【マーガレットの育て方】植えっぱなしで冬越しできる？切り戻し時期は？

マーガレットの基本情報

科・属	キク科モクシュンギク属
植える時期	3月～6月、または9月～10月
置き場所	高温多湿の場所を避け、1日中日光がよくあたるもしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰の場所を選ぶ
水やり	庭植えの場合は不要。鉢植えの場合は土の表面が乾いたり、鉢が軽くなったらたっぷり与える
肥料	11月～4月、5月、7月

マーガレットとは

Photo by すーちゃんさん@GreenSnap

マーガレットとは、キク科の半耐寒性多年草です。冬から春まで長期間花を楽しむことができます。生育気温は15～20℃で、耐寒温度は‐5℃です。

見た目の特徴は、真っ白で清楚な一重咲きの花を咲かせ、草丈も50ｃｍ前後のものから1ｍ前後になるものまでさまざまです。

鉢植えマーガレットの育て方

マーガレットの育て方は、特に日当たりのよい環境と、高温多湿に注意しながら育てます。

プランターや鉢植えで苗を植える際の容器のサイズは、一般的に8号～10号（直径24ｃｍ～直径30cm）で深さのあるプランターを選びましょう。

マーガレットの苗の植え付けは、苗をビニールポットから取り出したら、枯れた下葉などを取り除いてから植えます。植え付け時には元肥を施し、害虫防除のための殺虫剤などもまいておきます。置き場所は、一日中もしくは午前中の日光がよくあたる場所に置き、株元が乾いていたら水を上げます。

肥料は、植え付け時に元肥として、もしくは開花時期に緩効性の置き肥を1か月に1回程度もしくは、1000～2000倍に薄めた液肥を1～2週間に1～2回程度与えます。

地植えマーガレットの育て方

マーガレットは地植えで育てることもできますが、高温多湿や冬の低温に弱いため、寒冷地域では地植えで通年育てるのはむずかしいとされています。

春もしくは秋先からの限定した時期で育てることはできますが、長く花期を楽しみたい場合は、室内や日当たりのよい温かい場所に移動できるよう、鉢植えやプランターなどで栽培したほうがいいでしょう。

マーガレットの育て方についてよくある質問

Photo by uchi_mofu2さん@GreenSnap

マーガレットの花が終わったら、切り戻しは必要？

マーガレットの開花がひと段落する5月もしくは、夏の暑さが和らぐ9月～10月上旬頃に一度切り戻し作業（剪定）を行い、草丈を整えます。

切り戻しをしないままで放っておくと、徒長（ひょろひょろと伸びた弱い株）になってしまいます。花が咲き終わると花を取り除き、梅雨前に切り戻すことで蒸れや加湿を防ぐこともできます。

剪定をする際は、草丈全体の半分～1/3程度を、こんもりとした半球上になるように切り戻します。

マーガレットは植えっぱなしにしても大丈夫？

マーガレットは温暖地域である、もしくは鉢植えであれば、植えっぱなしで冬越しさせることも、場合によっては可能です。

温暖地域で地植えしていて、植えっぱなしで冬腰させたい場合は、土の表面をワラやウッドチップなどでマルチングするなどして寒さを防ぎます。

また、マーガレットは-5℃の気温まで耐えるとされていますが、霜に当たると枯れてしまうため、鉢植えの場合は、暖かい室内に取り入れて管理しましょう。

マーガレットを木質化させないようにするには？

うまく管理するとマーガレットの株は何年も生き続けることができますが、そうするとやがて木のような硬い幹になり木質化します。

ただし、これは病気などではなく自然の現象であるため、防ぐことはできません。

木質化していないマーガレットを楽しみたい場合は、切り戻しした枝で挿し木をするなどして、新しい株を育てるようにしましょう。木質化したマーガレットに新芽がついているのが確認できれば、その上で切り戻しをおこないます。

マーガレットの増やし方は？

マーガレットの増やし方は挿し木が一般的ですが、水挿しで増やすこともできます。挿し木の方法については、こちらの記事を参考にしてください。

マーガレットは植えっぱなしでも繰り返し花が咲く！

マーガレットは、成長すると1株でもボリュームがあり、こんもり繁って咲くマーガレットはとても見ごたえがあります。剪定などもうまく行いながら、株をできるだけ長持ちさせることができたらいいですね。