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【ミニバラの育て方】植え替えや冬越しの方法を紹介

2024/1/11

ミニバラの基本情報

科・属 バラ科バラ属
分類 落葉性低木
植え付け時期 1〜6月、9〜12月
開花時期 5〜11月頃
剪定時期 12〜2月
置き場所 日当たりと風通しのよい場所
肥料 元肥:不要/追肥:必要

ミニバラとは

ミニバラPhoto by ラテさん@GreenSnap

ミニバラとは、バラ科バラ属の落葉性低木で、バラの中でも小型で小〜中輪咲きのグループを指します。樹高は20〜100cmほどで、5〜11月頃に1〜4cmほどの花を咲かせ、四季咲きの品種がほとんどです。花色は、赤やピンク、オレンジ、複色などがあります。

またバラは樹形から木立性、半つる性、つる性の3タイプに分けられますが、ミニバラは木立性です。

ミニバラの育て方

日当たり

ミニバラは、基本的に屋外の日当たりと風通しのよい場所で育てます。日光不足になると、葉やつぼみが落ちてしまうことがあります。ただし、夏は直射日光の当たらない場所に置いてください。

また、病気を予防するためにできるだけ雨に当たらないようにするとよいです。

植え付け

ミニバラの苗は、基本的に夏以外の時期であればいつでも植え付けることができますが、鉢植えで育てるのが一般的です。

用土

ミニバラは、水はけと水もちがよく有機質を豊富に含んだ土が適しています。市販のバラ専用培養土や赤玉土(小粒)7:堆肥3を混ぜた配合土が使えます。

肥料

ミニバラの肥料は、春〜秋にかけて定期的に液体肥料や緩効性肥料を施肥します。また、寒肥として発酵油かすなどを与えるとよいです。

水やり

ミニバラは、ほかのバラよりも根張りが浅く、乾燥に注意して水やりをします。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、基本的には必要ありませんが、夏など雨が少なく乾燥していればたっぷりと水やりをしましょう。

切り戻し・剪定

ミニバラは冬になると落葉し、休眠期に入ります。この時期に、5〜10cmほどの高さになるよう「強剪定」をします。強剪定をすることで、新芽が出やすくなり、花の数も増えやすくなります。

このほか、咲き終わった花が栄養を取らないように「花がら切り」をしましょう。花がら切りは、5月頃から花が終わるたびに行い、葉が5枚ついている枝の上側で茎を切り取ってください。

夏越し・冬越し

ミニバラにとって夏の直射日光は強すぎるため、半日陰の場所に移すか、シェードなどで半日陰に近い環境をつくりましょう。

ミニバラの耐寒性は気温−5℃までで、寒冷地でなければ屋外で育てることができます。冬の寒さと日光によく当てることで、春に新芽や花芽をよくつけるようになります。ただし、耐寒性は品種によって多少の差があるため、気温が0℃を下回るのであれば室内へ移すと無難でしょう。

病気・害虫

ミニバラの病気は、うどんこ病黒星病に注意してください。うどんこ病は春〜秋に発生しやすく、葉に白い粉をまぶしたようになります。黒星病は、まず葉に黒い斑点ができ、最終的に黄色く変色して落葉します。どちらも通気性に気をつけて予防しましょう。

害虫は、アブラムシに注意します。こちらも春〜秋に発生しやすく、発見したらすぐに殺虫剤などで駆除しましょう。

植え替え

ミニバラの植え替えは、夏を除いたどの時期でもできますが、休眠期の12〜2月が最も適しています。また、毎年1回は植え替えをするようにしてください。

植え替えの方法は、一回り大きい鉢に植え替える「鉢増し」と鉢のサイズはそのままに土を入れ替える「用土替え」の2つあり、いずれも根の成長を促し、病害虫の予防に効果があります。

よくある質問

ミニバラは初心者でも育てられる?

ミニバラは普通のバラよりも弱い性質がありますが、丈夫な品種を選べば初心者でも育てることができるでしょう。花もちがよく寒さや病気に強い「グリーンアイス」や丈夫で育てやすい「ほほえみ」がおすすめです。

ミニバラは地植えでも育てられる?

ミニバラPhoto by Fonmoroさん@GreenSnap

基本的にミニバラは、雨や土による病気の耐性がなく地植えには向いていません。初心者の方や長く楽しみたいという方には鉢植えで管理するのがおすすめです。

しかし、地植えで育てられているミニバラの成功例もあります。土壌づくりや植える場所に注意し、鉢植えである程度育ててその環境に慣れた株を使って、チャレンジしてみてもよいかもしてませんね。

ミニバラの育て方まとめ

ミニバラは花色も豊富で、美しいバラの花を小さく楽しめます。また、四季咲きの品種であれば長く花を楽しめるのも魅力ですね。ぜひこの記事を参考にミニバラを育ててみてください。