【レタスの育て方】植え付け時期や気をつける虫とは?
2024/2/23
レタスの基本情報
科・属 | キク科アキノノゲシ属 |
栽培難易度 | 初心者向け |
植え付け時期 | 3月中旬〜4月中旬、9月 |
生育適温 | 15〜20℃ |
収穫時期 | 5月中旬〜6月、10月下旬〜11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい半日陰 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
レタスとは
Photo by ロ バ♡さん@GreenSnap
レタスは、キク科アキノノゲシ属の葉物野菜で、プランターでも育てることができます。原産地は地中海沿岸から中近東地帯で、冷涼な気候を好み、0℃以下でも耐えることができるとされています。一方で、暑さには弱く、高温多湿の環境では病気になりやすいです。
またレタスの種類には、葉が重なり合って結球する玉レタス、結球しないリーフレタス、茎を食用とするステムレタスなどがあり、それぞれの特徴があります。
レタスの育て方
日当たり
レタスは、日当たりと風通しのよい半日陰で育てます。生育適温は、15〜20℃程度で、1日のうち5時間ほど日が当たるようにするとよいです。
植え付け
レタス苗の植え付けは、春まきの3月中旬〜4月中旬と秋まきの9月が適期です。プランター栽培の場合は、深さ20cm以上の650型標準のプランターがおすすめです。このサイズでだいたい2〜3株ほど、20〜30cmほど間隔をあけて植え付けます。
地植えの場合は、土づくりのあと幅80cm、高さ15cmほどの畝を立て、黒マルチングを張ります。条間は35cm、株間を30cm空けて植え穴を掘って、根鉢を崩さずに植え付けます。
用土
レタスは、水もちと水はけのある中性〜弱酸性の土壌を好みます。鉢植えの場合は、市販の野菜用培養土や赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の配合土が使えます。
地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前に堆肥と化成肥料をまいて耕します。
肥料
レタスの肥料は、春まき4月上旬〜5月中旬、秋まき9月中旬〜10月下旬に化成肥料を追肥します。植え付けから2〜3週間後を目安にするとよいです。
プランター栽培の場合は、薄めた液体肥料を1週間に1回、水やりもかねて与えてもよいです。
水やり
プランター栽培の場合は、土の表面が完全に乾いたらたっぷりと水やりをします。夜に水やりをすると徒長の原因となるので、水やりは朝に済ましましょう。
地植えの場合は、基本的に必要ありませんが、5日以上雨が降らないときは水やりをしましょう。
剪定・整枝
レタスの剪定は、とくに必要ありませんが、病害虫の予防のために枯れ葉などはこまめに取り除きます。
収穫
レタスの収穫は、春まき5月中旬〜6月、夏まき10月下旬〜11月が適期です。レタスが結球して、固く締まっていたら収穫のタイミングです。外葉を数枚開いて、結球している部分をななめに傾けて、根本から刈り取りましょう。
病気・害虫
病気は、軟腐病や灰色かび病などに注意します。高温多湿になると発生しやすいので、水はけのよい土で、風通しのよい環境で育てるようにしましょう。
害虫は、ネキリムシやハスモンヨトウなどの害虫に注意します。食害を見つけたら、害虫を探して適切な対策を行いましょう。
レタスの育て方についてよくある質問
葉っぱに黒い斑点ができたけど病気?
レタスの葉に黒い斑点ができたときは、軽く擦って動かなければゴマ症と呼ばれるものです。ゴマ症は、窒素過多による生理障害で、味も変わらず食べても問題ありません。
一方で、手ではらって落ちるようであれば、害虫のフンの可能性があります。近くに食害がないか確認して、害虫を特定し駆除しましょう。
レタスがうまく結球しない!どうして?
結球しない原因として、日照不足、気温や土壌が合っていない、肥料不足や株間が狭いことが考えられます。それぞれ確認して、原因を突き止めて改善しましょう。また、結球する品種なのかも栽培する際に調べておきましょう。
レタスの育て方まとめ
Photo by トマトちゃんさん@GreenSnap
レタスの栽培は、とくに難しいお手入れはないので、家庭菜園が初心者の方でも育てることができます。植え付け直後は害虫の被害にあいやすいので、寒冷紗をかけるとよいですよ。
ぜひこの記事を参考にレタスを育ててみてくださいね。