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【マリモの育て方】水道水で育てられる?エサは必要?

2024/3/26

マリモの基本情報

科・属 マリモ属
分類 緑藻類
植え付け時期 なし
開花時期 なし
置き場所 明るい日陰
肥料 元肥:不要/追肥:不要

マリモとは

マリモ

Photo by ぬっくさん@GreenSnap

マリモは、湖などの淡水環境に生息する緑藻類の一種です。一見、動物のようにも見えるこの植物は、本来は細長い糸状の藻で、これらが北海道の阿寒湖と小川原湖の限られた場所でのみ自然に丸くなり、一般的に知られるマリモとなります。

自然界では、基本的には球状ではない状態で生息しており、東北〜関西地方などにも分布しています。一方で、球状のマリモは近年個体数が減っており、絶滅危惧種としてレッドリストに記載されています。

市販されている養殖マリモは、繊維状のマリモを人工的に球状に形成したものです。このほか、マリモにはエサが必要と思われがちですが、光合成で育つため、エサをやる必要はありません。

マリモの育て方

日当たり

緑藻類のマリモは光合成を行うため、明るい日陰やレースカーテン越しで育てます。もともと湖底で生息しているため、直射日光といった強い日差しは避けましょう。

水やり

マリモの栽培適温は5〜25℃で、水道水で育てることができます。水中で育つため、常に水を清潔に保てるように管理しましょう。夏は1週間に1回、冬は1ヶ月に1回を目安に水を入れ替えてください。ただし、水が濁り始めたら早めに交換しましょう。

水換えの方法は、網などでマリモをすくいだし、清潔な皿によけておきます。容器や装飾に入れていたものを全て洗って戻します。また、マリモ自体も軽く洗い流して、茶色く枯れた部分があったらピンセットで取り除きましょう。

種まき・植え付け

マリモは「植える」植物ではないので、植え付けの必要はありません。ガラス瓶など透明な容器を用意しておきましょう。

用土

マリモは水中で育てるため、用土は必要ありません。

肥料

マリモは清潔な水と日光があれば肥料を必要としませんが、成長を促進させたい場合には専用の肥料を使うとよいです。

切り戻し・剪定

マリモの表面に茶色い部分や枯れた部分が見られる場合は、水換えの際にピンセットを使って優しく取り除いてください。

夏越し・冬越し

マリモは暑さには弱く、水温が35℃以上になると枯れてしまいます。夏に温度を維持できない場合は、1味的に冷蔵庫で管理しましょう。

一方で、耐寒性はとても強いため、冬越しは必要ありません。

病気・害虫

マリモの病気や害虫はほとんど見られません。ただし、水質の悪化により弱って枯れてしまうので、水換えは欠かさないようにしましょう。

植え替え

マリモの植え替えは必要ありません。

マリモの育て方まとめ

マリモ

Photo by まぁさん@GreenSnap

マリモの育て方は、水質と水温、光合成に注意すれば簡単に育てられます。自然界のマリモの中には、300年生きている個体もあり、うまく育てれば文字通り一生楽しむことができるかもしれませんよ。ぜひこの記事を参考にマリモを育ててみてくださいね。