は、水質と水温、光合成に注意すれば簡単に育てられます。自然界のマリモの中には、300年生きている個体もあり、うまく育てれば文字通り一生楽しむことができるかもしれませんよ。ぜひこの記事を参考にマリモを育ててみてくださいね。