【カポック(シェフレラ)の育て方】水やり頻度、挿し木に適した時期は?
2024/5/15
カポック(シェフレラ)の基本情報
科・属 | ウコギ科シェフレラ属 |
タイプ | 低木、高木 |
栽培温度 | 20〜25℃前後が適温 |
置き場所 | 半日陰が適している |
水やり | 春〜秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと。冬は控えめに。 |
肥料 | 4月〜11月は2カ月に1回。冬はやらない。 |
カポック(シェフレラ)の特徴
カポックは、手のひらを広げたような丸い葉を上向きにつける観葉植物。飽きのこないポピュラーな雰囲気で、生長が早く丈夫で育てやすいので人気の高い品種です。日本で「カポック」として販売されているものは「シェフレラ」を指します。
どんなインテリアにも合わせやすい親しみやすい雰囲気と風水的にも良い効果があるとされているので、贈り物にもおすすめです。
カポック(シェフレラ)の育て方
カポックは、耐陰性が強く、置く場所を選ばないのが特徴です。ただし、日照が足りないと徒長して弱ってしまうので、樹形を整えながら育てたいなら時々日光浴をさせてやるのがポイント。
室内で育てる場合は、レース越しのカーテンなどの半日陰に置くといいでしょう。
カポックは乾燥に強いので、春〜秋の生育期には鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。夏場の暑い時期は様子をみながら毎日水やりしてもいいでしょう。
冬場は水やりを控えて乾かし気味に育てるのがコツです。乾燥しているときは、葉水をしっかりと与えましょう。
カポック(シェフレラ)の冬の育て方:冬越し
カポックは寒さにも強く、0℃ほどの気温まで耐えることができます。室外で育てている場合は、霜が当たると傷んでしまうので霜の当たらない場所に移動させましょう。
気温が下がり寒くなってからいきなり室内に取り込むと、急激な環境変化で弱ることがあります。室内に取り入れるときは、いきなり日当たりの良い場所に移動させたりせず、徐々に移動させていきましょう。
カポック(シェフレラ)の育て方でよくある質問
カポック(シェフレラ)の葉が黄色くなってしまった原因は?
カポックの葉全体が黄色くなっている場合は、水切れによる乾燥を疑いましょう。たっぷり水やりをし、葉水もしっかりとやりましょう。変色した葉は根元から切り落とします。
冬場は水やりを控えめにしますが、暖房の効いた室内で育てている場合は普段と同じくらい水やりが必要な場合もあります。鉢土と株の状態をよくみて水やりをしてください。
カポックの葉が一部変色している場合は、ハダニの被害の疑いがあります。葉裏を確認して、小さな茶色い卵があったり蜘蛛の糸のようなものが見えたらハダニに間違い無いでしょう。専用の薬剤を散布して予防します。
カポック(シェフレラ)が伸びすぎた枝は挿し木に使える?
カポックは生育旺盛のため、放っておくと背丈を越すほど大きくなることもあります。大きくなりすぎたら、春か秋に全体の3分の1程度を剪定し、その枝を使って挿し木に挑戦してみましょう。挿し木に適した時期は5〜6月頃です。
カポック(シェフレラ)の育て方を覚えよう!
カポックは、大型のものから手のひらサイズの小型のものまで種類が豊富。丈夫で育てやすく、生活スタイルに合わせて選べるので、初心者の方に特におすすめです。
丸みを帯びた葉が安心感のある雰囲気を与えてくれるので、リビングや寝室に置くとリラックス効果も期待できますよ。
GreenSnap STOREでは、オリジナル商品の土を使わない観葉植物「Table Plants(テーブルプランツ)」でもカポックを発売しています。また、大型品種の取り扱いもしているので、ぜひお好みをお選びくださいね。無料で受けられる育て方サポートがあるので、初心者でも安心ですよ。
NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー
2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。
公式HP:https://mikamimasashi.site/
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