【ミセバヤの育て方】増やし方は?花が終わったらどうする?植え替えの時期や頻度は?
2024/3/21
科・属 | ベンケイソウ科/ ムラサキベンケイソウ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3月下旬〜4月 |
開花時期 | 10月〜11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥はほとんど必要なし |
ミセバヤとは
Photo by Flower Villageさん@GreenSnap
ミセバヤはかわいらしい小さな丸い葉とよく花を咲かせることでも知られる多肉植物です。日本でも自生するくらいなので育てやすく、厚みのある多肉質の葉をどんどん茂らせていきます。
秋になると葉が美しく紅葉し、ピンク色の花をドーム状に咲かせてくれるので、寄せ植えやロックガーデンにもよく利用されます。
ミセバヤの育て方
置き場所・日当たり
ミセバヤは日当たり・風通し・水はけの良い場所で育てましょう。屋外で育てることが多いですが、室内でも風通りが良ければ簡単に育てられます。
夏の強い直射日光に当てすぎると葉焼けすることがあるので、明るい日陰におくかレースのカーテン越しの日光に当てましょう。
植え付け・土
ミセバヤの植え付けに適した時期は、3月下旬〜4月頃です。鉢植えにする場合、土には市販の多肉植物培養土か山野草用培養土を用意して植えましょう。過湿に弱いので必ず鉢底ネット・鉢底石をしいてください。
地植えにする場合、庭土に腐葉土3割、川砂もしくは軽石小粒を1割混ぜて水はけをよくしておきましょう。
水やり
ミセバヤの生育期である春〜秋の間は、鉢の表土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。水が鉢底から流れ出るくらいまでしっかり与えるのがコツです。一方、休眠期となる冬は水を控えめにして、土が乾いてから2、3日してから水をあげます。
地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やり不要です。
肥料
ミセバヤは肥料をあまり必要としません。栽培初心者の方は肥料なしでも大丈夫。慣れてきたら、春と秋の生育期に液体肥料を月2回程度与えるとより元気に育ちます。
剪定
ミセバヤは自然な樹形が美しいので、あまり剪定は必要ありません。
ただし、増え過ぎてしまった場合や、混み合って風通しが悪くなっている場合は、茎の本数自体を減らすイメージで根本から切りましょう。なお、剪定をするなら生育期である春か秋の時期に行ってください。
夏越し・冬越し
暑さ寒さに強いミセバヤですが、夏の直射日光で葉焼けすることがあるので注意しましょう。鉢植えの場合は移動させて風通しの良い半日陰で管理します。
寒さには強いので冬は屋外に置いたままでも大丈夫ですが、長雨で根腐れしないよう、雨の当たらない軒下などで管理しましょう。
病気・害虫
ミセバヤは過湿に弱く軟腐病になりやすいので、水のやりすぎに注意してください。また、春から秋の間はアブラムシ、ナメクジが発生することもありますので、見つけ次第駆除しましょう。
ミセバヤについてよくある質問
鉢植えの植え替え時期や頻度、方法は?
ミセバヤの成長は早いので、鉢植えにしている場合は1〜2年に1回の頻度で植え替えを行います。株が大きくなったら一回り大き目の鉢に植え替えると良いでしょう。
時期は、春の3月下旬から4月上旬が最適です。古い土を3分の1ほど落とし、鉢底石を敷いた鉢に新しい土を入れて植えつけましょう。
花が終わったらどうする?
花後のお手入れは、花がらを取り除くだけでOKです。株元がスッキリし、日当たりもよくなります。ハサミなどで花がらを根元から切り取るようにしましょう。
増やし方を教えて
ミセバヤは株分けで簡単に増やすことができます。3月下旬〜4月頃、植え替えのタイミングに行うのがおすすめです。
大株になったミセバヤを根元から掘り起こし、根を痛めないように注意しながら株分けしていきます。少なくとも3〜4芽ずつに分けるのがポイントです。挿し芽でも増やせますが、失敗が少ないのは株分けです。
ミセバヤのまとめ
丈夫で育てやすいミセバヤは、多肉植物ならではのかわいらしい葉姿が魅力の植物です。初心者さんでも手軽に育てられるので、ガーデニングを始めてみたい方におすすめ。
寄せ植えに取り入れるのもおしゃれですね。秋の鮮やかなグラデーションを、ぜひお庭やベランダで楽しんでみてください。