【ジャスミンの育て方】冬越しや剪定の方法を紹介
2024/1/12
ジャスミンの基本情報
科・属 | モクセイ科ソケイ属 |
分類 | つる性低木 |
植え付け時期 | 3月下旬〜4月、9月下旬〜10月 |
開花時期 | 4〜5月、7〜9月 |
剪定時期 | 9〜10月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
ジャスミンとは
Photo by ちーさん@GreenSnap
ジャスミンとは、約300種類ほどあるモクセイ科ソケイ属のつる性植物の総称で、主にマツリカ(アラビアンジャスミン)やハゴロモジャスミンを指します。マダガスカルジャスミンやスタージャスミンなどは、ジャスミンと名がついていますが分類上は別の植物です。
開花時期は品種によって異なり、ハゴロモジャスミンは4〜5月頃に、マツリカは7〜9月頃に白または淡い黄色の花を咲かせます。
また、ジャスミンは夜に花を咲かせる性質があり、香りがとてもよく、香水やジャスミン茶の原料に利用されます。
ジャスミンの育て方
日当たり
ジャスミンは、日当たりのよい場所で育てます。半日陰でも育てることができますが、日照不足になると花つきが悪く、徒長しやすくなります。
また、暖かい地域に自生している植物なので耐暑性はありますが、寒さには弱いです。一方で、冬の間ずっと暖かい部屋に置いておくと春に花を咲かせなくなってしまうため、ある程度寒さに当てる必要があります。
植え付け
ジャスミンの植え付けは3月下旬〜4月、または9月下旬〜10月が適期です。
鉢植えの場合は、8〜9号ほどの鉢に植え付けてください。地植えの場合は、草丈150〜300cmと大きく育つため、つるを誘引できるように、オベリスクやフェンスをたてておくとよいでしょう。
用土
ジャスミンは、水はけのよい酸性の土壌を好みます。鉢植えの場合は、草花専用培養土や赤玉土小粒7:ピートモス3を混ぜた配合土が使えます。地植えの場合は、植え付けの1〜2週間前に堆肥や腐葉土を混ぜて土づくりをするとよいでしょう。
水やり
ジャスミンの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。夏は生育が旺盛なため水切れに注意し、冬は生育が緩やかなため乾燥気味に育てます。
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
肥料
ジャスミンは、生育が旺盛で花を咲かせるために肥料を好みます。肥料は、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。2〜3月頃に寒肥として骨粉入り油かすなどリン酸やカリが多めの肥料を与えます。
また、生育期には水やりをかねて液体肥料を与えるとよいでしょう。
切り戻し・剪定
ジャスミンの剪定は、花後の9〜10月が適期で毎年行うようにしましょう。不要な枝や古い枝、混み合ってる部分を切り落とす透かし剪定をしてください。伸びすぎて困る場合は、伸びた枝の半分〜1/3ほど切り戻します。
夏越し・冬越し
ジャスミンは、暑さに強いため夏越しの作業は必要ありません。
一方で、寒さには弱く気温が0℃を下回るようであれば、室内の日当たりのよい場所に移して育てるようにしましょう。関東以西であれば地植えでも冬越しができますが、寒冷地では鉢植えで育てるとよいです。
病気・害虫
ジャスミンを育てる上で、病気の被害はほとんどみられません。
害虫は、ハダニに注意してください。葉の表面に白い斑点が出ると発生している可能性があるので、見つけたら水で洗い流すか殺虫剤などで対処しましょう。
植え替え
ジャスミンの植え替えは、植え付けと同じく3月下旬〜4月、または9月下旬〜10月が適期です。ジャスミンは生育が旺盛なため、1〜2年に一回植え替えをします。
根が鉢全体に回って詰まっていたら、根鉢を崩して古い根などを切り落として軽く整理するとよいでしょう。
ジャスミンの育て方まとめ
ジャスミンは、甘い香りとかわいらしい花が魅力の初心者でも育てやすい花木です。ぜひこの記事を参考にジャスミンを育ててみてくださいね。