【マンデビラの育て方】冬越しはできる?挿し木で増やす方法は?
2024/3/26
マンデビラの基本情報
科・属 | キョウチクトウ科/マンデビラ属 |
分類 | つる性多年草 |
植え付け時期 | 春(4月〜6月) |
開花時期 | 夏〜秋(7月〜10月) |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
マンデビラとは?

Photo by そらさん@GreenSnap
マンデビラは、中央アメリカ〜南アメリカが原産の、春から秋にかけて長く花を楽しめる常緑のつる性植物です。以前は品種が限られていましたが、近年の品種改良により、花色や大きさ、つるの伸びる長さなど、様々なタイプが登場しました。つる性の品種は、トレリスやネットに絡ませて緑のカーテンを作ったり、あんどん仕立てにして鉢植えを楽しんだりできます。
一方、つるがあまり伸びない品種は、鉢物や花壇に用いられます。「サン・パラソル」シリーズの普及により、「サンパラソル」の名前でも知られるようになりました
置き場所・日当たり
マンデビラは日光を好むため、花を咲かせるためには十分な日光が必要です。少なくとも半日以上は日が当たる場所で管理しましょう。
種まき・植え付け
マンデビラは苗から育てることが一般的です。苗の植え付けは4月中旬〜5月中旬が適しています。マンデビラは生育旺盛のため、植え付け時には苗よりも1〜2回り大きな鉢に植えましょう。
用土
マンデビラは水はけの良い用土を好みます。市販の花用土にパーライトやバーミキュライトを混ぜると良いでしょう。
肥料
マンデビラが生育期に入る春〜秋には、定期的に液体肥料を与えましょう。肥料が足りなくなると花が咲かなくなるので、つぼみがついたら2週間に1度の頻度で液体肥料を施します。また、2〜3ヶ月に一度、粒状の緩効性肥料をやりましょう。
水やり
マンデビラは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、水の吸い上げが早いため、こまめに水やりをしましょう。水切れするとつぼみが落ちてしまうことがあります。
切り戻し・誘引
マンデビラのつるが長く伸びてきたら、支柱やトレリスを用いて誘引しましょう。
マンデビラのつるは冬越しの前に根元から30cmほどを残して切り戻します。
冬越し
マンデビラは寒さに弱く、霜が降りるような場所では越冬できません。冬になる前に室内に取り込んでおきましょう。株元から20cm程度まで短く刈り込んでおくと、次の年もよく花が咲くようになります。
病気・害虫
マンデビラは病害虫に強いですが、アブラムシやハダニ、ヨウトムシ、コナジラミには注意しましょう。特に開花時期に注意が必要なため、あらかじめ害虫予防の薬剤を散布しておくと良いでしょう。
植え替え
マンデビラは生育旺盛のため、1年に1度の頻度で植え替えを行います。気温が安定してきた4〜5月に、古い土を落として新しい土に換え、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
増やし方
マンデビラは、挿し木で増やすことができます。5月〜9月になれば、春に伸びた若い枝を選んで茎の頂点から3〜4枚程度葉を切り取りましょう。切り口から樹液が出なくなるまで洗ったら、残した葉を半分ほどカットして挿し木用の土に挿してください。
マンデビラの育て方まとめ
トロピカルな花を咲かせるマンデビラは、とても丈夫で育てやすいため、夏のガーデニングにおすすめのお花です。ぜひガーデニングでマンデビラを楽しんでくださいね。