【ミルクブッシュの育て方】挿し木での増やし方や冬越し、大きくなりすぎたときの対処
2024/2/27
ミルクブッシュの基本情報
科・属 | トウダイグサ科/ ユーフォルビア属 |
分類 | 多肉植物、多年草 |
耐陰性 | やや低い |
耐寒性 | 低い(耐寒温度:10度) |
耐暑性 | 高い |
ミルクブッシュとは
Photo by Hさん@GreenSnap
ミルクブッシュは、熱帯アフリカや南アフリカ原産のユーフォルビア属に属する多肉植物です。茎を切断するとミルクのような白い樹液が流れ出ることから、この名前がつけられました。また、サンゴのように枝分かれした独特の形状から「ミドリサンゴ」とも呼ばれています。
白い樹液には毒性があるため取り扱いには注意が必要ですが、素朴な見た目がおしゃれだとインテリア人気が高く、育て方も簡単なため、最近注目を集めている植物です。
ミルクブッシュの育て方
置き場所・日当たり
ミルクブッシュは日光を好む植物のため、夏以外は窓ガラス越しの日光に当てて育てましょう。真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので気をつけてください。
耐寒性は低く寒さに弱いので、冬は室温が10度以下にならないように注意してください。
水やり
ミルクブッシュは多肉植物のひとつであり、茎に水分をたくさん貯めているので乾燥に強いです。そのため、水やりは控えめが基本です。
春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、冬は水やりの頻度を減らして土が完全に乾燥してから与えるようにしましょう。過剰な水やりは根腐れの原因となるため、慎重に。
肥料
ミルクブッシュには春から秋にかけての生育期に、2ヶ月に1回程度の固形の肥料を与えるようにしましょう。冬は休眠するため、肥料はやめてください。
植え替え・土
ミルクブッシュの植え替えは2〜3年に1回を目安に、春か秋に行ってください。水はけの良い土を好みます。植え替えのときに使う土は、市販の多肉植物用の土か、観葉植物用の土に軽石かパーライトを1〜2割混ぜて使いましょう。
剪定
ミルクブッシュはとくに定期的な剪定の必要はありません。素朴で自由に伸びていく茎を楽しみましょう。ただし、形を整えたい場合や、枯れた枝を取り除く場合には、春か秋に剪定してください。剪定時には毒性のある樹液に注意し、手袋を着用することをおすすめします。
冬越し
ミルクブッシュは夏には強いですが、冬の寒さには弱いです。室温は10度以下にならないよう注意しながら、日中は窓ガラス越しの日光に当て、夜は室内の中程に移動させるか窓ガラスに断熱シートを挟むなどして保護しましょう。
病気・害虫
ミルクブッシュは比較的病害虫の被害が少ない植物ですが、水やりのしすぎによる過湿は根腐れの原因となるので気をつけましょう。また、春から秋にかけてはカイガラムシやアブラムシの被害に遭うことがあるので、定期的な観察と早めの対処が必要です。
ミルクブッシュについてよくある質問
挿し木での増やし方を教えて
ミルクブッシュは挿し木で簡単に増やすことができます。健康な枝を選び、切り口から出る樹液を洗い流した後、乾燥させてから多肉植物用の土に挿しましょう。根付くまでは直射日光を避け、土が乾燥しすぎないように適度に水やりをしてください。
大きくなりすぎて困る、対処法は?
ミルクブッシュが大きくなりすぎた場合は、剪定によりサイズを調整することが可能です。また、大きな鉢への植え替えを検討することも一つの方法です。ただし、樹液には注意して作業を行ってください。
ミルクブッシュを育ててみよう!
ミルクブッシュはそのユニークな見た目と育てやすさで、多くの人々を魅了しています。基本的なケアを心がければ、初心者でも楽しく育てることができるでしょう。ややマイナーな植物ではありますが、育て方さえ覚えれば簡単なので、ぜひお部屋に飾ってみてください。