【水菜の育て方】収穫の方法やプランター栽培も合わせて紹介!
2024/7/2
水菜の基本情報
科・属 | アブラナ科アブラナ属 |
栽培難易度 | かんたん |
植え付け時期 | 4〜5月、9〜10月 |
収穫時期 | 5月中旬〜6月、10中旬〜11月 |
生育適温 | 15〜20℃ |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:不要 |
水菜とは

Photo by まりあnぬさん@GreenSnap
水菜はアブラナ科アブラナ属の葉物野菜で、古くから京都を中心に栽培されてきたことから「京菜」という名でも知られています。
夏の暑さや冬の寒さが厳しい時期を除いて、年中栽培することができ、冷涼な気候を好みます。一方で、暑さには少し弱く25℃以上になると生育が止まります。また、ベランダでプランター栽培することもでき、初心者の方は涼しく病害虫の被害が少ない秋まきがおすすめです。
水菜の育て方
日当たり
水菜は日当たりのよい場所で育てます。ただし、直射日光はできるだけ避けて高温にならないようにしましょう。日照不足になると徒長したり、株が弱って病気になりやすいため注意しましょう。
種まき・植え付け
春まきは4〜5月、秋まきは9〜10月が適期です。プランター栽培の場合は、深さ1cmほどの溝をスジ状につくって、1cm間隔で1粒ずつ種をまきます。条間は15cmほどあけます。地植えの場合は、まず高さ10cmほどの畝をつくります。次に条間20cmほどで深さ1cmの溝を作って、種は1〜2mc間隔で重ならないように条まきにします。
種まき後は、たっぷりと水やりをしましょう。
用土
水菜は水はけのよい土を好みます。プランター栽培では、花野菜用の培養土が使えます。地植えの場合は、水菜は酸性土壌を嫌うため、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて耕し、中和しておきましょう。
また、連作を嫌うので過去に同じアブラナ科の植物を栽培していたら、連作障害を避けるために1年以上あけるようにします。
肥料
水菜の肥料は、元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。追肥は、小株採りの品種であれば収穫までの栽培期間が短いので必要ありません。大株採りの品種の場合は、間引きの終わったタイミングで化成肥料を追肥します。
水やり
水菜の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。乾燥には弱いので、水切れに注意してください。
間引き
1回目の間引きは、子葉が1〜2枚の頃に株間が2〜3cmほどになるように間引きをします。このとき、子葉の形がきれいなハート型のものを残し、丸型といった生育の悪いものを抜き取ります。2回目の間引きは、本葉が2〜3枚になった頃、株間が5〜7cmになるように間引きをします。大株採りの場合は、株間が15cmほどになるように間引いてください。
収穫
水菜は、種まきから40〜50日ほどで収穫ができます。収穫が遅れると葉が固くなってしまうので、葉が20cmほどに伸びた頃を目安にするとよいです。丸ごと収穫するか、株元を5〜6cmほど残して収穫して何度か収穫を楽しめます。株元を残して収穫する場合は、葉が込み合ってくると生育が悪くなるので、適度に抜き取るようにしましょう。
病気・害虫
水菜の病気は、うどんこ病や立枯病、灰色かび病に注意します。日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシやアオムシ、ヨトウムシなどに注意します。防虫ネットを活用して予防するほか、発見したらすぐに駆除しましょう。
水菜の育て方まとめ
水菜は収穫までの期間も短く、プランターを使って少ないスペースでも十分に育てることができるので手軽に家庭菜園で育てられますね。今回の記事を参考に、ぜひ水菜を育ててみてくださいね。