レモンの木の育て方|ほったらかしでいい?実がなる時期や年数を解説
2024/10/15
レモンの木の基本情報
科・属 | ミカン科ミカン属 |
タイプ | 常緑高木 |
栽培温度 | -3〜30度うち15度前後が適温 |
置き場所 | 温暖な環境が適している。日当たりがよく強い風の当たらない場所に置く |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 3月 、6月、10月、11月 |
レモンの木の特徴
レモンの木は、香りがよく強い酸味が特徴のレモンがなることで、多くの人に馴染み深い植物ではないでしょうか。
レモンは年に3回白い花を咲かせる四季なり性の植物で、害虫に強いので放置していても比較的栽培しやすい植物です。日本では、リスボンレモンという品種が一番多く流通しており、最近では家庭で育てる観葉植物としても人気を集めています。
レモンの木の育て方
レモンの木は暑さには強いですが、寒さにはやや弱く、基本的には温暖で乾燥した気候を好みます。春〜秋は太陽がよく当たる日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
庭植えにするには関東南部以西の冬でも暖かい沿岸地方が適していますが、鉢植えで栽培して雪や霜を避ければ、地域を問わずに育てることができますよ。
レモンの木は実つきがよく肥料食いなので、定期的な追肥やお礼肥はしっかりと行います。人工授粉は必要ありませんが、花がついた頃に筆でさっとなでで受粉させると実つきがよくなります。基本的に、暖かい地域は5月〜6月ごろに花を咲かせる秋果以外の実は摘果します。
レモンの木は冬も屋外で育てられる?
レモンの最低栽培温度は気温-3℃です。これを下回ると弱って枯れてしまうので注意が必要です。
温暖な気候で庭植えしている場合は、株元にワラを敷いてマルチングしましょう。
鉢植えで栽培しているときは、冬場は霜や雪の当たらない室内に取り込んで管理するのがよいです。窓の近くなどの冷気が当たるところは避けて、寒さに直接当たらないように管理してくださいね。
レモンの木の育て方でよくある質問
レモンの木はほったらかしでも大丈夫?
レモンの木は「ある程度ほったらかしにしてもきちんと育った!」という経験談も多いことから、家庭菜園初心者にもおすすめの果樹といわれています。
ただしほったらかしにしていると大きくなりすぎることがあるので、最低限の管理は必要です。適宜剪定するなどしてあげましょう。
レモンの木は実がなるのに何年かかる?
レモンは小さな苗から育て始めると、味の良い実を収穫できるまで5年ほどの歳月が必要です。早く実を楽しみたい方は、すでに数年栽培されている「大苗」を購入しましょう。
レモンの木の実がなる時期は?
一般的にレモンは5〜6月ごろに花を咲かせたあと実をつけ、秋ごろには収穫時期を迎えます。
レモンの花が咲かない・実がならないのはどうして?
レモンの花が咲かない原因は、枝が増えすぎたことが原因かもしれません。枝が増えすぎると、樹勢が強くなり、花を咲かせる養分がなくなってしまいます。適宜剪定をして、樹高を低めに育てるのがコツです。
また肥料が足りなかったり、逆に多すぎても実がならなくなることがあります。葉が段々と黄色くなり、枯れて落ちてきた場合は肥料不足もしくは肥料焼けを疑いましょう。
レモンの木の植え替え時期はいつ?
鉢植えのレモンは、1〜2年に一度の頻度で植え替えが必要です。植え替えは、3〜4月が適しています。ひと回り大きな植木鉢に、新しい土を使って植え替えましょう。
レモンの木の育て方は簡単で、ある程度ならほったらかしもOK!
レモンは害虫がつきにくいので、実は初心者さんでも比較的育てやすい果樹のひとつ。冬の寒さに注意して育てれば、ご自宅で簡単に実を収穫できますよ。寒冷地では、鉢植えで育てて冬は室内で育ててくださいね。 お料理に絞ったり、お菓子やジュースに使ったり、万能なレモン。ぜひ収穫の楽しみを味わってくださいね。