【みょうがのプランター栽培】植え方や植え替え時期、株分けを徹底解説
2023/7/24
みょうがの基本情報
科・属 | ショウガ科ハナミョウガ属 |
栽培難易度 | ふつう |
植え付け時期 | 3〜4月(10〜11月) |
収穫時期 | 9〜10月(6〜8月) |
栽培場所 | 半日陰の場所 |
肥料 | 5〜6月に追肥が必要 |
みょうがはプランター栽培もできる!
Photo by こげてるよねさん@GreenSnap
みょうがは、特有の香りを放つ香味野菜です。アジアを中心に自生し、先端は紅色でふっくらとした形が特徴です。みょうがの葉は上にぐんぐん成長し、主に地下茎から直接生える蕾の部分を食用します。
地植えのほかプランター栽培も可能で、毎年くり返し収穫を楽しむことができます。ただし、栽培期間が長いため、栽培難易度はふつうです。
みょうがをプランター栽培する場合は、地下茎がどんどん下に増えていくため、深さ30cm程度のプランターを使うことがおすすめです。
みょうがの育て方(プランター栽培)
日当たり
みょうがは半日陰を好みます。直射日光や土が乾燥しやすい環境を苦手とします。とくに食用にする花みょうがは、日光に当たると固くなるので注意してください。
用土
みょうがは弱酸性〜中性の土を好みます。プランターの場合は、市販の野菜用培養土で問題ありません。
植え付け
みょうがの植え付け時期は、3〜4月頃もしくは10〜11月頃です。
土の表面から5cmほどの深さになるところに球根を植え、土を被せます。なお、植え穴の間隔は20cmほどあけてください。
水やり
みょうが乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたら都度たっぷり水やりをしましょう。
肥料・追肥
5〜6月(草丈が20〜30cmほどに伸びた頃)になったら、化成肥料を月に1度または液肥を1週間に1度のペースで株元に施します。
収穫
みょうがの収穫時期は秋頃です。詳しい収穫のタイミングや方法はこちらを参考にしてください。
病気・害虫
みょうがは病害虫の被害が少ないため、虫が苦手な方でも育てやすく、手間もかからないことから初心者向けの野菜といえます。
みょうがをプランター栽培する場合も、植え替えは必要です
みょうがは多年草のため、毎年収穫を楽しむことができる野菜です。そのため、植えっぱなしでも問題なく育ちますが、同じ土を使用していると土質が悪くなり、味や生育に影響する可能性があります。
できるだけ、地植えでもプランター栽培でも、2年に1度の頻度で植え替えを行いましょう。植え替え時期は、2〜3月が適期です。
球根を掘って土を全て落としたら、別の場所へ植え替えましょう。球根が増えて大きく成長していたら、古い球根や根などを取り除いて、新しい球根を残します。このタイミングで株分けを行うとよいでしょう。
みょうがの育て方についてよくある質問
みょうがを地植えで栽培するときの注意点は?
みょうがを地植え栽培するなら、植え付け前に石灰をすき込んで、酸度を調整しておきましょう。
また、地植えの場合、水やりは基本的には不要です。土が乾いたらたっぷり水を与えるようにしましょう。
ただし、地下茎がどんどんのびて増えすぎることがあります。そのため、あらかじめ栽培する場所にブロックなどを埋めて区切り、その中に植えつけるようにしましょう。
みょうがの植え替え時に株分けもできる?
みょうがは株分けでも増やすことができます。植え替え時期と同じく、地上部が完全に枯れる2〜3月頃になったら、近く木を10cm程度に切り分けてしまいましょう。
みょうがのお手入れ方法は?苗は間引きした方がいい?
みょうがは成長すると葉や茎などが茂り、その重さで倒れたり風通しが悪くなってしまいます。そのため、定期的に間引きをすることで、トラブルを予防することができるでしょう。
みょうがを間引きする時期は、5月中旬〜6月頃が適期です。地面に近い茎の部分をはさみでカットし、込み合っている場合は根元から思い切って抜きましょう。
みょうがが枯れた!原因と対処法はありますか?
みょうがは収穫を終えると、次第に地上部の葉が枯れてきます。これは自然現象ですので、この場合は気にしなくても大丈夫です。
完全に枯れるまでそのままでも問題ないですが、地面ギリギリのあたりでカットしてもよいです。
プランターの場合は、放置すると土が乾くので、土の上に堆肥を被せて、土の表面が乾燥したら水やりしましょう。休眠期も手入れを続けることで、翌年また収穫ができますよ。また、収穫後は間引きや株分けなども行うとよいです。
みょうがのプランター栽培に挑戦してみよう!

Photo by 森の小人さん@GreenSnap
みょうがは、料理の薬味として活躍することが多い野菜です。病害虫にも強く手入れも簡単なことから、家庭菜園でも人気があります。プランターで育てることができ、マンションなどのベランダでも栽培しやすいですね。
そんなみょうがは強い直射日光と乾燥が苦手なので、半日陰で育てるとよいです。プランター栽培も場合は、特に水切れに注意するといいでしょう。
興味があれば、ぜひともご自宅のお庭などでみょうがを育ててみてはいかがでしょうか。